四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

京都を歩く(その1洛北)

2010-07-05 06:07:45 | 生かされて今日

 リュックを背負って梅雨の京都駅に降り立ちました。これから3日間、きままに京を歩く一人旅です。駅ビルにある観光案内所で地下鉄バスフリー券(二日間2千円)を買いました。この乗車券は手当たり次第に乗れる安心感がいいですね。流石に古都の案内所は立派で親切に教えてくれます。
 いの一番に目指すのは世界遺産の上賀茂神社、小学生の一団に混じり茅の輪をくぐり半年のちりあくたを祓いました。国宝の神殿には近寄れませんが、やしろを流れる清流に木洩れ日が射し、瀬音のすがすがしさを耳に古人の祈りを感じます。流れの石に腰掛けていると夢とうつつの境がなくなり立ち去りがたい気がしました。神のまします聖地なのでしょう。森の自然と一体の簡素な印象で、お寺と違って入場料はありません。ありがたいです。
 京都の川は「鴨川」と信じていましたが、この辺りは「加茂川」と云うことを知りました。この旅で京はホントに水に浮ぶ都だと実感しました。御所の地下には豊かな伏流水が流れているそうです。川沿いの遊歩道は散歩やランニングの方々が暮しを楽しんでいる風情でした。やはり京都は心のふるさと、歴史が違いますね。

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