のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

みなで劇場へ

2013-07-07 | KA
 トレーニングルームでミーティングがあり、火曜日からのリハーサルのスケジュールを伝えられました。ショーの再開は、早くて十六日と言われていますが、この一週間の様子をみて、最終決定をするそうです。
 その後、みなで劇場へ行きました。リフト5はパスレイルと同じ高さに上げられていました。私は、しばらく遠くから眺めていました。近付いて、祈りを捧げている人も居ました。上を見て、指を差しながら話している人も居ました。改めて眺めると、本当に高さがあります。
 彼女が落ちた舞台がリフト5であることは、分かっていました。自分が踊る舞台がリフト5であることも、もちろん分かっていました。でも、それが同じ舞台であることが、結び付いていなかったことに気付きました。リフト5は破損があり、修理をしなければならなかったことを知りました。出来るかもしれないという気持ちが、少し後退している自分が居ました。
 楽屋のサラの場所へ行きました。同じ楽屋の仲間と、明日のメモリアルサービスで飾るものを決めることになっていました。残念ながら、シェリーと亜梨ちゃんはお休みで、ジーナを中心に、ズラ、ジェニファーと思い出を話し、笑ったり泣いたりしながら、楽屋に残されたものを見つめました。ご家族のみなさんが、彼女が過ごした楽屋を訪れることが出来ますように。
 帰宅後、ご飯を食べると、とても疲れて横になりました。一度起きて、秋祭りのことをすると、また横になりました。それから友人が、心も体も温まるというイギリス料理の手作りパイを持って訪ねてくれ、しばらく話しました。重なった衝撃がまだまだ残り、不安を抱えたままリハーサルが始まります。一歩踏み出せば何か変わるかもしれない、何か始めれば先が見えてくるかもしれない、そう伝えました。気が紛れ、ありがたい訪問でした。