のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

1年と2か月

2009-05-31 | 仲間
 いよいよ今日、友達がラスベガスを去って行きます。午後から、アパートを引き払う手伝いをしました。仲間や自分のために、彼らが持って行かない物を頂いて、また、寄付できそうな物も頂くと、車が物でいっぱいになりました。
 伺った時は、今晩発つというのにこのままで大丈夫なのか、と思うほどでしたが、片付くものです。友人がラスベガスに来て、必要なものを揃えるのに付き合ったのが、1年と2か月前。あの時買ったものがどんどんと部屋から運び出されて、すっかり何もない部屋になりました。
 一度私は自分のところに戻り、頂いた茣蓙をすぐに敷きました。茣蓙の上に座るとひんやりと気持ちの良いこと。この夏は少し快適に過ごせそうです。こんなに快適なら、早く自分で買えば良かったのでしょうが、ここに座り、この心地良さを感じる度に友達のことを思い出せるのもまた嬉しいことです。
 その後また、彼らと彼らの仲間と集まり、最後の最後のひとときを過ごしました。もう空港へ向かうという時に、友人はようやく実感が湧いてきたと言って淋しがっていました。旅立ちは、少々の不安があってもワクワクするものです。そして、残される者はとても淋しいものです。でも、大きな組織から離れて、自由に羽ばたいている彼の姿を目に浮かべれば、彼を笑顔で見送ることもできます。
 彼らは日本へ帰らずに、モントリオールでしばらくの時を過ごします。あの素敵な街で暮らせるとは、少し羨ましいです。そしてあの街なら、彼の才能も充分に生かされることでしょう。
 彼らとの出会いに感謝して。

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