あなたが名付けた「かん吉」うちに来て18年になるのかな。
まだまだ長生きしそうです。
3年くらい前、餌を食べなくなりました。
原因は嘴が伸びすぎたこと。獣医さんに連れて行くと頭や手足を引っ込めて石のように固まる。
「こういう臆病な子は、麻酔をかけて嘴を切るのですが危険なので、うちでは引き受けられません。」と言われた。
犬猫以外の動物を診てくれる先生を探して遥々やってきたのに..。
仕方ないので母さんは「自分で切ろう」とヤスリを買ってきた。
家にいれば安心して首を引っ込めないんだけど、さすがに体を持ち上げられると驚いて首を引っ込める。
しばらくその状態のまま待っていると、恐る恐る「もういいかい?」と頭を出してくる。
そこを素早く捕まえて、ヤスリで嘴をゴシゴシやる。いくらこすっても切れている手ごたえがない。
あきらめてかん吉を解放。「やっぱり素人では無理なのか?」
気を取り直してもう一度チャレンジ!
「切れた」
あれから三年経って嘴は伸びてきて、またヤスリのお世話にならないとダメみたい。
断嘴のために、かん吉には持ち上げて頭スリスリに慣れてもらっています。
前よりはスムーズにいくと思う。
明日は2年ぶりの小浜島。
あなたを思いながら3日間を過ごします。
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