歌人・吉井勇は京都祇園を愛した耽美派として有名です。この方のおじいさんは、薩摩藩士で徳川幕府を倒した維新の志士、公爵になつた吉井友実(ともざね)です。西郷さんや大久保利通の友達でした。白刃をくぐりぬけた薩摩ッぽでワイルドな祖父に、酒と舞妓はんを愛した孫が生まれて面白いですね。
「つくづくと良寛の字を見てあれば風のごとしも水のごとしも」
「句を読みて泣かむか世をば怒らむか一茶はまこと寒く生きたり」
「叱られて悲しきときは円山に泣きにゆくなりをさな舞姫」
「つくづくと良寛の字を見てあれば風のごとしも水のごとしも」
「句を読みて泣かむか世をば怒らむか一茶はまこと寒く生きたり」
「叱られて悲しきときは円山に泣きにゆくなりをさな舞姫」