ひょうきちの疑問

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2020年のアメリカ大統領選以後はムチャクチャ

道州制反対の記事 地方知事は反対

2009-07-31 19:49:46 | 労働者派遣、郵政民営化、地方分権

2009衆院選:道州制、導入に慎重な対応を 西川知事ら、3党幹部に要請文 /福井

毎日新聞 2009年7月31日 地方版 より
http://mainichi.jp/area/fukui/news/20090731ddlk18010586000c.html

 道州制に反対を表明している西川一誠知事は30日、兵庫県の井戸敏三知事とともに、自民、民主、公明の3党幹部に、制度導入に慎重な対応を求める要請文を提出した。
賛同する福島や奈良など6県知事から委託された要請文も添付した。

 道州制については、自民党が今回の衆院選に向け地方分権策として31日に発表するマニフェストに2017年までの導入を明記する方針。
また、大阪府の橋下徹知事や日本経団連が強く道州制の導入を訴えている。
西川知事らはこれに異を唱え、
「世論調査では国民の6割が反対している。地方分権の徹底などが確実に担保される見込みがない中で、方法論のみが先行するのは大いに懸念する」
と指摘している。

 県によると西川知事らは、自民党の菅義偉選挙対策副委員長や民主、公明両党の政調関係者らに要請文を提出。
「選挙を間近に控えて必要以上に議論が盛り上がっているが、冷静に対応すべきだ。道州制に消極的な知事が多いことを知ってほしい」
と述べた。【大久保陽一】

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道州制「地域格差広がる」…兵庫知事ら意見書

2009年7月30日17時56分 読売新聞 より
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin2009/news1/20090730-OYT1T00749.htm

 兵庫県の井戸敏三、福井県の西川一誠両知事は30日、自民、民主、公明各党の政策責任者など幹部を訪ね、道州制の導入について反対、または慎重な議論を求める計8県知事の意見書を提出した。

 両県以外は、山形、福島、石川、三重、滋賀、奈良県の6知事。
意見書は「道州制の導入で地域間格差が拡大する」「国民レベルの議論がまだ不十分」などの内容。

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「戦略性が見えない」と橋下知事 井戸知事らを酷評

2009年7月31日 朝日新聞 より
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200907310053.html

 大阪府の橋下徹知事は31日午前、兵庫県の井戸敏三知事と福井県の西川一誠知事らが自民党に対し、道州制導入に慎重な対応を求めたことについて
「戦略性がまったく見えない。民主党さん以前の野党と同じだ」
と酷評した。

 橋下知事は「道州制の実像が明確でない」とする井戸知事らの指摘について、
「非常に行政的な考え方。まずゴールを決めて、中身は後で詰める政治的手法じゃないと改革はできない」
と批判。
「反対のためだけの反対。反対ばかりでは何も進まない。非常に無責任」と切り捨てた。

 井戸知事らは30日、道州制導入をマニフェスト(政権公約)に掲げる自民党の菅義偉選対副委員長に会い、「道州制の議論は慎重にしてほしい」と求めた。(吉浜織恵)

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【私のコメント】

橋下知事の言。
「非常に行政的な考え方。まずゴールを決めて、中身は後で詰める政治的手法じゃないと改革はできない」

『まずゴールを決めて、中身は後で詰める』
そんなものは政治ではない。
この知事の頭の中には、常に論理よりも先に結論がある。

昔、二・二六事件の青年将校たちがそういう発想だったなあ。

青写真もないまま、道州制突入か。

これじゃあ、青写真のない郵政民営化と一緒だな。
小泉の『三位一体改革』の時もそうだった。
損したのは地方だけ。

何回も言うが、大阪は地方ではない。
東京に次ぐ大都市圏である。
その大阪の知事が地方分権をいうこと自体がまゆつばものだ。

党首に聞く:国民新党 綿貫民輔代表「競争文化見直しを」

2009-07-31 06:57:48 | 不正選挙

毎日新聞 2009年7月30日 22時31分(最終更新 7月30日 23時07分) より
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090731k0000m010131000c.html

綿貫民輔国民新党代表=藤井太郎撮影 --衆院選は何が争点になりますか。

 ◆小泉(純一郎元首相)さんは4年前の郵政選挙で「郵政民営化こそ改革の本丸」と言った。国民新党は民営化に反対して作った政党だ。小泉氏とその後の自民党首相3人による政治が国民のためになったか。それらを検証する選挙になる。

 --小泉政治をどう総括しますか。

 ◆「改革」「規制緩和」と短い言葉で語られたものが、大きな変化を日本社会に与え、「共生文化」を「競争文化」に変えた。政治は人間が幸せになるためにあるはずなのに、不信感だけが漂う社会に作り替えられてしまった。

 --自民、民主の2大政党に埋没する危険もあります。どう戦いますか。

 ◆政権交代は手段であって目標ではない。のみ込まれないように独自の選挙をする。マニフェストでは「輝け日本!」と掲げたが、「1丁目1番地」は郵政民営化見直し、2番目は地方再生だ。無利子非課税国債の発行も大きな柱だ。細かい事を一つ一つ説明する上、大きくは「今の政治はおかしい、変えるべきだ」と訴える。

 --選挙後には民主党と連立政権を組みますか。

 ◆小泉政治による地方切り捨て、格差拡大を直す一里塚が郵政民営化の見直しだ。それを成し遂げればパーシャル(部分的な)連合という考え方がある。政策ごとに賛否を判断するもので、その形が望ましい。民主党にこびへつらい、擦り寄って連立に加わる気はない。

 --条件次第で自民党と連携する可能性はありますか。

 ◆全然ない。自民党とは絶縁したわけだから。

 --代表が比例ブロック単独で立候補しようと決めたのはなぜですか。

 ◆4年前は自民党を抜けた直後の選挙で、自民党を応援してきた選挙民に大変迷惑をかけた。再び小選挙区で立候補すれば大きな惑いを与えるし、議席を離れるのも無責任だ。民営化見直しと綿貫民輔の政治生命がどうなるかを一つにして臨もうと考えた。

 --どう戦いますか。

 ◆比例では「綿貫民輔をお願いします」と言っても駄目で、政党名を書いてもらわないといけない。非常に、有権者に分かりにくい。小選挙区も、朝から晩まで選挙、選挙で大きな人物は育たない。私は小選挙区制には反対。3人の名前を書くなどの連記制がいいと思っている。選挙制度は、超党派で抜本的に考え直さないといけない。【小山由宇】