1987年にリリースされたチョン・キョンファのLPを聴きました。
四半世紀前の制作とは思えない瑞々しいヴァイオリンの音色が部屋中に溢れ出て幸せな気分になりました。
収容されているのは、
・クライスラー 愛の喜び
・エルガー 愛の挨拶
・チャイコフスキー 感傷的なワルツ
・ドビュッシー 美しい夕暮れ
・ショパン 夜想曲 第20番
・サンサーンス カプリース
・ブラームス ハンガリー舞曲 第1番
など17曲、名だたる名曲ばかりです。
アナログレコードを聴いていつも思うことは、やはり、デジタルに分解しない生の音のすばらしさです。
ただ、ジャケットをよく見ると「DIGITAL」の文字が見えます。
つまり、録音とミキシングはデジタルで行い、その音源をアナログに変換して(LP原盤を)制作したと思われます。
従って、デジタル処理が問題なのではなく、一般家庭で通常使用されるデジタル機器が、アナログの持つ伸びやかな美しさを再現できていないのではと思います。
この点、拙宅は、(デジタル)ファイルの再生なので、少しは挽回できているかも知れません。