はてなばばあ

気まぐれに自分メモ的に書いてます。

PARIS.4日目(その2)

2012年01月29日 | 旅行
4日目(その2)

歩き疲れたので、とりあえず近くのMETRO「リヨン」駅に向かう。この駅は、ちょっと治安が悪いとガイドブックに書いてあったので少し緊張したが、ポリスが3人ホームにいたし、電車にも警備?乗り込んでた。うーん???ま、何事も無く「オテル・ド・ヴィル」駅で降り、B.H.Vという東急ハンズみたいなデパート(東急ハンズが真似したのかも)に買い物に行く。

ここは大工道具から台所用品、おもちゃ、文房具などなんでも売っていて見やすく買いやすい。友人の出産祝いにウサギのぬいぐるみとか、ウチの猫のお世話してくれてる友人に猫のぬいぐるみなど数点購入。こっちのぬいぐるみって、赤ちゃん用なのに紫色だったり大人なおしゃれな色づかい。大人でも欲しくなる。ちょうどクリスマスシーズンだったのでラッピングのサービスもあったのでお願いした。が!ここの担当者の若い男女、愛想はいいけど、やたら時間がかかって出来も悪い。包装紙を切ったところがガタガタで、信じられないくらいに下手!フランス人って不器用なのか?でもまあ、これも旅の思い出だね。と、笑いながら階を下りビルから出ようとしたら・・・
セキュリティーゲートで「ビーーー!!!」え?私?何?何?おろおろしていると、どでかい黒人ガードマンが「ちょっとまて。袋の中を見せろ(多分)」という。袋の中には、さっき買ったラッピングしてもらった包みが数個。ガードマンもさすがにラッピングまでしてあって盗んだものとは思えないわけで、申し訳なさそうに「開けても良いか?」と聞く。どうせへたくそラッピングだったし、快く「ウィ」と答える。案の定、防犯タグの外し忘れだったわけだが、無実を証明するためにレシートまで提示。どんな買い物もレシートは捨ててはいけませんね。教訓です。帰り際にガードマンも謝ってくれてドアを開けて見送ってくれたけどね。焦りました。まったくもう。

そんなこともあったけど、まだアパートに戻るには時間が早かったので、近くのポンピドゥーセンターに再び行き、企画展のムンク展とYAYOI KUSAMA展を観た。草間展は、若い頃のビデオとか写真とか日本では観たことないような過激なシーンとかも展示してあったり、昔の作品もたくさんあって改めてすごいと思った。説明書がフランス語だから読めなかったのが残念。



その後、最上階のムンク展に行く途中、エスカレーターを上りきったところで夕日がパリの街に沈むところが見えたのはラッキーだった。雨上がりの夕焼けだ。



そして、雨上がりの夜空(くどい?)には、満月に近い丸い月が出てきて、ああ、日本でも同じ月が見えるんだよね?と、なんだか感動してみたり。



朝から晩まで歩き回り、くたびれ果ててアパートに戻った後は、洗濯して、冷蔵庫の残り物を食べて、泥のように眠りました。


PARIS.4日目(その1)

2012年01月29日 | 旅行
4日目(その1)

ようやく雨が上がり朝日がまぶしい!誰もが名前を知っている超有名な「ルーブル美術館」へ開館時間にあわせて市バスで向かう。



日曜無料DAYの次の日だったからか?朝早いからか?意外と空いている!館内はめちゃくちゃ広いので日本語パンフレットをもらい、自分の位置を確認しながら回ることに。まず最初の人だかり発見!サモトラケのニケが、ででーん!と迎えてくれた。



そして、いるわ。いるわ。観光客がいっぱい!韓国、中国、日本人の割合が半分以上を占めている。中でも日本人がダントツ!ツアー客、修学旅行、個人旅行。主要な作品の前には、どこも人だかりができてて、ある意味わかりやすい。有名どころナンバーワンのモナリザは、本物は色がやわらかくて深くて実に美しかった。
 

ミロのヴィーナスも、ああ、大理石でできている!あたりまえなんだけど質感がいいのよ。質感が。石膏じゃないんだ。本物なんだ。と、完全なおのぼりさん状態。



有名な作品が、行けども行けども出てくる。とにかくバカでかかったりする油絵も天井が高いからゆったり展示されているし、規模が半端じゃないわけで。ああ、こういう文化に子供の頃から接している人たちは、大人になってもコンサートに行ったり絵を鑑賞したりできるのか?文化を楽しむ幅が違いすぎる!悔しいような、羨ましいような・・・



クラクラしながら館内を歩き回る。彫刻の量もすごいのなんのって!全部観るなんて絶対無理!
主要な作品のゾーン以外は、人も少なくなってきてエジプトの彫刻や先日行った「ケ・ブランリー美術館」にあったようなプリミティブな彫刻ゾーンなんて、ほぼ貸し切り状態。小物、模様、形に釘付け!現代でも通用しそうな陶器の柄だったり形だったり。ああ、ネタの宝庫だ!いつか、また、ゆっくり来られるチャンスがあったら来たいと思う。



そうそう、フレスコ画のところでは鳥肌がたった。学生時代に授業で一枚だけ描いたことがあるけれど、本物を観たのは初めて。いったい何時間歩いただろうか?お腹も空いてきたので館内のカフェでサンドイッチとコーヒーを飲む。二人で20.4ユーロだった。割高だが仕方ない。



お腹も満たされて、元気になったので美術館を出てMETROで「サンポール」まで行くが、目当てのアンティークショップやカフェなど休業ばかり。街なみの雰囲気も静かでいい感じなんだけど休みじゃ仕方ない。気を取り直して、そこから歩いて1kmくらいのところにある「ヴィアデュック・デ・ザール」という50以上のジャンルの職人がアトリエを構えるギャラリー?店?があるらしいので歩いて行ってみると、陸橋の下に延々とアトリエがならんでいた。ガラス越しに陶器の絵付け作業など見ることができたが、気軽に入れる雰囲気でもない。他に歩いてる人も少なくて閑散としていた。
午後2時ぐらいだったかな?曇ってきて寒くなってきた。



(つづく)