2022年11月3日(木曜日)文化の日:午前5時30分:[ 9c/ 21c/10% ]{ Getup0430 } 快晴
自転車の後タイヤの空気が漏れるので、虫を仕替えたがダメ。どうやらパンクしているようだ。タイヤのチューブも弱いが、タイヤそのものは横割れしている。確か、10年以上前にネットで買って、苦労して交換したのだが、当時は安かろう、悪かろうの中国製だったのかもしれない。今は、違う。
今日の文化の日はタイヤのパンク直しと、昨日の後片付けで終わりそうだ。
女子ゴルフの録画を見ていたら、最近、私が気になるパターの「逆手握り」が、まるで流行しているようだ。あの銀メダルの稲見もねや小祝さくらも逆手。青木セレナや若手の桑木志穂までも。
右利きの選手が、パターのグリップだけ逆手で持つのは、長い目で見ると、アプローチなどの距離感が狂ってくる。人の身体は微妙なのだ。生まれた時から、利き手でボールの本能的な距離感を育てている。練習を通じて、どんどん、正確性が生まれるのだ。
アプローチやバンカーまでも逆手でするなら、それもいいけど、パターだけ逆手にするのは、一種のイップスの後遺症である。いつもと違う感覚が特別な集中力を生むから、最初のころはそれがうまくいく。
うまくいくと、逆手こそ私のスタイルとばかり、ドンドン練習し、身に着けようとするから、こんどは、本来持っていた右手の距離感が混乱し、微妙に壊れてくる。運動神経の感覚が壊れてしまうと、もう、元には戻せず、なかなか、思うようにはいかなくなる。
年々ライン読みや距離感は上達するので、ホールまでの絶妙な距離感をジャストタッチで実に見事に打つが、下りラインでない限り、常に「ああ、惜しい!」と叫びたくなるほど、1センチから15センチの範囲内で、外す。50センチから70センチ遠くまで打てれば、全部入って、ダントツ優勝だ、と言えるほどの「弱いパター」を繰り返す。
怖さ知らずの若手は、ガンガン攻める意識が強いので、FF回転するボールがカップに吸い込まれて、優勝をもぎ取っていく。いつでも上位に食い込んでくる実力のある有名選手が、時期を過ぎると、どうしても、優勝できない原因は、常にパターにあるし、そのパターの名手になるには、逆手は危険だという気がする。
勿論、グリーンキーパーのベテランが育つようなゴルフ場の運営に余力がないし、「コースコンディションは最高」などと大会会長や解説者は言うけれど、見た目だけの綺麗さの裏側に、グリーンだけで1億円や2億円かかると言われる造成から管理まで、万全にするのは容易ではない。面は下の土壌が経年変化して凸凹になるし、表面の芝生だって、張替えせずに、種を撒いて誤魔化したら、芝目が微妙に変わってくる。
打ってみないと分からない、と百戦錬磨のベテランが言うほど、難しいラインが出てくる。そんな微妙なラインをジャストタッチで狙うのは、神業。無視して強気で狙う方が、入るのだ。もっとも、強気で打っても、FR回転では、話にならない。ボールは常にFF回転でなきゃいけない。