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中国でのいろいろ

中国での生活、出来事をぼちぼち綴っていければと思っています。

黒竜江省 ハルビン 蘇州から高鉄でハルビンへ

2023-02-02 00:02:02 | <黒龍江省>

今年の春節は日本への一時帰国を諦めて、久々の中国国内旅行へ出かけてきました。

冬らしい場所と言えば東北地方、こちらも久しぶりに極寒&白銀の世界へ。

 

 

交通手段は往路が高鉄(中国の新幹線)、復路は飛行機にしました。

蘇州からハルピンまでの高鉄は蘇州北駅から乗車します。

 

 

東北へ高鉄に乗って行くのは本当に久しぶり、2014年に蘇州から長春へ移動した時以来かも。

ハルピンまで乗るのは初めてです。

新型コロナの影響もあって、2020年を最後に高鉄を使った長距離移動はしていませんでした。

 

 

蘇州北駅から終点のハルビン西駅までの営業距離数は2341km。

(始発駅の上海虹橋駅からは2422km)

乗車時間は11時間40分で、2等席(普通席)の運賃は968.5元です。

日本の鉄道で例えると、鹿児島中央駅から函館駅までぐらいの距離(2344.2km)になります。

新幹線のみだと鹿児島中央から新函館北斗まで2326.3kmで、所要時間も大体同じぐらいです。

 

 

南京までは約1時間半ほど。

南京南駅を過ぎると間もなく長江を渡ります。

いつ見ても大きな川、そして速度が速いので何度挑戦してもうまく撮れません。

(動画を撮って切り出せばいいのですが、意地になっています)

 

 

長江を渡ると次の停車駅は安徽省の滁州、その次が蚌埠南です。

どちらの駅も少し長く停車します。

蘇州北から蚌埠南までの乗車時間は約2時間、外に出て足腰を伸ばします。

 

 

蚌埠南の次は徐州東なので、ここで再び江蘇省に入ります。

上海から東北方面に向かう列車は、以下のような順に移動します。

上海→江蘇省→安徽省→江蘇省→山東省→天津市→河北省→遼寧省→吉林省→黒竜江省。

 

 

次の停車駅は済南西駅、山東省に入ります。

ここまで約3時間ちょと、済南は山東省の省都です。

済南西駅を発車するとまもなく黄河を渡ります。

今まで何度も見ているハズなのですがどれが黄河だったのか確証がなく、

今回はスマホナビで位置情報を確認しながら。。

 

 

これだったのか。。黄河。

黄河も済南あたりでは下流なのに大河とは思えないレベルの川幅になってしまうので、

場所が分かっていないと黄河なのか有名でもない他の川なのか運河なのか区別がつきません。

 

 

無事に黄河も確認できたので、ビールを飲んで一休み。

中国の鉄道は車内販売が充実していて、いろいろな物が売られています。

高鉄でも弁当、おかし、飲み物、アルコール類などなど売っていますが、

弁当は高くて不味いので有名?です。

 

 

それでも以前は弁当を買う人も多かったのですが、最近は少ないようで、

私の乗った車両で車内販売の弁当を食べている人はいませんでした。

今は私も買わずに、食料や飲み物を大量に持ち込んでいます。

 

 

天津市までは5時間半ほど、もう日が傾き始めています。

天津にある会社さんのお仕事を頂いていたのがもう7年ほど前、ちょうど大爆発事故があった時でした。

そのころは天津西駅もよく利用していました。

車窓の景色は7年前とあまり変わらない気がします。

 

 

天津市、河北省から遼寧省へと気温がどんどん下がってきます。

集中暖房のボイラーや農家の煙突から石炭などを燃やす煙があちこちから立ち上っています。

天津まで来ると川も凍ります。

 

 

河北省北戴河の名前は中国関連のニュースで何となく聞き覚えがある方もいるかもしれません。

共産党指導部や引退した長老たちが毎年夏に非公開の会議を行い重要な政策が決められるという、

北戴河会議が行われる場所です。

 

 

冬に車窓の景色が楽しめるのは、河北省の唐山や北戴河、秦皇島ぐらいまでです。

東北三省と呼ばれる、遼寧省、吉林省、黒竜江省。

三省の最も南の遼寧省から最も北の黒竜江省まではまだあと4時間半。。

遼寧省の省都、瀋陽に到着する頃にはすっかり日が暮れて何も見えなくなります。

 

 

久しぶりの吉林省長春市には立ち寄らずに黒竜江省へ。

長春を過ぎると線路沿いにはもう外の灯りはほとんどありません。

春節を祝う花火だけがあちらこちらで光っています。

定刻通りに終点のハルビン西駅へ到着。

春節で実家に帰る人達や観光に来た人達、多くの人が終点で降りました。

 

 

この日の夜のハルビンの気温はマイナス28℃。。

長春での生活で寒さにはそれなりに対応できるようになってはいますが、

ハルビンの気温は長春よりさらに10℃近く低くなります。

 

 

黒竜江省に入ったあたりから、ハルビンまで春節を祝う花火がずっと続いて見えました。

切れ目なく見え続けるのはちょっと不思議な気がします。

もしかすると、列車の通過に合わせて花火を見せてくれていたのでしょうか?

翌朝から雪が多くて寒い牡丹江方面へ向かいます。

 

 

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ハルピン 東北虎林園

2017-07-20 00:07:20 | <黒龍江省>

東北虎林園は、太陽島のある松花江の北側にあります。

放し飼いにされている虎の姿が見られます。

 

 

日本ではシベリア虎やアムール虎と呼ばれる東北虎をメインに、

700頭以上飼育されており、絶滅が危惧されている東北虎の繁殖や、

自然に戻すための取り組みも行われています。

 

 

入園料は90元+観光車代です。

車に乗って虎を見学します。

 

 

観光車は、普通のマイクロバスが20元で、

金網で囲ったオープンタイプが40元でした。

せっかくなので40元の車に乗ってみました。

 

 

たくさん虎がいると言われる割には、そこら中にウロウロしている訳ではなく、

暑いのが嫌いなのか、木陰に隠れています。

 

間近で見る虎は迫力あります。

体長3mを越えるような大型の虎が近づいてきます。

 

 

有料で餌やりができます。

棒の端に肉を吊るして金網の外に出すと。

 

 

虎が飛び掛かってきます。

すごく大きいのでちょっとびっくりしますが、

おねだりする顔が可愛い。。

 

 

目も可愛い。。

餌付けされちゃうと、虎も猫のよう。

 

 

若い虎がいるエリアは歩いて見学できます。

餌やりもできます。

生肉以外に生きた鶏も虎の餌として売ってます。

 

 

こちらでもすぐに日影(歩道の下)に隠れてしまうので、

自分の足元をよく見れば、虎がウロウロしてたります。

水浴びして遊んでいる虎を見ることもできます。

 

 

ホワイトタイガーもいましたが、こちらは檻の中でした。

 

 

東北虎林園は、世界最大規模の人工飼育繁殖基地らしいのですが、

以前、中国のネットで、ここで飼育されている虎が太りすぎだと

話題になったこともあります。

 

今回、ハルピンで簡単な食事をした同合居という店が、

まあまあ美味しかったのでちょっとご紹介。

 

 

チェーン店のようでハルピン市内に数店舗あるみたいです。

行き帰りで通った地下鉄 太平橋駅と繋がっているデパートの地下2階の店に行きました。

 

咱家木須肉。

 

木須肉(mu xu rou)は、豚肉、卵、木耳、胡瓜やニンジンなどを炒めて、

甘辛い味付けにしたものです。

ご飯おかずにもってこいの味だと思います。

 

番茄疙瘩湯。

 

疙瘩湯(ge da tang)は、練った小麦粉を小さくちぎって、

湯(スープ)の中に落とした料理です。

この店はトマトの疙瘩湯でした。

 

経典蛋炒飯。

 

本当にシンプルなただの卵炒飯なんですが、これがいいんです。

長春では素朴で美味しい卵炒飯にはなかなか巡り合えません。

 

後で調べてみたら木須肉も疙瘩湯も中国北方の料理でした。

同じ北でも、華北と東北では味付けが違います。

機会があれば、次はお薦め料理でも食べてみようかと。

もしかするとちょっと期待できるかも。

 

ハルピンといえば最も有名なのは氷祭りですが、

まだ見に行っていないので、冬に行ってみようかと思ってます。

冬は長春よりも更に寒いんですが。。

 

 

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ハルピン 長春から日帰り小旅行

2017-07-13 00:07:13 | <黒龍江省>

長春からハルピンへは高鉄を使えば1時間ほどで行るので、

たまにお手軽日帰り旅行に出かけます。

今回は、東北虎林園へ虎とサーカスを見に行ってきました。

 

 

ハルピンは、現在地下鉄3号線が部分開通しており、

高鉄ハルピン西駅構内から地下鉄に乗れるようになっています。

地下鉄1号線へは、医大二院駅で乗り換えできます。

 

 

以前はバスかタクシーを使わないとどこにも行けませんでしたが、

これでずいぶん便利になりました。

 

地下鉄3号線は、地中深くに造られたせいなのか、ものすごく寒いです。

5月頃だと地上は冷房なのに地下鉄は暖房中みたいなことになってます。

 

 

地下鉄が便利になったので東北虎林園へは、

1号線の太平橋駅から35路のバスに乗り換えて行ってみました。

35路のバスは、市老年医院バス停から乗って虎林園で下車です。

 

 

バスを降りたら、バス停の対面に入り口があるので、

少し戻って横断歩道のある交差点で道路を渡ります。

看板や大きな門があるので分かると思います。

 

 

実際には虎を見てからサーカスを見に行きましたが、まずはサーカスの様子を。

門をくぐって真っ直ぐ敷地の一番奥あたりにサーカス小屋があります。

虎園とサーカスは別料金で、料金は198元です。

 

 

公演は1日3回のようです。

もしサーカスを見るなら先に公演時間を確認しておくほうがいいです。

この日は平日だったからなのか観客はまばら。。

楽勝で一番いい席を確保。

 

 

客がいなくて気が緩んだのか、司会のお姉さんが舞台の袖で

スカートの裾を踏んで派手に転んでいました。

でも元気に司会されていたのでまあ大丈夫だったのでしょう。

 

 

動物を使った芸が多いです。

犬や熊、虎などなど。

 

 

バイクで球の中をグルグル回るヤツもありました。

ドキドキハラハラするようなのは少なくて、

ちょっと芸とか演技っぽいような感じの演目が多かったです。

空中ブランコがないのがちょっと残念。。

 

 

トリは虎園らしく虎を使った芸です。

並んで立ったり。

 

 

玉乗りしたり。

芸をしていない虎が自由に歩き回ったり、言うこと聞かなかったり。

笑わせるためにわざとなのかもしれません。

 

 

あくまでも個人的な感想ですが、

この小さなサーカスと、木下大サーカスがほぼ同じ料金と考えれば、

ちょっとお高いかな。という気がしないでもない。。

でも、観客が少ない分、ピエロさんと交流できます。

ピエロは話さないので中国語も不要ですしね。

メインの虎園は次回ご紹介します。

 

 

 

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ハルピン 太陽島風景区

2015-07-09 00:15:00 | <黒龍江省>

ハルピンの観光ガイドを見ると、必ず出てくるのが、

ソフィア大聖堂、中央大街、太陽島です。

おのぼりさん観光の締めに、太陽島風景区に行ってみました。

 

 

中央大街の北の端、松花江の畔はスターリン公園になってます。

ここに、1957年の大洪水と戦った記念碑、防洪記念塔があります。

 

 

太陽島に行くには、この近辺にたくさんある観光船か、

ロープウェイで、松花江を渡ります。

船の料金は、往復で10元、5分ほどで対岸に着きます。

 

 

太陽島風景区の入園料は、30元です。(氷祭り中の期間を除く)

船で渡った場合には、2号門か3号門が近くの入り口になります。

 

 

結構広いです。

歩くのがいやなら、乗り合い電動車が園内を走っています。

20元で3回乗ることができます。

 

公園自体は、蘇州によくある湿地公園と大して変わりはありませんが、

 

 

鹿の餌やりができたり、

 

 

リスに出会えたりします。

 

 

雪のない時期に太陽島に行くなら、

少々値段は高いですが、太陽島氷雪芸術館に行くと面白いです。

入館料は110元で、防寒着を借りると追加で20元必要です。

 

 


館内は冷凍庫になっており、マイナス10度以下に保たれているそうです。

氷の彫刻や建物、雪像などがいっぱい。

 

 

お土産売り場も氷でできてます。

 

 

階段も氷。

氷の滑り台もありました。(有料)

 

 

当たり前ですが、中はとても寒いです。

20元をケチらずに防寒着を借りることをお勧めします。

 

出口で無料の生姜湯を頂けます。

あったまりますよ。

 

 

太陽島からの帰りは、ロープウェイを使ってみました。

ロープウェイは、片道50元、往復で80元です。

あまり込んでいないので、待ち時間も少ないです。

 

 

かなり高い所を通るので、見晴らしがよくて気持ち良いです。

結構風が吹いていたのですが、揺れは少なかったです。

 

 

今回は、最も有名な観光名所だけを駆け足で周ってみましたが、

ハルピンには、割とお気軽に行けることも分かったので、

次は、行く場所を事前に調べておいて、日帰で遊びに行ってみようかと思ってます。

 

 

おまけ。

松花江沿いにある、「びっくり芸術王国」と書かれたこの建物には、

どこかで見たことのあるこんなお方が。。

 

 

宇宙一の統帥がハルピンのすぐそばいるよ!

って書いてあります。

これ日本でやったらミサイル飛んでくるんじゃないか。。

 

 

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ハルピン ロシア料理 露西亜西餐庁

2015-07-02 00:10:00 | <黒龍江省>

せっかくハルピンまで来たので、ロシア料理を食べてみることにしました。

 

露西亜西餐庁は、中央大街と尚志大街の間、西十道街にあります。

中央大街から行くとデパートの中を通り抜けてすぐ右手です。

 

 

店内は、ちょっとお洒落な雰囲気です。

少し遅い時間に行ったせいか、少々値段が高いせいか、

客は少なめ、店内も静かで落ち着いた雰囲気でした。

 

 

小さめのテーブルが並んでいます。

2階でも食事ができそうです。

 

 

中国語のロシア料理メニューを見てもさっぱり分からないので、

一番、量が少なそうな400元ぐらいのセットを頼んでみました。

 

飲み物は、やっぱりハルピンビール。

蘇州では見かけない1900というビールです。

 

 

ハルピンソーセージのサラダ。

 

見た目よりさっぱりしていますが、ソーセージが存在を主張しています。

ビールのつまみにいいです。

 

オニオンリング。

 

これもビールのおつまみかな。

 

ボルシチ。

 

私にも分かるロシア料理。

野菜の味もしっかり残ってるような気がします。

 

レバーペーストとサラダ。

 

これもお酒に合う料理です。

 

肉の煮込み。

 

見た目以上にボリュームあります。

ちょっと甘めの味付けですが、パンと一緒に食べるのもいいです。

ワインも欲しくなります。

 

ピクルス。

 

東北らしく?どっさり出てきます。

箸休めにちょうどいいし、おつまみにも。

 

牛肉のステーキ。

 

最初に頼んでおけば、好みの焼き加減にしてくれると思います。

お任せしたら、ミディアムレアで出てきました。

 

ピロシキ。

 

油で揚げてあるタイプでした。

具材は、ジャガイモとひき肉がメインで、野菜も入ってます。

 

 

お願いすれば、多少はセットの内容をアレンジしてくれると思います。

煮込みの肉を羊から、牛肉に変えてもらいました。

 

食後は、夜の中央大街を少し散歩してみることに。

 

 

生演奏もやっていたりします。

人通りが絶えることもありません。

 

 

通り沿いの建物はきれいにライトアップされていて、

昼間とはまた少し違った雰囲気も味わえます。

 

 

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