四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

花の王、ぼたん咲く

2010-04-23 18:10:58 | 俳句
 ♪牡丹散つてうちかさなりぬ二三片   与謝蕪村
 ♪ぼうたんの百のゆるるは湯のやうに  森 澄雄
 ♪白牡丹といふといえども紅ほのか   高浜虚子
 
 わが金沢区の花は牡丹です。内海の干拓を江戸時代から代々200年もかけて最後に完成させた永島亀巣(ながしまきそう)翁の野島にあった豪邸に牡丹園があったそうです。称名寺や金沢文庫の復興に私財を投げ出された大橋新太郎氏の別荘にも亀巣邸から株分けした牡丹園が有名だったことからの区の花にされたそうです。元は中国の花で、豪華絢爛な花ですね。もう初夏の花です。
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