先日、ご近所の方が「九州の友人がたくさん送ってきた」とおっしゃって、30cmはあろうかという大きな「ゴーヤ」を1本下さった。
日頃、ズッキーニのノッペリした姿を見慣れた目には、ゴーヤは、如何にも自己主張の強い、ゴツイ野菜のように思えました。
「どうして食べるのかよくわからない」と言いつつ家内は、料理本の指示通り、薄く切って塩を摺り込み、しばらく放置してから水洗いして「モチ豚(肉の薄切り)」とともに、油濃い目の炒め物にしてくれました。
夕食の主菜だったのですが、一口食べて、たちまち「苦~い!」と口をへの字に曲げて叫びました。
しかし、「これぞゴーヤの美味しさのはず」と思い直して一生懸命食べてみましたが、やはり苦いもは苦く、日頃口にしない味に、舌がどうにも馴染んでくれません。
結局、このゴーヤ。残りの半分は、次の料理に使われることはありませんでした。