三清山は、花崗岩でできた巨大な岩山で、中国を代表する景勝地の一つです。
2008年に、世界遺産に登録されています。
また、ここは古くから道教の修行の場であった山だそうです。
玉京峰、玉華峰、玉虚峰の3つの峰が、それぞれ道教の神様に例えられ、
三清山の名が付けられたと言われています。
麓からゴンドラに乗って登山開始です。
東西南北、いろいろなルートで登れるようで、
私たちは、東側から南清園景区まで金沙索道を使いました。
1日だけの予定なので、全部を周るのは無理です。
三清山の最高峰、玉京峰を目指し、
南清園から陽光海岸、西海岸を周って戻ってくることにしました。
南清園では、有名な石柱がいくつも見れるはずですが、
残念ながら朝は、深い深い霧の中。。
下はいい天気だったのに。。
かろうじて見れた、仙人指道。
切り立った崖に索道が作られています。
よくこんな所に道を作ったものだと感心します。
もし、霧が晴れて下がよく見えたら結構怖そうです。
床がガラス張りの展望所もありました。
かなり高い場所に架けられた吊橋の渡仙橋も,
霧のおかげでまったく怖くない。。
お昼頃から時々、霧が晴れるようになってきました。
下からどんどん雲が涌いてきます。
陽光海岸から見る景色は、水墨画で見る山の絵みたい。
時間が無くて三清宮には行きませんでしたが、
所々に道教に関わるのものがあります。
龍虎殿は、花崗岩で造られたお堂で、明代に建てられました。
石に彫られた龍と虎が守っていることから、このように呼ばれているそうです。
夕方、南清園に戻ると、朝は見えなかった石柱が、少し見えるようになりました。
巨蟒出山。
帰り際に本当に運よく一瞬霧が晴れたタイミングで見れました。
石柱に生える松と比べるとこの高さがよく分かります。
東方女神(司春女神)。
確かに、髪の長い女性(女神)が峰の上から見下ろしているように見えます。
企鹅献桃。
2羽のペンギンが空を見上げています。
ペンギンの前にある岩が桃らしいです。
小さな子供からお年寄りまで登山に来ていました。
索道が整備されているので、怖い箇所はほとんどないですが、
長い長い階段が続く場所が何箇所もあるので、
結構きついです。。運動不足の人なら筋肉痛間違いなしです。
杖を持って登ることをお勧めします。あると楽です。
麓でおばあちゃんが、金属製で長さ調整できるタイプの杖を
15元ぐらいで売ってたので、使い捨てにするつもりで買ってもよいかと。
私は蘇州から20元の高級品??を持って行きましたけど。。