四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

残暑きびしいガイド

2010-09-06 10:01:47 | 生かされて今日
 蒙古来襲のころの鎌倉時代に北条実時の持仏堂がその子と孫と3代約75年にわたり拡張されて、大伽藍称名寺となりました。鎌倉幕府が1333年崩壊し、有力なスポンサーを失い疲弊しましたが、家康や江戸の豪商、伊藤博文、財閥の大橋新太郎夫妻らのお布施、県市の支援を得て金沢文庫や浄土式庭園、3つの裏山の景観、仁王門などがのこされたのです。横浜に唯一国宝があるのはここです。
 火焔のごときクラクラする炎天、朝10時から15時まで4人の横濱金澤シティガイド協会の仲間で無償の案内をしました。私は2組4人とのご縁で、岐阜県郡上八幡からと宇都宮からの方々でした。
 写真は江戸時代に再建された仁王門の飾りで、唐獅子とバクです。バクは中国の想像上の動物で、人間の悪夢を食べてくれるものだそうです。
人間が他の生物よりも長生きし過ぎて、この大型生物を養う地球の負担が限界に近づく悪夢を平らげて欲しいものです。この100年来の酷暑も地球の悲鳴かもしれません。小欲知足の暮しを生活に生かしたいものです。
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