1本のわらしべ

骨肉腫と闘う子供とその家族とともに

スポーツジム

2019-11-04 10:52:27 | Weblog

母さんが骨折してから、今日で5か月と22日になる。

筋力が不足していて、まだ松葉杖が外せない。

先生は、「動けない期間が長かったから、仕方ないね。焦らずに。」と言われるけど

リハビリの先生の予定では、10月中に松葉杖が外れる予定だった。

筋肉がつくスピードより落ちるスピードのほうが速いんだろうね。

折れた足の筋力はもちろん、もう片方の足も、全身の筋力も落ちているので、思い切ってスポーツジムに通おうと思いたった。

もちろん、健全な体ではないので、医学的な知識を持ったスタッフがいるところでないと心配なので、あなたがお世話になったW先生の病院が併設しているジムに決めました。

入会の前に血液検査があって、診察室の横の処置室に入って待っていると、先生の優しい声が聞こえてきた。

一瞬、先生の横顔が見えたけど、声をかけなかった。

7年くらい前、あなたの弟が「膝が痛い」と言って、慌ててW先生のところに来た時、診察室の壁にあなたの写真を見つけた。

先生は、「その写真を見ては励まされている」とおっしゃっていたわ。

確か、先生は持病を抱えながら診察の合間をぬって、往診されている。

きっと、母さんの顔を見て、あなたのことを思い出し、さらに頑張ろうと思われるよね。

母さんは、そうやって先生にプレッシャーをかけたくないので、処置室でも、小さくなって見つからないようにしていたの。

先生には、「頑張りすぎないで」と、こっそり声をかけて帰ってきた。

 

はやく松葉杖がとれるように、がんばるわ!