1本のわらしべ

骨肉腫と闘う子供とその家族とともに

ひとつ、わかったこと

2019-09-13 14:56:33 | Weblog

今日、久しぶりにRちゃんと、あなたのことを話したよ。

10年前のことなのに、昨日のことのように話したよ。

少し頼りなくなっている母さんの記憶と、Rちゃんの記憶をつなぎ合わせて

あなたが鮮明によみがえる。

いまでも、「あなたは生きているなぁ」と感じることができる。

その中で、ひとつ、わかったことがある。

最後の手術をやるかどうか、決めかねていた時、

あなたが言った一言。

「やらなくて、どうするの!」

これは、先生とRちゃんとあなた、3人での会話の中の一言。

周りは、手術をしても、どうせ、また腫瘍ができるなら...と尻込みしていたけど、

あなたは、「できた腫瘍はとる。とるしかない。」と決めていたんだね。

大変な手術をあなたに強いたと、母さんは思っていたけど、違ったんだね。

あなたは、果敢に腫瘍に立ち向かっていた。

それが、いまごろになってわかって、あらためて、あなたの強さを教えられた。