あかねの出来事

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平成29年度決算審査特別委員会終わる

2018-09-21 10:26:48 | Weblog
昨日で、平成29年度決算審査特別委員会が終了しました。

全ての会計は原案可決。

私は一般会計決算に「賛成」し、意見開陳を行いました。

羽村市の決算は一般会計歳入は234億8146万1千円。
歳出は228億⑦310万4千円です。

経常収支比率は臨時財政対策債をいれて105.8%。
とても悪い状況です。

経常収支比率、財政調整基金残高についても、目標年度を定め
目標数値、目標残高を改善する、積み増していくことが
必要と思います。
「歳入確保に努力する」ということの繰り返し答弁で、
そのあたりの目標、具体策が見えてこなかったことが残念でした。

そこで意見開陳でもそのあたりは述べさせていただきました。



認定第1号「平成29年度 一般会計歳入歳出決算の認定について」
国民・立憲の会を代表し、賛成の立場からの意見開陳を行います。

平成29年度予算特別審査委員会において、過去最大の予算規模である
29年度予算に対し、市内企業の収益環境が厳しいことによる市税がマイナスに転じる状況
なか、基金を18憶円 繰り入れるという基金の活用を図ったうえでの
予算規模へ、安定した財政基盤が堅持できるのか、指摘しました。
しかし、審議を通じ、安心して子育てできる環境整備促進、羽村駅自由通路拡幅等事業など
都市基盤整備の推進など、時機を逸することなく 積極果敢に実施していく内容を読み取とることができ、期待を込めて賛成しました。
しかし、年度途中に歳出に対し、歳入の不足を補うために 財政調整基金を11億4756万円
繰り入れ、その結果、財政調整基金の年度末残高が8億9132万円という 大変に厳しい状況となり、臨時財政対策債も9000万円発行し、不足分を補う状況となりました。
経常収支比率も105.8%と悪化しました。
財政調整基金は極力、取り崩しを行わず、
臨時的な財源に依存することなく、経常的な歳入で 経常的な歳出をまかなえるよう、
財政構造を変えていっていただきたいと思います。

 審査においては歳入の確保がキチンとなされたか、歳出においては
安心して子育てできる環境整備が図られたのか、都市基盤整備の推進が図られたか、
全ての子どもが大切にされる施策の展開が図られたか、財政基盤の
安定は堅持できたのか、という観点から審査しました。

子育て世代包括支援センターの運営が始まり、妊娠・出産期から子育て期までの切れ目のない支援体制が始まり、
発達支援体制が構築もされ、気になる子どもの早期発見、早期支援の開始が
実施され、今後の益々の支援体制の充実を望むところです。
羽村駅自由通路の拡幅工事の着手、羽村橋耐震補強工事の実施など都市基盤整備も図られ
たことは評価できるものです。
子ども達については、準要保護児童・生徒の増加が増加しています。
学校が貧困対策のプラットフォームとして、子どもが抱える課題に対し、
必要な支援を適切に打ち、切れ目のない支援が行われることを望むものです。
また、子ども達の学力が確実に向上する取り組みと環境整備を図っていく必要があると
考えます。

平成29年度は使用料審議会が開催され、受益者負担の観点から、使用料の見直しが図られた
ことは歳入確保の点からも評価できるものです。
行財政改革については、昨年度に比べ、3763万4千円増の効果をあげ、
また、職員の有給休暇取得率も向上しましたし、超過勤務時間数も削減されたことは
大変に評価できるものです。

市民税収入の大幅な回復をみこむことができない現在、経常収支比率については 
目標数値と目標年度を定め、改善に向けて全庁一丸となって努力していかねばならないと
考えます。
財政調整基金についても、
基金の確保を積極的に行っていくことは勿論、目標年度、目標残高を定め積み増していく
必要性があります。
事業についても、1200事業の総点検を行ったということですが、緊急度、サービス水準、
費用対効果などを検証し、大胆な見直しと大胆な改革を行っていただくことを強く望みます。

以上、耳障り等ことを申し上げましたが、将来にわたり、安定的な財政運営を早期に
確保することを望み、本会計決算に「賛成」の意見といたします。 

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