個室に移ってからずっと泊まっていた私に代わって、主人が付き添う。その時の様子が、携帯のビデオカメラに残っている。
夜中に容態が不安定になり、明け方、子供たちをつれて病院に向かった。
眼が半開きで、角膜が乾燥しめくれてきている。
「今度起きてきたときに、目が見えなくなったら大変。」と濡らしたガーゼで目を覆う。
その日は、はーちゃんが来てくれた。私の仲間が来てくれた。病院でお世話になった人達が来てくれた。
先生には「今日、明日」と言われていたが、夜には様態が持ち直し「これなら大丈夫かも」と油断した。
4年前の今日2月10日21時21分だった。