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のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

もしやあの人は

2009-05-29 | KA
 ニューヨークに旅行中の友達から電話がありました。どうしても知りたいことがあると、『KOOZA』の休憩中に。質問は、ショーの中に素晴らしいダンサーが居て目が離せないのだけれども、それはミスティアのレッドバードをしている彼かと。確かに憧れのロスくんは、『KOOZA』で踊ることがあります。ニューヨーク公演ということで、会社も力を入れて彼を送りこんでいるかもしれません。早速彼に問い合わせてみました。すると、「今僕はラスベガスだよ。でも『KOOZA』はニューヨークだよ。」との返事。彼に今ニューヨークに居るのか質問した訳を伝えると、「僕が『KOOZA』で踊る時はその役をするんだよ。」と教えてくれました。それにしても、あの素晴らしいダンサーは、あの人かもしれない、と思われるってすごいことだと思います。

 自転車で転んだことを友達に説明する時に、腑に落ちないことがありました。それは何なのかが、今日になって分かりました。
 私はあの時、右に倒れました。自転車は当然のことながら脚と脚の間にあります。ですから、道路の上に右脚がありそのうえに自転車があり、その上に左脚があることになるのですが、打撲は左足内側。よく、事故の瞬間はスローモーションになるという事を聞きますが、私の場合もそうだったのでしょうか。バランスを崩しきるまでの時間は何秒かあったと思うのですが、実はそうではなく、瞬時に地面に倒れ、上にある左脚が自転車に叩きつけられたのでしょうか。
 自転車と地面に挟まった右脚は無傷で、上になった左足がひどい打撲という事が未だ説明しきれないところです。

 嘘ということが分かると、自分がその嘘を見抜けなかっただけなのに、どうしてもその人のことを悪く考えてしまいます。そして、他のことまで取り上げて、さらにその人のことを悪く考えてしまいます。私はまだまだ人が出来ていません。そんな心で舞台に臨むことが、もしかすると私にとっては一番怖いことかもしれません。私の心はすぐに踊りに現れてしまうのです。

 ふっくらしたほっぺたがかわいいナエミは“O”から来たアーティスト。おとなし目で、自信がなさそうに見えるのですが、実は懸垂を23回もしてしまう実力の持ち主。新しいアクトも二週間で出来るようになったそうです。
 今日は、その彼女とすれ違う事が何度もありました。今日の私の心を、彼女の控えめな姿が和らげてくれました。

 二回目のショーは、ドラムを実際に叩けないほど湿度があったのですが、私のフルートは意外と平気と思われました。ところが、舞台に立つと、スカートに絡まること。恋をしながら、何かと闘わなくてはならないようでした。