中国でのいろいろ

中国での生活、出来事をぼちぼち綴っていければと思っています。

蘇州 観前街の緑楊ワンタン店

2023-06-15 00:06:15 | <蘇州>食事・喫茶

国土の広い中国で、基本的にどこに行っても食べることができる料理の一つがワンタン。

中国語で馄饨(hun tun)、IMEで変換すると出てくる雲呑は広東語です。

 

 

緑楊ワンタン店は、蘇州の老舗ワンタン屋さんで、蘇州市内に数店舗あります。

たぶん、蘇州人なら誰でも知っているお店なのだと思います。

 

 

観前街の店の前には、緑楊ワンタン店の由来を紹介する置物があります。

読んでみると、小吃の店として清代の1802年に始まったようです。

 

 

観前街店の場所は、玄妙観の近く観前街からひとつ南側の通り、太监弄にあります。

余談ですが、最近、観前街で外国人に声をかけるニセモノ時計商売人が復活しています。

中国人と大差のない服装のつもりでも一発で見破られます。彼らの目を侮ることはできません。

 

 

老舗四川料理の川福楼の対面側です。

間口の小さい店なので油断すると見過ごすかもしれません。

近くにはこちらも老舗蘇州料理の松鶴楼もあります。

 

 

実は中国に来るまで、ワンタンを食べたことはありませんでした。

水餃子も1度食べたことがあるぐらい。

水餃子はお湯で茹でた後に取り出して醤油や黒酢、辣油を付けて食べますが、

その食べ方を知ったのは中国に来てからです。

ワンタンと同じようにスープの中に入っているのが水餃子だとずっと思っていました。

 

 

それに大きいのが餃子で小さいのがワンタンだとも思い込んでいました。

中国の大ワンタン(普通のワンタン)は餃子と同じ大きさ、もしくはワンタンの方が大きかったりします。

小ワンタンは、確かに小さくて具がほとんど入っておらず、ツルっとした皮の食感を味わう感じで、

強引に例えるとエースコックのワンタンメンのワンタンに近いです。

 

 

緑楊ワンタン店のスープはちょっと優しい感じの鶏スープ。

安いワンタンのお店はどこにでもありますが、スープの味は塩と化学調味料だったりします。

ワンタン自体の味はどの店で食べてもそんなに大差ありません(と私は思います)。

 

 

小籠包も人気です。蟹粉小籠包(25元)を頼んでみました。

値段は10年前と比べると3倍以上値上がりしています。

ちなみに最初の写真のワンタンは、香菇肉馄饨(椎茸と肉のワンタン)で18元。

もう1枚の写真のワンタンは荠菜肉馄饨(ナズナと肉のワンタン)で18元。

どちらも一番安いワンタンです。

 

 

ここの小籠包は、無錫小籠包に近い味だと思います。

熱々の甘いスープがたっぷり入っています。

どちらかというと甘くない小籠包が好きなので甘い小籠包には黒酢をつけて頂きます。

 

 

食後に地下鉄4号線の察院場駅から、楽橋駅まで新しくできた地下道、察楽TOD通道へ行ってみました。

この地下道を作った目的は何なのかはよく分かりません。

 

 

店があるわけでもなく、本当にただの長い地下通路。

昔はこの辺りに人民路を横断するための地下道がありました。

その地下道には小さな店が並んでいて、薄暗くて人も多くてスリもたくさんいたと思います。

 

 

今の地下道は所々にオブジェや展示物もあってとてもきれいです。

でも。。人はいません。

真夏になると老人たちが孫を連れて涼みに来るようになるかもしれません。

蘇州では夏になると涼みに来る人達のためのスペースが設けられる地下鉄駅もあります。

 

 

この日は蘇州園林カードの更新にも行ったのでした。

同じような機能の休閑カードはオンラインで更新できるのですが、

園林カードだけは未だにパスポート非対応、窓口まで行く必要があります。

数回園林に行くだけで元は取れるので、毎年窓口に行っています。

 

 

今年は例年より暑くなるのが少し遅かった気がします。

旧暦で考えるとまだ4月末なのでそんなものなのかもしれません。

でもさすがにもう最高気温は30℃を余裕で超えるようになりました。

暑いのは苦手です。。なかなか外に出かける気になりません。

 

 


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