四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

9・11の句会

2010-09-12 07:24:07 | 俳句
 残暑の今日は俳句仲間の勉強会に出掛けました。忘れていましたが今日は9.11、ニュヨークでのテロの日です。旅客機をハイジャックして、アメリカ経済の心臓の高層ビルへ突入、2700人を殺した狂気の事件でした。事件9周年に米国のキリスト教の牧師が、イスラム教の聖典コーランを焼却すると宣言して、寛容なき宗教者の醜さを曝しています。平和を求める宗教者が復讐しあうとはなんと愚かなことだろう。
 10人集まった勉強会ではこの八月惜しくも乳がんで死去された女流歌人、河野裕子さんの短歌や講演の要旨を学びました。肌触りの生々しい恋の歌や闘病10年や夫婦間の歌など皆真剣な顔で聞いてくれました。2句提出の句会での高点句は次の通りです。

♪河野裕子の乳房に当つる氷菓かな  とも子
    ♪匙とめて氷菓くづるる親不孝  とも子

♪くれなひの飛散るブーゲンビリア8・15  駿
    ♪そこはかと夜なべの妻のとがる肩  一歩

♪妙齢のひとり混りて暑気払  白童
コメント