四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

ふるさと鹿児島への旅(その3)

2012-06-01 05:51:45 | 生かされて今日
 鹿児島経済界の巨人だった岩崎与八郎翁の造られたリゾートに寄りました。観光ホテルの周りには青芝に高々と椰子のそよぐゴルフ場やテニスコート、美術館が配されて、まさに五月晴れの豪華な保養地です。
岩崎翁は東京世田谷に岩崎学生寮をつくり、故郷の貧乏学徒を支援して下さいました。私も幸いに入寮試験に受かり大学生活を200人近い仲間と濃厚な寮生活に恵まれました。朝食付で、洋間の二人部屋で、4年生からは和室の個室でした。人生の友を頂きました。
この寮の土地には明治の元勲、樺山侯爵邸があったそうで、広大な周囲はバラ園でした。近くには今の日本女子体育大学があり、フォークダンスやソフトボールの試合をしました。まさに青春時代を過ごさせて頂いたのです。像を仰いで合掌し恩を報じました。
 ♪マイムマイム踊る寮祭ばら薫る  駿
今ここに立つと岩崎翁の壮大な夢の大きさをしみじみ感じさせて頂きました。海紅豆や南洋の花が咲いて素晴らしい風景に深呼吸し一句。
 ♪帰省子に船ゆく椰子の木の間かな  駿
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