赤峰和彦の 『 日本と国際社会の真相 』

すでに生起して戻ることのできない変化、重大な影響力をもつ変化でありながら一般には認識されていない変化について分析します。

文部科学省も北朝鮮の手に落ちた

2023-02-28 00:00:00 | 政治見解



文部科学省も北朝鮮の手に落ちた:230228情報

昨日に引き続き、元日本共産党専従の篠原さんのお話です。


あらゆる分野で北朝鮮から攻撃が仕掛けられている中で、それを国民が自覚するしかないと思います。

私はこの間、関係ない話のようですが、歴史教科書問題でショックを受けました。検定意見を藤岡先生に見せてもらったら、まるっきりチュチェ思想研究会の主張を文科省の調査官が付けているわけです。

「一体どこの国の政府の人間なんだ、これは」という話です。

調べてみると、やはりおかしな経緯です。任命ではなく、応募して採用されます。恐らくこれは、しかるべく計画的に人を送り込んでいます。それは最終的には、文科省の文部大臣の承認事項なのではないですか。

学校教育法で、文科大臣のものです。こういう体系で、これも初めに言った法律体系と似ています。学校教育法は、政府はイニシアチブを握れない仕組みになっています。

教科書についての取り決めが学校教育法にあるのですが、それは民間の出版社が作ったものを文科大臣が承認したもので使う、という法律です。国がみずから作ることを禁止しているのです。

戦前は国定教科書です。それを禁止して、民間に作らせます。では、文科大臣は自分で目を通すかというと、通しません。調査官を使って、調査官の言っていることを結論にして全部受け入れるしかありません。そういう仕組みになっています。

例えば、普通大臣が誰かにやらせるときに、諮問機関にして、諮問を受けて大臣が裁可します。もう、教科書については調査官が全部裁可して終わりです。

教科書検定は大臣が事実上タッチできません。勝手に任命された人が、それこそあんな「ビーチ」さん(前川喜平)が事務次官をやるような所ですから、どうなっているかというと、想像に難くない話です。

時間が掛かっても、敗戦国というのはもうやめて一人前の国になるということです。ドイツと日本の違いというのはそこで、ドイツはうまく冷戦というものを奇貨にして軍隊までさっさと持ちました。

そういう所に行くと、その代わり少しむちゃな論理で全部ヒトラーやナチス党のせいにしてしまっています。生存権を拡大するというのは、本当はドイツ人に根付いた話なのです。そこは棚上げしてしまったというのはありますが、日本はドイツに比べると一人前の国にはなっていないわけです。

日本というのは共産主義というものに対する深刻な総括はしていません。

「どこがまずくて、理想を言っているようだけれども、日本ではこういった点で否定的な影響を与えたのだ」ということはきちんとされていないのです。私はこれをよく紹介するのですが、『宿命「よど号」の亡命者たちの秘密工作』という本が出ても、よど号の人たちが日本人の拉致問題で大きな役割を果たして、このグループが有本恵子さんをさらって、メンバーの1人が『謝罪します』という本を書いているわけです。

この中で、チュチェ思想研究会と、よど号事件犯人たちが、結びついてはじめて日本人拉致が起きています。これは大事なポイントです。ですから私は「これを調べ直すべきだ」と言っているのですが、よど号の人たちは基本的に5年間ぐらい掛けてチュチェ思想で洗脳されたわけです。共産主義の総括ができずに洗脳されたわけです。

それを同じような立場の人たちが、いまだに『金日成・金正日主義研究』というような本を出して活動をしているわけです。

労働組合の幹部や、下手すると現職の沖縄県庁の幹部にもいます。それはまずいわけです。マルクシズムというのは否定されないですが、マルクシズムというのをレーニズムと切り離して、暴力革命を全否定しています。

チュチェ思想は暴力革命を否定しないのですから、抵抗をしていいのですから、それこそ辺野古のゲート前で座り込んで何をしても、人が死んでもやめるというぐらいのことをやっています。これは、民主社会の在り方としては間違っています。

ちなみにこのよど号、赤軍派は北朝鮮に渡ってから、どうやらチュチェ思想に染まりきらなかった人間が
2人ほどいて、粛正されています。

奥さんと一緒に消えてしまった人もいます。田宮高麿も最終的には染まっていなかったと思います。1995年に変死しました。ですから、そういう意味では、チュチェ思想に基づく体制というのは誰も幸せにしない体制なのです。

そういうふうに人をさらって、人を犠牲にしてしかできません。太永浩(テ・ヨンホ)さんのように、そこに目覚めて逃げてくる人もいるわけです。そこのレベルに少なくとも日本人は立つべきですし、忘れてはいけないのですが、よど号の問題というのは終わっていないのです。「日本に無罪で帰そう」と言って、いまだにこれを支援しているグループがいます。

彼らの子どもたち20人ぐらいが自由に往来しています。それが問題です。そういう点も、『謝罪します』の作者の八尾恵のように、全部を明らかにする人もいましたが。この有本恵子さんについて調べると、ほかにも行方不明になっている人が分かってきたのです。

本当に残酷なことをチュチェ思想の名前のもとで北朝鮮は日本人にもやらせました。日本人が協力して日本人拉致が行われたということは、解明されないままだったので、絶対にこれから解明しなければなりません。


(了)


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