四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

倒幕の士の孫ー吉井勇

2006-08-04 18:57:45 | 歌の花束
 歌人・吉井勇は京都祇園を愛した耽美派として有名です。この方のおじいさんは、薩摩藩士で徳川幕府を倒した維新の志士、公爵になつた吉井友実(ともざね)です。西郷さんや大久保利通の友達でした。白刃をくぐりぬけた薩摩ッぽでワイルドな祖父に、酒と舞妓はんを愛した孫が生まれて面白いですね。

「つくづくと良寛の字を見てあれば風のごとしも水のごとしも」

「句を読みて泣かむか世をば怒らむか一茶はまこと寒く生きたり」

「叱られて悲しきときは円山に泣きにゆくなりをさな舞姫」
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