あかねの出来事

毎日いろいろな出来事、出会いがあります。
今日はどういう一日だったでしょう?

経済委員会視察

2012-10-17 20:50:12 | Weblog
16日、秋晴れ。

経済委員会の視察です。

下高井戸商店街、戸越銀座商店街を視察です。

個人的にはマスコミでも報道率高く、また、日本で
一番に「○○銀座」と名付けたことで有名な商店街。
3つの商店会が共同して「戸越銀座商店街」を運営しているということは
実は。。戸越に住んでいる伯母から聴いていました。
(正確には戸越という住所はないので、ご理解ください)

下高井戸商店街は、羽村市でも取り組みが始まった
「宅配」をいち早く、取り入れたということもあり、
委員からの提言で、視察。

しかし!
厳しい実情を伺うことができました。
こういうことも「現場」「現地」にいいかないとわかりませんね!!

買い物難民、弱者と言われる高齢者のために始めたサービス。
ところが高齢者から「元気なうちは歩いて買い物に行くから!」

つまりは「商店街はコミュニケーションの場」

維持管理費、配達のための人件費、品物のメニューについての管理
(たとえば、生鮮食料品は時価となるため、カタログに載せることが
困難)をが相当な負担になること・・・という実情を伺いました。

羽村市でも始まった宅配。
「インターネットですか・・・?高齢者がインターネットを
使えるんでしょうかね・・」
逆に質問されてしまいました。

さて!戸越銀座商店街!

「商店街は必要ですか・?」
理事長の亀井さんからのいきなりの質問。

亀井さんいわく
商店街は現代のライフスタイルにあっていない。

朝早く、出勤し、(たとえば6時、7時は当たり前)夜遅く帰宅する
働く人々。
しかし、商店街は10時に開店、19時~20時には閉店。

本も書店で購入しなくてネットで購入。

生鮮食料品も生活協同クラブで申し込めば、トレサビリティーも
しっかりした「安心・安全な」食品が届く・・

ひとしきり、語ったあとに、さらに
「そういった状況、時代に商店街必要か?」という問いかけに
私は「なんと冷静な方なんだろう!」とおののきました。


  亀井理事長です!


役員が御揃いの法被をきて、お祭りで焼きそばを焼いていても
仕方ない。
年間事業だから、と言って、自分たちの売上を減らして、
事業をこなして「どういうことなんだ?」

「商店街の商品を、帰省するときに買っていく、持っていく人が
いますか??」
同じレーズンウイッチも地元の洋菓子店ではなく
やはり「小川軒」。

商店街が生き残りをかけるなら
「都市観光化」
「そこにしかないもの」

戸越銀座商店街では「戸越ブランド」をつくり
(といっても戸越でつくっているわけではないのですが・・
例えば、日本酒はなんと!田村酒造の嘉泉」だったりします)
訪れる人にPR。

食べ歩きには「戸越コロッケ」。
焼き鳥も美味!

自分たちではなく、第3者の視点を取り入れるため、アウトソーシングを
活用し、マスメディアを利用し、観光地としての
商店街を打ち出していました。

下高井戸、戸越銀座、両方の商店街に言えること、
学んだことは
「そこにしかないもの」
「第3者の冷静な視点」

お忙しいなか、対応してくださった両商店街の理事長、関係者の
皆さま、ありがとうございました。