1本のわらしべ

骨肉腫と闘う子供とその家族とともに

いよいよ

2008-05-22 10:34:09 | Weblog
長距離歩行の日が明日に迫りました。
不安と期待が入り混じった、というより不安ばかりの気持ちを抱えてブログを書いています。
2年前のことを思い出していました。
4月21日。1回目の手術。長時間に亘る手術が無事終了。
その後、心配された感染症も出ることなくリハビリが開始されました。
傷の快復を看て、抗がん剤の治療が再開。
5月の中旬に予定されていた中学校の「長距離歩行」。
学校に戻ることはできなかったけど、娘はこの「長距離歩行」には車椅子で参加するつもりでした。
4月21日と5月26日。2回の大きな手術の間が1ヶ月しかないのに...。その間に参加しようとしていたのですから、今思えば無謀意外の何者でもないですよね。
でも娘はそのためにリハビリを頑張りました。何とか車椅子に乗り、右腕だけで車椅子を操れるようになっていました。これなら全行程は無理でも、「福祉の足」のおじさんに同行してもらって車椅子で歩行可能な所だけ参加できそうです。
でも思わぬところに落とし穴がありました。
抗がん剤の治療のために、白血球が下がり始めたのです。長距離歩行の頃が最低になる時期です。
もし、体調を崩して手術が延びるような事になれば、腫瘍がさらに大きくなってしまいます。
娘は長距離歩行をあきらめました。

その日は、中学校の長距離歩行が始まって以来、最悪の天候でした。