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のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

ジェイソン・Bありがとう

2012-07-26 | Weblog
 ピエールルックが、KAの漫画をくれました。ロスアンゼルスの本屋さんで見付けたそうです。とても嬉しいです。
 何年も前に、舞台に立つ一回り年上の大先輩が、「身体の調子が悪くなった時、それは、女性としての機能を使っていないからかもしれない。」と教えて下さったことがあります。そのことが、いつも思い出されていました。昨晩調べたことと、そのことを思い出しながら、この数ヶ月間の体調不良は、それだったのではと思いました。手首の原因は、まだ分かりませんが、痛みがあっても付き合っていけるようにはなりました。
 少し苛立っている感じがありました。アーティストが来る時間と分かっていても平気でケーキを食べていたり、仕事をしながら聴いている音楽が気に入らないと仕事の手を止めて曲を変えたり、舞台袖でキャーキャー声を上げたり、お客様に見える位置に居ながらちょっかいを出したり、許容出来るようになったどうしようも無い日常が、今日は我慢できない日でした。
 トレーニングルームで身体を動かし、舞台裏へ移動しようとしていると、
「ノリコのこと観ているの、とても楽しかったよ。」
 ジェイソン・Bは、昨日のショーを観たそうです。私は急いでいたので、「ありがとう。」とだけ言って、ショーに臨みました。
 少し苛立っている感じの日でしたが、彼のお蔭で気持ちが穏やかになりました。気持ちが穏やかになると、腕の状態がいつもと違うことに気付きました。昨晩、身体の調子が良かったので、ショーの後に走ったのは良いとして、いろいろと余計なことまでしました。それが、腕にきているようです。スカートに絡まることが多かったのは、それと関係していたのでしょうか。
 ジェイソン・Bに、気持ちを切り替えてくれてことも付け加えながらもう一度お礼を言うと、
「昨日はね、近くの席だったから全てが見えたんだ。いつも良い演技をしているのは知っているけど、キューの演技の細かいところまで配慮しているのがよく見られたよ。」
 身体の調子が良くなり、“色”をつけられるようになってきたところです。良い時に、観てもらえました。
 舞台に立ち、丁寧にと思いながらも、それでは今の状態に何か足りないのではないかという思いがありました。迷いは動きに出てしまうと、他に付け加えることがないのか、踊り始めるぎりぎりまで考えていました。そして、今もう始まるという時に、「一つ一つの動きを確認しながら。」と。お蔭で、少し急いた感じを調整しながら踊ることが出来たようです。
 スレイヴケイジに出て行く前、ステファンは、
「ノリコの役、ダイアナっていう名前なの?」
 小道具が置いてある机を指差して、
「ここに書いてあるから。」
 チーフ・アーチャーズ・ドーターと言われることの方が多いので、この役に名前があるのを知らない人は多いと思います。

良い緊張が出来るように

2012-07-25 | Weblog
 明日、水彩画のクラスがあるかもしれないと、宿題をしていました。先生のように、さささと色を付けていけないので、時間が掛かります。私は思い切りが悪いので、水彩画には向いていないかもしれないと思ったり、もしかしたら、これで思い切りの悪さを鍛えられるかもと思ったりしながら、ちまちまと色を塗っていました。そして気付くと、もう二時四十八分!一時間と思って始めたのに、大変な時間になっていて、急いで出掛けました。と言っても、決められた練習が入っているということではないので、遅刻ということはありません。
 今日は元気でした。これが普通なのですが、四ヶ月近く、この身体はありませんでした。もしかすると、身体のリズムの関係で、普通より気が急いていたかもしれません。落ち着いて丁寧に、と言いながら舞台に出て行きました。昨日よりも良い緊張があり、少し強くはありましたが、緊張ができるようになったことも、元気を裏付けていると思いました。
 KAの漫画をシェリーが持っていて、見せてもらいました。最後に登場人物の写真があり、思わず、
「あ、ゲイルなのね!」
 そしてすぐに、配慮が足りなかったことに気付きました。ごめんなさい。
 小さな男の子が、大人に埋れながらも、手をいっぱいに挙げて拍手を送っていくれていたのが嬉しかったです。
 フランスに電話をするのに、フランス語を確認すると、不定冠詞が抜けていることを教えてくれました。いろいろな国の人が集まっていると、こういう時、すぐに訊くことができるので助かります。
 もわっとしない夜です。窓を開けておくと涼しいですが、一人のアーティストが遭った恐ろしい出来事のことを考えると、しっかり戸締まりして寝ようと思います。

『ナイチンゲール』リハーサル見学

2010-03-01 | Weblog
 ネバダバレエシアターのダンサー達に『ナイチンゲール』の振付をしているゲイルに招待をして頂き、リハーサルを観に行きました。ネバダバレエシアターは、元々はクラッシックバレエを中心に公演をしていたと思うのですが、ディレクターが変わってから、いろいろなダンスをしているように思います。ゲイルの振付もまた、クラッシックバレエから外れたものでした。
 その動きが大変そうなダンサーと、どうにでも身体が動かせるダンサーが居て、面白かったです。ゲイルが見せたいと言っていた、森のシーンは、構成も面白く、舞台で見るのが本当に楽しみです。ダンサー達が、ゲイルに注目して、一言一言を漏らさないように聴いているのが印象的でした。みなさんに温かく迎えて頂き、楽しく刺激になる時間でした。
 車を買って一年が過ぎ、車両登録の更新をするに当たって、スモッグテストと言うものをしなければなりません。どこに持って行くのが良いのか分からず、広告が入っていたところを当たってみると支店へ行くように言われ、そこへ行くと、陽気な人達が手際よく済ませてくれました。テストには合格したので、これで再登録の手続きが出来ます。期限は4日まで。早く済ませたいと思います。

アメリカで陪審員になるの?

2009-09-06 | Weblog
 明日のフライトのチェックインをすると、洗濯をし、郵便受けを確認しに行きました。ん、陪審員召喚状…。木曜日は仕事がありますし、どうしたものでしょう。それから、金魚くんの水草を買いに行きました。帰ってからもう一度召喚状を読むと、アメリカ国民でなくてはならないと書いてあります。私はいつの間にかアメリカ国民になったのでしょうか。確認しなくてはいけません。
 しばらくラスベガスを留守にするので、他にやることはたくさんあるのですが、明日は長距離ドライブになりますし、早目に寝ることにします。

お花とティラミスどうしよう…

2009-07-27 | Weblog
 夜は夕食に招待されていて、また、昼はバレエのレッスンも受けたかったので、朝から快活に活動をしていました。ところが、招待してくれた友人の調子が悪いとのことで、夕食会は延期になりました。一緒に行く予定だった友人に連絡をすると、こちらも調子が悪いとのこと。どうも今日のこの暑さで、身体が熱くなり過ぎてしまったよう。二人ともゆっくり休んで、早く元気になりますように。
 中止となると、用意したお花はこの部屋に置くことになり、暑いこの部屋の中ではかわいそうです。また、昨日作ったティラミスはとても一人では食べきれません。どうしたらいいのかしばらく考えているところです。
 時間が出来たので、昨日ココアパウダーを分けて頂いた友人用に作ったティラミスを、ここで召し上がって頂きながら、しばらく話をしました。久しぶりに人を招きました。と言っても、本当に急でしたので、部屋の中は散らかったまま。ティラミス以外は何もなく…。でも、たまにはこういう事もするものです。とても楽しかったです。
 友人が帰ってから、少し部屋を片付けました。明日から仕事。すっきりとした生活を始められるように。

高い!

2007-11-07 | Weblog
コンタクトレンズがなくなりそうなので、眼科へ行きました。
 視力はあまり変わっていないということでしたが、処方箋を見ると度数は『-6.75』と、一段階強くなっていました。
 そして1箱65ドル!日本で買った時は、20ドルぐらいだった気がします。メガネだけではなく、コンタクトレンズもこちらでは高いです。


 「サインをしてください。」とメモを付けて置いてあったプログラムを開けると、紙質が違います。新しくなったようです。そして光沢のない紙。これで同じ価格でしたら、申し訳ないです。

ステファンさんとガントリー

2007-06-22 | Weblog
 1回目のショーにアメリカン・シアターの方々、何か劇場関係の方でしょうか、200人と、ミスティアのみなさんがいらっしゃると聞いていました。
 私にはいつもと何か違う、久しぶりという感じのドキドキがありました。こんなに初めから緊張しなくてもいいのに、と思いながらも、終始緊張していました。こういう緊張はいい方に出るからね、と言い聞かせることが唯一できることでした。
 ミスティアのみなさんはどういう目で観るのだろう。仲間としての温かい目なのか、厳しい目なのか。それとも、単に一観客として素になって観るのだろうか。そんなことも考えていました。
 ソロの部分は終わる前から拍手をいただき、最後まで無事に終わりました。舞台が下りると、ふう、とまずは大きく息を吐き、ケイジから出ながら「ありがとうございました。」と言いました。温かく見守っていただけたようです。

 ショーが終わるとすぐに、ステファンさんにお会いしました。彼はクリエイションの当初からKAに関わっていたスタッフで、私達がモントリオールにいるとき、ラスベガスに劇場の工事の様子を見に行っては、あの大きな舞台を動かす機械、ガントリーの話をして下さいました。ガントリーの工事がうまくいかずに、ショーの初日は何ヶ月も遅れた訳ですから、もちろんここラスベガスにみなで移動してからも、彼はいつもガントリーの状況説明をしていました。
 最近は調子よく動いているガントリー、今日もガントリーはきれいに動いてステファンさんもご満足のことだったと思います。久しぶりにご覧頂いたKAも喜んでいただけたようでした。

藤城清治光と影の世界展

2007-05-15 | Weblog
 ビザの申請、まずはこれをしないとアメリカへ戻ることは出来ません。滞在中に収得できることを祈りながらアメリカ大使館に向かいました。門を入るまでの待ち人数は相変わらずでしたが、その後、中に入ってからの長い列がなく、お蔭で友人の美声、繰り返される録音での書類確認案内も聞けずに、建物の中に入りました。
 パスポート申請で却下された例の写真にて再び挑戦。しかし今回も却下。リベンジならず。
 手続きはスムースに行きました。思ったよりも早く終わり、友人のランチタイムまで約2時間、町をぶらぶらしていました。訳あって自分の過去を振り返りながら…。
 友人は一緒に働く7人のお友達を連れてきてくれて、しゃぶしゃぶとすき焼きのランチ。KAを観に来てくださった方も、大使館で働く前にMGMで働いていたというアメリカ人の方もいらっしゃいました。みなさんとても良い方で楽しいときを過ごすことができました。

 横浜へ戻り東口をぷらっとしていると『藤城清治光と影の世界展』の案内が。母が定期購読していた“暮らしの手帳”で目にしていた彼の作品。惹かれるものがあり、そごう美術館に吸い込まれました。
 絵を観て思わず涙が出たのは、中島千波さんの桜の絵を小布施に観に行って以来。影絵、光と影…作品の緻密さ大胆なカット、色使いや構図、夢の広がる展示の仕方…力強く温かく、本当に素敵な展覧会でした。今月26日まで開催のこの世界展、みなさんにも是非ご覧いただきたいです。

 夜は家族で集まって日本料理を。今泳いでいたイカがお刺身になって出てくると透明でとてもきれいでした。足は切っても動いていて…日本のものでもまだいただいたことがないものはたくさんあるようです。
 明日が、幼稚園の子達も学校の子も、会社の方々も遅くまでお付き合いいただきありがとうございました。