Win7のノートパソコンに、Win8を導入した。
「現行の設定を引き継ぐ」としたことと、5GBくらいの画像ファイルを残したままインストールを始めたため、完了まで5時間半もかかってしまった。
遂に、待ちに待ったスタート画面が出現した。
きれいなタイルがたくさん並んでいる。
時事ニュースや天気予報などがリアルタイムで見れ、真新しさを感じさせる。ピクチャーホルダー内の画像がスライド表示されたりする。
ただ、その操作性は???の連続で、結局、丸1日あれこれいじっただけでバイバイし、Win7に戻してしまった。
小生が感じた問題点としては~
1.すべての操作を、いわゆる「窓」ではなく「全画面表示のタイル」上で行なわなければならず、且つ、これを閉じたり最小化する退避ボタンがないため、問題が起こると、カーソルを画面右端に移動して表示される「チャーム」から、再操作しなければならず煩わしい。
2.何につけMSストアへのアクセスを要求され、これも煩わしい。
Win8は、MSソフト売らんかなのためのOSようだ。
3.画面をタッチすることによる操作は、例えば、iPadとかスマホには向いていると思うが、ことPCについては、より複雑な作業をこなすのだから(タッチ操作との)親和性は薄い。
つまり、マウスとキーボード操作主体のパソコンに、タッチ操作を持ち込んでも、どちらも中途半端なインターフェースとならざるを得ない。
4.従来のOSに付随していたゲームソフトが、何故かなくなっていて不満が残った。特に、現役時代から親しみ、現在も老化防止に役立っている「フリーセル」がないOSなんて!という訳である。
5.やはり、一部のアプリケーションに不具合が出た。特に、常用しているメールソフトで、入力する文字があちこちに飛んでしまうのには困った。
勿論、これはいずれアプリ側で改善されると思うが、当座は困るので(Win8とは)バイバイすることにした。
いずれにせよ、インターフェースの変更は、パソコン操作に大きな負担を求めるものだから、これに応えるには、iPadのようにハードや主要なアプリも含め、完成したトータルシステムとして提供しなければ、大方の評価を得るのは難しい。
以上から、現行PCへのWin8の導入はお勧めできない。
どうしてもWin8を試したい向きには、タッチ操作可能な「Win8」専用PCでということになる。