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中国でのいろいろ

中国での生活、出来事をぼちぼち綴っていければと思っています。

浙江省 千島湖 梅地亜君瀾度假酒店(ナラダ千島湖リゾート)と晩ごはん

2023-12-14 00:12:14 | <浙江省>

千島湖旅行では、梅地亜君瀾度假酒店(ナラダ千島湖リゾート)というホテルを利用しました。

新しいホテルではありませんが、部屋もサービスも結構よかったです。

 

 

宿泊費は各種割引を利用して、朝食付きで1泊700元ちょっとでした。

周りのリゾートホテルの値段と比べると、中の上ぐらいのレベルなのかと思います。

中国のホテルは日本と比べると相対的に安いです。

日本だと1人いくらですが、中国の場合は1部屋いくらなので、多人数で使えばもう格安です。

 

 

せっかく遠くまで来たのでバルコニー付きの湖の見える部屋をチョイス。

湖畔のホテルなので、視界を遮るものはありません。

ここで1日何もせずにボーっと過ごしてもいいかなという気分になれます。

 

 

広い敷地内には庭や子供の遊び場のほかにプールもあるようです。

1棟ずつのコテージも並んでいました。

 

 

ホテル専用の船着き場に船が停泊しています。

結婚式も行われるようなホテルなので、貸し切りイベントなどで使われるのでしょうか。

 

 

朝食は中華系と洋食系がメインで、それなりに充実しています。

中華が苦手な方でもきっと何か食べられるものがあるかと。

 

 

広いテラスにも席が並んでいるので、景色を見ながら外でのんびりということもできます。

いつも通り朝食をがっつり頂いて、昼ごはんは軽食で済ませる節約作戦で。

 

 

重宝したのが、フロントにある24時間稼働の無料コーヒーサーバー。

コーヒーの他に2種類の暖かいお茶もありました。

部屋や外に持って行けるように紙コップと蓋が置いてあるので何度もお世話になりました。

 

 

夕食は2日間ともホテルから歩いて行ける場所にあるレストランへ。

大きな店から小さな店まで基本的にどの店も千島湖の魚を使った料理がメインのようです。

水のきれいな千島湖では淡水魚の養殖が盛んで生産量も多いので、初日は素直に名物料理の魚で。

 

 

1匹もしくは半身の魚(大きいです)を3種類の味で食べる(一魚三吃)をお勧めしている店が多いです。

料理方法も選ぶことができます。

選んだのは、定番の魚頭濃湯(頭と頭に近い部分を揚げてからスープ煮込んだもの)、

紅焼魚頭(醤油煮込み)、葱油划水。

划水(hua shui)は”水をかく”という意味で、尻尾に近い部分を使った魚料理の呼び方にも使います。

 

 

セットメニューには、豚バラ肉と玉ねぎの炒め物、白菜の炒め物、

唐辛子みそ付きのとうもろこしクレープと、ご飯がついて、166元でした。

豚バラ肉と玉ねぎの炒め物は、ほんのり醤油味で日本でも食べたことがあるような感じの懐かしい味。

 

 

2日目はもう魚は食べたくなかったので、

ホテルの近くでかつ魚料理以外のセットメニューを探すという難題に取り組みました。

1件だけ、近くの民宿レストランで肉料理メインのセットを探し当てて無事クリア。

 

 

隠居千島湖酒店という清潔感のあるレストラン、外からわざわざ食事に来るお客さんは少ないようです。

(店に入って最初に聞かれたのが、宿泊予約はしていますか?でしたので)

セットは料理3品+白ごはんで128元。

茄子焼肉(ナスと豚肉の炒め物)は、白ご飯にもよく合います。

 

 

セットメニューの中には、紅焼肉(豚肉の醤油煮込み)があったのですが、

できないということで、あまり辛くない辣椒炒肉(豚肉の唐辛子炒め)に変わりました。

青唐辛子がごろごろ入っていますが、本当に辛くなく美味しかったです。

 

 

農家小土豆(小粒のジャガイモの炒め物)は、ビールのお供にぴったりの塩加減。

自分好みの味で、結構な量でしたが完食しました。

 

 

前日のお店もこの店もビールを頼むと千島湖ビールが出てきました。

中国で一般的な苦みもアルコール分も少なめのさっぱり味です。

農家小土豆のおかげで2本飲んじゃいました。

しかも、メニューが変わったお詫びということでサービスとなりました。

 

 

昔と違って今はスマホで先に店の場所を調べたり、メニューを確認したり、

お得セットを選ぶことができるので、知らない場所での食事のハードルがずいぶん下がりました。

隠居千島湖酒店は、1泊朝食付きで300元(大型連休除く)以下だそうです。

建物も内装も奇麗ですし、こういう民宿だった泊まってみてもいいかなと思えます。

最近、蘇州近郊では5つ星ホテル以上の値段の高級民宿もずいぶん増えています。

 

 


浙江省 千島湖 中心湖区と島めぐり(後編)

2023-11-30 00:11:30 | <浙江省>

龍山島を出発した船が次に向かうのは梅峰島です。

山の上から、湖の小島を眺めることができるので、千島湖らしい景色が楽しめます。

 

 

龍山島から乗船時間15~20分ぐらいで到着です。

小さな島なので滞在時間は1時間ほどでした。

 

ここには小さなロープウエイがあります。(別料金です)

片道か往復か切符を選べます。下りは滑り台で遊ぶこともできるようです。

 

 

少し登るだけなので使う必要もないですが、試しに乗ってみました。

乗車時間は5分もありません。湖の見える方向に座ると少し景色を楽しむことができます。

 

 

山の上にあるのは、展望台とお茶屋さんだけ。。

お茶を飲んでいる人は誰もいませんでした。

 

 

滞在時間1時間だと、上から湖の景色を眺めるだけでは時間を持て余します。

かと言ってお茶を飲むには時間がなさすぎます。

 

 

水辺にも道があるので余った時間で散策してみました。

案内板を見ると、梅峰島には梅の木が1万本以上あるそうです。

(案内看板には日本語も書かれています)

 

 

私の利用した船とは違って、ちょっと豪華な感じのクルーズ船も停泊しています。

 

 

再び船に乗って、最後の島、漁楽島へ。

漁楽島は、2つの島が浮橋で繋がっています。

大きなレストラン、体験アトラクション、劇場、お土産物屋さんなどなど、

食事や遊びを楽しむ島になっています。

 

 

カフェテリア形式のレストランの料金は30元~40元ほどだったと思います。

食事券やアトラクションのチケットなどは船の中でガイドから購入することもできます。

 

 

同じような食事の店は梅峰島にもあったので、

船の出発時刻によって案内される食事場所が変わるのかもしれません。

でも、こういう場所に美味しいものがあるとは思えないので、食事は持ち込んだ軽食で済ませます。

 

 

古代衣装を着て空中散歩が楽しめるアトラクションは、若い人達に人気のようです。

確かにSNS映えしそうです。

 

 

漁楽島の滞在時間は1時間半ほど、食事をして、少し遊んで、買い物もしてちょうどよい時間かと。

お土産物屋さんの中には中国通販大手、京東の実店舗もあります。

 

 

ただ。。何もせずに景色を眺めるだけなら、ここでも時間を持て余します。

漁楽島には大した景色もありません。

周りを見渡すとお年寄りたちはみな時間を持て余しているようでした。

 

 

中心湖区に戻ってきたのはちょうど14:00ぐらい。

朝8:30ごろ船に乗ったので、5時間半ほどの島めぐりでした。

中国だと集合時間を守らない人がいて、出発が遅れたりすることもよくあるのですが、

今回は誰も遅れることなく全て時間通りでした。

マナーが向上したのか、やることがなかったせいなのか、どちらでしょうね。

 

 

中心湖区の港の近くにはお土産物屋さんが並んでいる通りがあります。

船を降りてから最初に船に乗った場所まで戻るにはここを通ることになるのですが、

人影は少なく、ちょっと寂れた感じです。

きっと食事は島で済ませる人が多いのでしょう、この通りに食事の店はほとんどありません。

 

 

残念ながら、この日は月光島には上陸できないとのことで、帰りの船から眺めるだけとなりました。

利用したホテルは、平日にもかかわらず結構宿泊客がいたので、

もっと観光客が多いのかと思っていましたが、船も島もそんなに混むこともありませんでした。

千島湖観光の方法は、島めぐりが定番なのか正解なのかちょっと分かりません。

 

 


浙江省 千島湖 中心湖区と島めぐり(前編)

2023-11-23 00:11:23 | <浙江省>

千島湖はとても広いので、風景区(観光地)もいくつかに分かれて存在しています。

どこに行くのが良いのかもよく分からず、とりあえず名前を見て中心湖区を選んでみました。

 

 

”中心”なのだからきっと一番賑やかな場所なのかと思うじゃないですか。

実際に行ってみると市街地からは外れて、観光船の船着き場周辺以外には特に何もない場所でした。

ただ、島めぐりの船が一番多く出ているのは中心湖区なのだと思います。

 

 

船のチケットはネットで買うと割引もあるのですが、中国あるあるのパスポート番号非対応。。

当日、窓口に並んでいつの船に乗れるか分からない状態は避けたかったので、

ホテルのフロントで、チケットを予約できる旅行会社を紹介してもらいました。

 

 

ネットで調べた感じでは、船の出航時刻が決まっていて、チケットだけ買えば、

後は自分の好きなタイミングで船に乗って、自由に島を巡って戻ってくるのかと思っていました。

 

 

実際に行ってみると、団体行動になっていて旅行会社のガイドも一緒についてきます。

船も最初に乗った船を最後に帰ってくるまで使いますし、島の滞在時間も決められています。

 

 

出発時間によって、A線~E線まで5つのコースに分かれています。

4つの島に行ける9時出発を選んだのですが、人数が増えるまで船は出ないようです。

 

 

ただ、船が決まっているので、重い荷物(食べ物や飲み物をたくさん持ってきました)が、

船内に置いたままにできるのは楽でいいです。

 

 

4つの島へ行くために、早起きして1番の船に乗ったものの出発時刻は遅くなり、

理由はよく分かりませんでしたが、月光島にも上陸できないとのことで、

行先は、龍山島、梅峰島、漁楽島の3つになりました。

 

 

朝は雨も降っていたし、こういうことなら、もっと遅い時間でもよかったです。。

まあ、何が起こるか想像もつかないのも、中国らしい楽しみ方のひとつなのかもです。

 

 

豪華に見えるクルーズ船、大きな客船、小型の高速艇など、たくさんの種類の船があります。

今回乗ったのは、最も安い、ごく普通のそんなに大きくない観光船です。

でも、窓はとても大きく開放的で外の景色がよく見えます。

1人30元追加すれば、2階席(たぶんお茶付き)が使えます。

 

 

最初に向かった島は龍山島。

島めぐりの中では一番大きい島のようです。

 

 

ダム湖なので、昔は山の頂上だった場所が今では島になっているということですね。

 

 

当然、昔風の感じのお寺なども、全て観光用に作られたものですし、

そんなに大した見どころがあるわけでもないです。

 

 

与えられた滞在時間は1時間ほどですが、ぐるっと一周回るだけなら全然余裕です。

山の上にちょっとした展望台があるような感じなので、

そこまで行けばちょうどよい時間配分なのだと思います。

 

 

ガイドは観光車の利用を強く進めてきますが無視して大丈夫です。

歩いて回ったらどのぐらい時間がかかりますかと質問しても、

”分からない、人それぞれ違うし”という意地悪な答えしか返してくれません。

 

 

龍山島に着いた頃にはちょうど雨も止んで、気持ちよく散歩できました。

沖合には大きな観光船がずっと同じ場所に停泊しています。

 

 

千島湖の別の楽しみ方として、島には行かず船の上から景色を眺めて、

船の中で食事をするというのもあります。

もちろん食事付きの船のほうが料金は高いのですが、

島めぐり中に支払う金額も考えるとトータルコストは大差ありません。

後から考えると船の上からだけの観光の方が良かったかなとも思えました。

次に向かうのは梅峰島です。

 

 


浙江省 千島湖 蘇州から千島湖へ

2023-11-16 00:11:16 | <浙江省>

浙江省にある千島湖という巨大なダム湖まで行ってきました。

蘇州から千島湖までの道のりは約350kmです。

 

 

久しぶりのちょっとした長距離運転です。

高速道路を使って4時間ほど、休憩をはさみながらだと5時間近くかかります。

 

 

移動のほとんどが、高架道路と高速道路なので楽といえば楽なのですが、

中国での運転は何かと気を使う(何が起こるか分からない)ので少々疲れます。。

 

 

千島湖のある場所は杭州市に属しているのですが、杭州市街からは遠く離れています。

杭州ではなく黄山の近くにあるといってもいいぐらいです。

 

 

利用する高速は、常台高速、申嘉湖高速、練杭高速、杭州繞城高速、長深高速、杭長高速、溧寧高速。

杭州市街を迂回するルートです。

 

 

このルート、おそらく最速ルートだと思うのですが、サービスエリアの数が少なくなります。

主なサービスエリアは白洋湖SA、徳清SA、富陽SA、建徳SAです。

 

 

どのサービスエリアも昔と違って奇麗になっています。

スターバックスやケンタッキーなどのチェーン店も入っています。

 

 

食事の店はどのサービスエリアでも大した違いはなく、

残念ながらあまり食欲をそそるようなものはありません。(あくまでも個人の見解です)

 

 

中国のサービスエリアはどんどん進化しています。

利用者は見かけませんでしたが、建徳SAには小さなドッグランもありました。

 

 

最後の溧寧高速に入っていくつかトンネルを抜け、しばらく走れば千島湖が見えてきます。

千島湖は1959年に水力発電用のダムとして建設された人造湖です。

 

 

ダムによってできた島の数は1078個で、千島湖の名前の由来になっています。

世界で最も島が多い湖としてギネスに認定されているらしいです。

 

 

湖岸線はかなり複雑に入り組んでいます。

湖の周りにはドライブにもってこいの運転しやすい道が整備されています。

 

 

湖、山、田舎の村など、いろいろな景色が楽しめる道が延々と続きます。

ただし、いつ目の前に対向車が現れるのか分からないので油断できないのが残念。

 

 

湖の周りが観光地やリゾート地になっていて、連休ともなると多くの人で賑わいます。

平日に行ったので、渋滞もなくマイペースでドライブを楽しむことができました。

 

 

今回はリゾートホテルに2泊して、あまりドタバタせずにのんびりという感じで、

千島湖観光を楽しんできました。

ただし、相変わらず事前の下調べが甘く、ちょっと失敗したかも感もありますが。。

 

 


浙江省 安吉 浙北大渓谷

2018-08-16 00:08:16 | <浙江省>

日本と同様に蘇州、上海も暑い日が続いています。

涼を求めて、お茶の産地として有名な浙江省の安吉にある、

浙北大渓谷へ行ってみました。

 

 

蘇州から約200km、上海から約250km、

どちらも車で3時間半から4時間ぐらいの距離です。

渓谷や滝の散策とゴムボートでの川下りが観光の目玉です。

 

 

今回、初めて団体バスツアーを利用してみました。

蘇州出発で、料金は175元。

バス代、浙北大渓谷の入園料、川下りの費用が含まれます。

もちろん参加者は中国人しかいません。

 

 

ほぼ予定通りの時刻に浙北大渓谷へ到着。

日帰りなのでゆっくり食事をするような時間はありません。

ガイドさんからの指示で、途中休憩のサービスエリアで食料を調達しました。

 

 

到着するまでは太陽も出て良い天気でしたが、

渓谷に入ってすぐに猛烈な雷雨が。。

 

 

最初は浙北大渓谷のガイドが同行していましたが、

凄い雨で、みんなちりちりばらばら。

 

 

ツアー参加者のほとんどが早々にリタイヤする中、

せっかく来たんだし、どうせ川下りでずぶ濡れになるので、

滝ぐらいは見ておこうと。。

 

 

どれだけの雨量だったか分かりやすい写真が撮れました。

雨の降り始めの一銭瀑がこちら。

 

 

雨が降った後の一銭瀑。

水量が全く違って別の滝のようです。

 

 

とりあえず黄浦江源第一瀑という滝まで行って戻ってきました。

帰りは川を渡る飛び石も冠水して危険な状態に。

保安員も出てきて警戒に当たってます。

 

 

写真を撮ることもままなりません。

油断するとスマホが水没状態になってしまいます。

ようやく雨が上がって写真を撮ってもピンボケ。

もともと清流だったのかもしれませんが濁流になってます。

 

 

ずぶ濡れになってバスへ戻り、そのまま川下りへ。

川下りゴール地点までバスで移動し、チケット、ヘルメット、救命胴衣を持って、

マイクロバスに乗り換えてスタート地点へ移動します。

 

 

写真だとのんびりした川下りに見えますが、

完全に水没すると思っていいです。

スマホを持って乗りたいなら完全防水対策が必要です。

 

 

せめて渓谷観光の時には晴れで、川下りの時に雨だったらよかったのに

完全に逆になってしまいました。

川下りは童心に帰った気分になります。

みんな、誰彼お構いなく水のかけあって遊んでいます。

下る途中に数か所、それなりの落差のある堰堤があるので

絶対にずぶ濡れになります。雨合羽も売っていますが買っても無駄です。

 

ロッカーや無料のシャワーも設置されていますし、

遊びに行くときは、必ず着替えを持って行って下さい。