罪悪感

　今日はブルークラブが特売だというので「カニ汁にしよう。」と３杯購入してみました。夕食まで時間があるので呼吸が出来るようにして、気温が高くなってきたので冷蔵庫のほうがきっといいと思って冷蔵庫に入れました。
　さて、いよいよ「カニ汁！」と思ってカニを取り出し洗い始めました。しかし、動いているカニさん達を見ていたら申し訳なくなってきて、そのすぐ横には金魚が泳いでいて…食べられてしまう魚もいて、こうして生きている魚もいて…そしてこのカニさん達は食べられてしまう…。せめて熱いお湯に一気に入れたほうがいいのかしら、とお湯を沸かし始めると、流しに居たカニさんがガタンと動きこちらを見ました。「お願いだからこっちを見ないでくれる…。」罪悪感いっぱい。
　しかしこのカニさん達を飼うわけにはいかないですし、カニ汁になっておいしく頂くのがこのカニさん達の運命、と言い聞かせて、目を瞑りながらお湯の中に入れました。ごめんなさい…。
　食事の前の“ボナペティ”は日本語でなんと言うのか質問されることがあります。“いただきます”と答えた後に必ず「意味が少し違うのだけど…。」と付け足します。今日は意味深く、カニ汁の前に改めて「いただきます。」言うことになりました。