1本のわらしべ

骨肉腫と闘う子供とその家族とともに

髪のこと

2008-06-05 12:17:29 | Weblog
1本1本に癖があり櫛を通そうものなら手の施しようがないほど広がってしまうお姉ちゃんの髪。いつも三つ編みをしたり編み込みをして縛っていた。
長じてその髪は、ゆるいウエーブのかかった素敵な髪型をつくっている。(本人は嫌がっているが)
妹はお姉ちゃんとは正反対の髪質だった。細くてまっすぐなストレート。
三つ編みも編み込みも頑なに拒絶する。
小さい頃から、ずっと、おかっぱだった。
前髪はすぐに伸びるので、一度思い切って短くした事がある。生え際から2cmくらいのところで切りそろえてある。証拠写真が残っている。
このときは自分でも「やばいな」と思ったが相手は3歳、文句も言わないので「まっ、いいか。」とやり過ごした。
しかし、お洒落に関心を持つ年頃になると、その写真を嫌がった。
前髪パッツンも嫌がるようになった。
小学4年の頃から、前髪を伸ばし始める。
最初はゴムで縛っていたがだんだん延びてきて俗に言う「ワンレン」である。ちょっと古いかな。
ラーメン食べてて汁に髪が浸かってる。「耳に掛けなさい、耳に。」よく言ったものだ。
私は目が腫れぼったいのがコンプレックスだったので前髪をいつも下ろしていた。母によく「前髪上げたら。貧弱な顔が余計に貧弱よ。」と言われていた。

娘はその髪型とひょろっと延びた姿態のせいで大人びて見えた。
ふてぶてしい態度もそれを助長していたかも

治療で抜けてしまった髪は、それでも頭皮を隠すくらいまで伸びてくれた。
もう少し早く治療をやめていれば、髪は長く伸びてくれたかな。

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