ニセコは、今日も雨です。夜半から降りだした雨は、風も加わって、一晩中ゴウゴウと激しい音をさせていました。
昨日、梅雨のあい間をぬって、周囲の林で草花の撮影をしました。いくつか、すばらしいお花をお見せできると思います。
これはクルマユリ(車百合)です。
拙宅から道ひとつ隔てた敷地に咲く、妖艶なクルマユリ。
2~3年前から数を増やして、毎年、いま頃咲き出します。
ユリ科の多年草ですが、背丈は1mくらい。その葉が車のように、四方八方に広がっているところからこの名前がついたそうです。
花ばかりに注目していたので、クルマユリの「車」たるゆえんの葉っぱを撮るのを忘れてしまいました。葉は、鯉のぼりとともに、5月の青空にあって、カラカラと回る羽根車のイメージです。
どちらかと言えば、鬱蒼とした暗い林を好むようで、同じユリ科のカタクリが、早春の明るい林を好むのと好対照です。