赤峰和彦の 『 日本と国際社会の真相 』

すでに生起して戻ることのできない変化、重大な影響力をもつ変化でありながら一般には認識されていない変化について分析します。

Googleの失敗

2024-05-07 00:00:00 | 政治見解



Googleの失敗:240507情報


国際情勢アナリストの解説です。


AIに仕組まれた1つのシステム

グーグルは現在、人々に「嘘をつく」ような状況となっている。最近発表された人工知能、ジェネレーティブ・プレトレーニング・トランスフォーマー(GPT)のジェミニ(旧バード)は、大きな間違いを犯していることが判明したのだ。

なぜこれが大失敗と言えるのか。そこには画像生成に関するある事実があった。
なぜAIは歴史を捻じ曲げるのか?

あるユーザーは、ローマ法王の画像を生成するように指示した。すると、ジェミニは膨大な数の画像を生成し、中には黒人女性や黒人男性が映った画像を映し出した。

だがこれはおかしい。今までこの2000年の間、教皇として黒人が存在したことはないのだ。別のプロンプトでは、北欧人の祖先にあたるバイキングのイメージを求めた。するとジェミニは黒人バイキングの画像を生成。だが、黒人のバイキングも歴史上存在していない。

こうした事例はこれらはほんの一部だ


【株を大量に売る投資家たち】(1ドル150円換算)

✔︎ウォーレン・バフェット(バークシャー・ハサウェイCEO)
・P&G:約72億円分
・ジョンソン&ジョンソン:約81億円分
・Apple:約2,770億円分

✔︎レイ・ダリオ(世界最大のヘッジファンドマネージャー)
・コカ・コーラ:約80億円分
・ネットフリックス:約62億円分
・ラム・リサーチ(米半導体製造装置メーカー):約66億円分

✔︎ケン・グリフィン(世界ファンド成績ランキング二連覇)
・アドビ:約803億円分
・ウーバーテクノロジーズ:約488億円分
・ブロードコム(半導体メーカー):約476億円分
米国市場が好調の中、彼らは保有株式を次々と大量に売却。

真実を煙にまくCEO

その後、このシステムでは、白人が歴史から抹消するようプログラムされていたことが判明。インタビューの中で、グーグルの共同創業者であるセルゲイ・ブリン氏は、「我々は画像生成で失敗した点もある。これはテストが十分でなかったことが主な原因だ」と語っている。

だが、それは違うだろう。ジェミニは指示通りに動作するようプログラムされていたはずだ。問題は「プロンプト・インジェクション」と呼ばれるものである。このプロンプトとは、システムに対して行う要求のこと。インジェクションとは、ユーザーに知らせず、質問を変更するアルゴリズムのことを指す。

例えば、「ローマ法王の画像を見せてください 」というプロンプトを入力した場合、インジェクションのアルゴリズムによって、「多様性のある世界における法王の画像を見せてください」というプロンプトに変更される。

そのため、女性や先住民の法王の画像が生成されることも驚きではない。システムは設計された通りに動作しているのだ。問題は、プロンプト自体が、確固たる事実や実際の歴史よりも、グーグルの「多様性」という価値感を優先させるように変更されたことだ。ブリン氏はそれを承知の上で、煙に巻いているだけである。

グーグルは民間企業であるため、システムの設計は自由に行なえる。しかし、それは同社への信頼や製品の使用を義務付けるものではない。私は政治的偏見と偏った生成結果により、同社のGPTを信頼していない。このような懸念が社会に広まることを願う



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