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のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

私の国、あなたの国

2007-05-29 | 日記
 「日本人良くやったね。彼女はとってもきれいだったよ。おめでとう。」と言われました。幸い出かけ際にニュースを見たので、それがミス・ユニバースのことだとすぐに分かりました。「私は彼女の映像を観ていないのだけど、日本人が優勝したのは48年ぶりだそうです。」と言うとビックリして「それは本当におめでとう。」と言われました。「おめでとう。」か…。
 その後も何人もの人に彼女の優勝のことを言われ、その度に「おめでとう。」と祝福していただきました。そして私はその度に「おめでとう。」という言葉に反応していました。
 日本人として日本人が優勝したことに誇りをもっていても、私に「おめでとう。」と言われるのはなんとなく不思議な感じでした。もしもブラジル人が優勝していたら、私はブラジル人の友達に「ブラジルの人が優勝したね。美しさに魅了されて彼女が絶対に優勝すると思ったわ。」などとは言っても、きっと「おめでとう。」という言葉を言う感覚はなかっただろうと思ったのです。これがサッカーや野球などのチームスポーツの優勝だとしたら間違いなく「おめでとう。」と言ったことでしょう。それだけ私の中には自分の国、あなたの国という意識が薄いと思ったのです。
 「おめでとう。」と言われる度に、自分が同じ日本人であることを誇りに思い、自分が何をしたわけでもないのに、幸せな気持ちになりました。人に幸せを運ぶこと、またひとつ学びました。

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normal (yoshiy)
2007-05-31 13:51:39
いつも楽しみにブログを拝見しています。

私の国、あなたの国を読み書込をしたくなりました。

15年くらい前でしょうか?当時アメリカで勉強していた時、私にも似たような出来事がありました。余り英語が得意で無い私に周りのアメリカ人がニコニコした顔で『normal』「normal」と話しかけてきました。私にはサッパリ意味がわかりませんでした。その出来事は暫く続き『昨日も良かった』『normalは凄い』と言われたりしました。勘の鈍い私はそれでも気づかず、理解出来るまで2週間ほどかかりました。実は『野茂投手』のことでした。イチロー・松井選手等の先人となり大活躍した野茂英雄選手の活躍を褒め称えての賛辞を私に向けていたのでした。当時言葉も喋れず萎縮していた私には素晴らしい力になりました。当時『国』という考えを改めて感じさせて貰ったことも勉強になりました。そんな野茂選手が最近『現役続行』と題して飲料水のコマーシャルに出ています。以前力を貰った『野茂選手』頑張れ!って思いです。

ノンノンも皆の夢のため、己のため頑張って下さいね。
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yoshiyさま (のんのん)
2007-06-04 06:31:56
外国にいると“日本人”として自分を見られるので、
こういう時に、自分が“日本人”であったということを改めて感じ、
自分も“日本人”としてしっかり生きたいと思います。
気の遣いかたも様々で、勉強になります。

野茂選手あっての今の皆さんのご活躍ですから、
野茂選手を称える声が今だによく聞かれるのを
嬉しく思っていました。
そして、そう題したコマーシャルに出ているということを知り
私も同じ気持ちになりました。

野茂選手、そしてyoshiyさまも大きな目標達成のために頑張ってください。
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