◆ 街の様子
夜が明けると、お向いさんの風見鶏が傾いている以外は何時もの風景なのに、街へ出掛けると様子が一変していました。
街中の信号機が消えて、クルマがやたら多く歩行者がいないのは、大規模停電により電車・バスが全面ストップしたせいでしょう。そんな中、交差点では全てのクルマが一旦停止して、お互いに顔の合図で譲り合いながら交互に通行していました。皆さん本当に慎重運転でスムーズに流れており、究極の交通事故防止対策は「これだな!」と直感した程です。(街中の信号機を撤去すること)
自分のクルマは車庫のシャッターが開かず使えませんでしたが、たまたま車庫に入れなかった息子が、会社が臨時休業になったと帰って来たのでラッキーでした。
食料を求めてスーパー・コンビニへ向かいましたが大半が閉店しており、唯一開いているスーパーも長蛇の列で何一つ買えませんでした。仕方なくカセットコンロを買おうとホームセンターに向かいましたが、こちらも長蛇の列で木炭やホワイトガソリンまで売り切れでした。
水さえあれば3日は持つだろうと諦め、せめて乾電池、ローソクなどの灯りと、ラジオ、携帯充電器などの情報源を確保しようと売り場を探しましたが既に売り切れで、停電時に働く大衆心理は皆同じだったようです。