『私のエッ!?日記』(暇爺の“ボヤ記”) 

 ~平凡な日常を画像で綴る Photo diary ~

コンポ修理

2018年08月19日 23時09分08秒 | 日記

 

 お気に入りのミニコンポが故障したので、壊れてダメ元の覚悟で分解修理をやってみました。

 10年前に買った古いものですが、SD・MD・CD~テープと何でも聴けて、しかも SD↔MDCDテープそれぞれの間で相互にダビングができるという優れもので、これまでお気に入りの曲を何曲もMDに録り貯めした宝物です。

 不具合は引っ越しと同時に起き、①「電源 off 不良」(onは問題なくoffだけ「しばらくお待ちください」と永遠に待たされる)、②「MD読み取り不能」(このディスクは再生できません)、③「CDイジェクト不良」(五連奏チェンジャーから ガ/ガ/ガ と異音を発し)フリーズ状態になり、CDを含め全ての操作が不能に陥ります。

 引っ越し荷物が片付いたので久しぶりに聴こうと思ったらこの有様。買い替えようにも既に製造・販売終了製品とあって何としても修理してみたくなったのです。 

 

 

 

 まずは裏蓋を外してCDチェンジャーから。

 筐体を覆っているカバーを緩め、フロントパネルとリアパネルを外してCDチェンジャーを取り出します。修理後の再組み立てを考慮して、外す順番とネジの種類、コネクター(ユニットとユニットの基盤を繋ぐ配線)の繋ぎ目を忘れないようデジカメで記録しながら慎重に進めます。

 

 

 CDチェンジャーはプラスチック製の蓋で覆われていて中の様子が分かりません。その蓋の装着の仕組みがどうしても理解できなかったので、最後は力任せに引っ剥がそうとしたら「バキッ」っと音がして剥がれました。留めていた爪が折れたのです。 

 それでも甲斐あって「ガ/ガ/ガ」の原因が掴めました。ミニCDがターンテーブルから外れて挟まっていたのです。


 

 次はCDチェンジャーの上にあるMDプレーヤーです。

 こちらは予想していたとおりピックアップレンズの汚れでした。綿棒にアルコールを浸み込ませて拭くと、曇っていたレンズが見違えるように綺麗になりました。これで大丈夫のはずです。

 

 

 最後は、メインスイッチです。

 こちらは流石に見た目だけでは原因が分かりませんでした。on は問題ないのに offだけが「しばらくお待ちください」と朝まで待ってもダメな症状であり、電子回路の基板か何かに問題があるのだろうと早々に諦めて、組立て直しに取り掛かりました。 

 最も苦労したのがこの作業でした。

 分解した写真を逆に追いながら組み立て始めましたが、CDユニットやMDユニットが筐体に「カチッ」とハマりません。「彼方立てれば此方が立たぬ」状態で、何とか納めようと弄くり回しているうちにコネクタが外れ、今度はコネクタを繋ぐのに手が入らないほどの隙間で悪戦苦闘!やっとコネクターの繋ぎ込みが成功したと思ったら、またユニットが外れての繰り返し。

 ユニットをハメ込もうと動かすとコネクターが短すぎて直ぐ抜けてしまう。ユニットが外れない範囲でコネクターを差し込みようにも、隙間が狭すぎて手が入りません! 

 まるで素人に手を出させないためのメーカーの嫌がらせとさえ思えた程です。(笑)

 

 

 

 ユニット蓋の爪が折れたり、前面パネルや筐体カバーに傷が付いたりしましたが、一日がかりで組立て作業が終わりました。

 恐る恐るメインスイッチを入れると通電しました。全体をフリーズさせた元凶のCDチェンジャーの「ガ/ガ/ガ」の異音は消えて正常に作動 (^^♪ 他モードへの悪さもしていないようです。MDも案の定レンズの曇りが原因だったのでしょう。以前にも増してサウンドがクリアーです。 

 SDもAM&FMチューナーも正常で、メインスイッチのOFFだけは相変わらず「しばらくお待ちください」

 仕方なく原始的(コンセントを抜く)方法で使い続けることにします。

 暇あればこその修理劇場でした。

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