1本のわらしべ

骨肉腫と闘う子供とその家族とともに

徒然に

2014-04-03 06:46:55 | Weblog

3回目の手術が決まった時、主治医から話があった。

「今回は仙骨をとるので、まっすぐ立って歩くことができなくなります。

ヒョコヒョコと足を引きずるようにしか歩けなくなります。」

自称モデル志望のあかねは、手術が全部終わったら、リハビリをがんばって、1人で歩けるようになることが目標でしたから、

先生の話を伝えることはできませんでした。

その時点で、「もし・・・」の選択はありませんでした。

病状は深刻で、まずは生き残ることが先決でした。

私たち家族は、生き残ることを優先して答えを出しましたが、正しい選択はどれだったのでしょうか?

あかねはどれをえらんだでしょうか?

生死がかかっているときは、おそらく生を最優先するでしょう。

でもその後、はどうでしょう?

人間は欲張りです。

「生きてさえいれば・・・」と思っていたのに・・・。

あかねは生還することができなかったので、「もし・・・」のあとがありません。

もし、生きていれば、あの子はいまどんな生き方をしているでしょう?

桜を見ながら、徒然に・・・

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする