四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

残酷野蛮を未だ続けるのか

2014-07-22 10:19:57 | 生かされて今日

 ブラジルで開催されたサッカー世界大会は、ドイツが金のトロフィーを獲得、世界の頂点を極めました。民族や宗教間のイザコザはミサイルや戦車や機雷、大砲や自動小銃の軍事力つまり暴力で決着を図るべきではないのです。大昔から人類は棍棒で殺しあって来ました。宇宙へ人を飛ばせる時代になっても、あいも変わらず人殺しが流行り出しました。ロシヤはウクライナに侵入して昔のナチスのように領土を分捕りました。この度のシンガポール航空機の撃墜は300人の無辜の民が殺されました。誠にむごたらしい凄惨な事件です。

イスラエルはガザにて地上戦を継続中、イラクでは同じ宗教の仲間割れで殺し合いをしています。中国は公海の南シナ海で油田採掘や土砂を積み上げて領土を拡大、ベトナムの監視船へ体当たり攻撃をしています。尖閣列島近海での武力による威圧、漁船の体当たりや自衛隊機への異常接近、護衛艦へのレーダー照射などむき出しの牙を向けています。

いったい人類は何度殺し合いをすれば気が済むのでしょうか。暴力に対して暴力で対抗する試みは破綻しているのに、まだ集団的自衛権で戦争が回避できると智慧のないことを言い立てています。暴力で抑止力が高まらず、逆に憎しみと恐怖心を煽るだけだ。平和の党を称するある党は、おのが権力維持のために戦争リスクを国民に背負わせました。

釈尊のお言葉(法句経)をお読み下さい。

『うらみなきによりてのみ

うらみはついに消ゆるべし

こは変わらざる真理なり』

太平洋戦争後、セイロンはこの言葉から対日賠償請求をしませんでした。合掌

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