東京都福祉保健局が主催した「ほっとファミリー体験発表会」に
参加しました。
現在、東京都には4131人の子どもがなんらかの自由によって
保護者と離れ、施設で生活しているそうです。
ほっとファミリー、つまり養育家庭登録をしているのは
457家庭。
393人の子どもがほっとファミリーで生活をしているそうです。
1割の子どもしか、暖かい家庭で生活を送れていない・・・のですね。
ほっとファミリーは養子縁組を目的とせず、一定の期間子どもを
養育する家庭のこと。
実は「養子」になれる子どもが本当に少なく、
「養子縁組」を希望する家庭はとても多いのだそうです。
今日、ほっとファミリーとなって、現在3歳のおとこの子を
養育しているTさんも、当初は「養子」を希望していたそうですが、
叶うことが難しいことを知り、ほっとファミリーになられたそうです。
ひきあわせ、交流期間として外出、外泊をへてほっとファミリーに
なれるそうなのです。
「赤ちゃん返り」や「試し行動」等等、多々、ご苦労もあったとのこと。
4キロ痩せたそうです。
一緒にくらし、1年たって、「家族になれた・・・」と実感なさっているという
ことで、「大人になるまで、一緒にいたい、
一緒にビールを飲みたい。」と笑顔で語っていらして
本当にお子さんを愛し、いとおしく思っていることが
聴いていてわかりました。
もう一人の体験を語ってくださったAさん。
中高生の男の子ばかり、18人のほっとファミリーとなられ、
現在も一緒に生活なさっているということ。
自立し、自分で暮らしていけるよう、自炊訓練、食費を渡して
やりくりを覚えさせる等等、子どもたちの自立を
促すこともなさっているということ。
今日も小さいお子さんが虐待され、命を落とす報道がされています。
そういう「悲惨」な報道を聴くにつれ、
ほっとファミリーにになられた方々の存在にあたまが下がります。
東京都の方は1学区に1家庭、ほっとファミリーにがあれば。
子ども達が育った街で、地域で生活を続けていくことができる・・・と
希望を述べられていました。
我が家には子どもがいませんし、社会のため家庭に恵まれない子どもの
ために「何かしたい!!」という想いがありますが、
ほっとファミリーになるまでの「覚悟」はできません。。。
なかなか一歩踏み出せないのです。。
いまはほっとファミリーにになられた方への支援と
子どもたちのために力になること!!
何かしたい!!という想いで一杯です。