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よろずよもやまよろずたび

地元の写真と日々の雑感、写真日記です.
最近は陶芸三昧の日々ですが・・・

団塊の主帳

2012-11-27 | 


本書は1995年に出版されたもので、団塊の世代の方々が40代後半に差しかかり、それまでの人生を振り返ってみたときの思いと、これからの人生について語った手記を集めたものです。
この中に、ガンバレ!団塊という章があるのですが、そこに何と同級生のまこさんの一文が載っているのです。
ご主人が団塊の世代であり、彼らより5年ほど後に生まれた我々世代から送るエールとでもいいましょうか。
「すごい、すごい」と思いつつ拝読したのですが、その彼らもいまや定年を過ぎてある人は悠々自適、またある人は継続雇用でもっていまだに頑張っておられます。
以前、団塊の世代が定年を迎えると労働人口が激減して問題になるといった話しがありました。しかし継続雇用が実施されたことと不景気でもって企業の人員削減の方向性があったせいか、大きな問題にはならなかったようです。 ところが、いよいよというか、年金を満額支給される年代に差しかかり、問題再燃するかもしれないという記事がありました。

いま、団塊の世代が就いている仕事は、中小企業に多いのだそうです。 中小企業と聞いて思い浮かぶのは、町工場など個人経営に近いようなところです。 町工場は、新幹線から人工衛星までつくり日本の技術を支えているそうですが、そう思うと本当に問題になるのかもしれませんね。

そして、日本の国力が次第に衰えていき・・・いよいよわたしたちの年代が65歳を迎える頃になると、はたして年金で生活出来るのでしょうか?

と、そんな不安を解消してくれそうな政党が、どこにも見当たらなくて困ります、衆院選。



イカはしゃべるし、空も飛ぶ

2012-11-09 | 

 

「しゃべる」というのは、イカ同士のコミュニケーションがあるんだろうと思えば、そう不思議でもなかったのですが、タコと同じく頭足類でぐにゃぐにゃとした身体が飛ぶなんてホントだろうか? と思って手にとった本書。

数頁捲くると写真家岩合氏が撮ったという写真が載っています。胴のヒレと足を広げて膜をつくり、編隊をなしてトビイカが飛んでいるのです。 というわけで一読したのですが、浅く広く概観した感じというか、生態など分からないことも多いようで、ほんとうに興味を引くまでには至りませんでした。 でも何とも愛嬌のある姿で、載っている絵を見ているだけでも楽しい一冊です。


韓国が「反日国家」である本当の理由

2012-11-09 | 

 

以前読んだ韓国にまつわる本のおかげで、さもありなんと思える内容でした。

すなわち政権の都合で始めた反日教育が一人歩きして、日本統治時代から時間が経つほど真実から遠い歴史観を作り上げ、信じ込むことで、益々反日感情が高まっているといいます。

で、著者は韓国社会に対して「反日システムから抜け出すためには・・・」と提言するのですが、読むほどに、難しいだろうなぁ~と思ったり・・・とくに竹島問題でギクシャクしているいま、何をいっても耳をかさないだろうし・・・

とにかく日本は、対外的に「お人好し」「バカ正直」なことをやらないように祈るばかりです。


毒になるテクノロジー

2012-10-31 | 

インターネットの普及によるPC、携帯端末の過剰な利用が、様々な精神疾患に類似した症状を発現したり助長するので、ほどほどに使いなさい・・・という本です。

ナルシシズム、強迫観念、携帯メール中毒、躁鬱、注意力散漫、コミュニケーション障害、サイバー心気症、摂食障害、統合失調症、覗き見趣味などが挙げられています。

ところで、○○課の同僚または上司と部下が、メールで会話している・・・なんてはなしを勤めていた会社で聞いたことがあって、「そりゃ、ないだろ?」と思いましたが、似たようなことが載っていて、日本だけの話しじゃなさそうです。 また、プログラマーの注意力は3分ほどしか続かなくて、それと同じか数倍の時間をネットをさまよったり、メールを確認したりするので、マルチタスクは効率が悪いといったことも述べています。 会社にいたとき「煙草を飲んでる奴は、その分仕事をしていない」と言われたものですが、プログラマーに限らず集中力が続く時間には限度があるというもので、 パソコンに向かっている姿を見れば仕事をしているように見えますが、後ろに回ってみればネットサーフィン。・・・それよりも気分をリセットする一服の方が良いように思うのですが・・・だめか

 


薬も手術もいらない めまい・メニエール病治療

2012-10-22 | 

耳鳴りが始まったのは会社を辞める2、3年まえからだから、もう4、5年が経つことになります。

いちど、何とか治らないかと病院へ行きましたが、医者曰く

『 騒音現場で働いてた人はよくなるのです。治りません。はい』 と言われました。

ところが、治らないと言っておきながら 大量の薬が処方されました。 

結局、薬を全部捨ててしまい、諦めていまに至るのですが、先日同窓会で会ったN氏から「私はコレを読んで治った。いちど読んでみなさい」と「薬も手術もいらない めまい・メニエール病治療」を勧められました。

しかし、メニエール病というのは、めまいを主症状として吐き気・難聴・耳閉感を伴うものだそうで、様々な薬があるそうですが、根本的な治療法がない特定疾患に指定されているそうです。

ところが、本書によると、原因はストレスによるもので、有酸素運動を毎日続けることで治るといっています。

なんだ簡単ではありませんか。

ただし疑問としては、

N氏の体型から「運動をやった形跡がみられない」(失礼)

自分はめまいが無いので当てはまらないような気がしなくもない。

とはいえ、治るものなら治ってほしい耳鳴りです。

とりあえず・・・明日から始めよう。

 


コカイン・ナイト

2012-10-03 | 

怪物が男の顔面をガブリ・・・という刺激的な表紙ですが、読み終えて まさしくこの通りだと納得の「コカイン・ナイト」

スペインのリゾート地にて起きた放火殺人。その犯人として捕らえられた男の兄であるイギリス人の主人公が、いつしか事件の背景にある異常なコミュニティに引き込まれていく・・・というミステリー。

で、このリゾート地というのが、早期に現役を引退した労働とは無縁な人々が住んでいて、酒と鎮静剤に浸る活気がなく沈滞し不活性な所だった。 しかし犯人とされる弟とその仲間によって短期間のうちに活気のある街へと変貌した。 その方法というのが住人に脅威を与え、人々がともに行動するよう仕向けることだった。 というわけで窃盗、麻薬、レイプなどを組織的に起こしていたわけですが、主人公もその仲間に加わっていく・・・というようなお話です。

この話しは、小さな街を舞台にしているわけですが、ふと今の日本が、高齢者ばかりの沈滞した社会であって、まるで物語が始まる前の、その舞台のような気がしたりして、なんとも面白かった。  ひょっとすると、いまの韓国や中国との領土問題が日本を活気付かせるんじゃないか・・・などと思って。 昔だったら戦争へと駆り立てられたりするんだろうけど、そうした狂気が押さえ込まれているから、悲劇的な方向に進まないだろうとは思いつつも、中国は正気の箍を外させて暴動を起こさせてるわけで、どうなることやらと・・・


クロノリス

2012-09-18 | 

以前読んだ 「連環宇宙」 が面白かったので、これも間違いないだろうと思って読めば、その通り。 2021年、突如として巨大な塔がところかまわず出現。 出現時に周囲を破壊し街の経済・世界の秩序まで奪っていく・・・。 それは未来世界から送られてきたまさしく石碑のようなもので、クロノリスと呼ばれる。 未来から送られてきた征服者による記念碑だというのだ。 で、これを解明しようとする科学者と、主人公であるプログラマーの生き様が描かれている。 というわけで SFって面白いですね。


ぅ~む、もどかしい

2012-09-17 | 

信長協奏曲の新刊をお借りした。石山本願寺が挙兵して信長ピンチ・・・の時代なんですが、このあと比叡山焼き討ちなどを敢行するので、元現代人の主人公としては複雑な心境になるんじゃないかと心配するも、そこまで話しは進まずに7巻目は終了。 早く続きをみたいのですが、月刊誌連載で月当たり30頁程度にて、なかなか話しが進みません。 思わず 「もどかしいゼ」 と呟きたくなるのです。

で、そういうもどかしいときは、余計なところに思いが行き・・・本能寺で明智光秀にやられるとき、主人公は現代に返って・・・浦島太郎・・・ってなことはないか(^^;

ところで、戦国時代にタイムスリップするといえば 『戦国自衛隊』 他にもイロイロありそうですが、たとえば 『戦国アラレちゃん』 とか 『戦国ドラえもん』 とか 『ゴルゴ戦国時代』 とか ムチャクチャな話しが出来そうで・・・ダメか・・・


ハエ全書

2012-09-11 | 

「わーすごい、こんな本があるんだ」と感心

人とハエとの死闘について過去から未来へと話しが進むのですが、

糞尿、腐敗した血、肉、疾病を撒き散らし、食い殺していくハエ、ハエ、ハエ のオンパレードでキモチワルクなること請け合いの一冊です。

そんなハエですら、絵にしたり、喰ってしまったりする人間もいて、われわれも逞しいのですが・・・

どちらも、まぁ第三者からするとギョエ~な存在かもしれません・・・などと思いつつ斜め読み

ところで、ハエが飛ぶ速さは時速14~15kmだそうです。

体長が10mmだとすると、身長1.7mの人間の170分の1というわけで、人間と同じ大きさだったら、なんと 2380 (km/h) で飛んでいて、どこにもぶつからないのですから、スゲー運動能力です。 

また他の昆虫の羽ばたきが7~10回/秒であるのに対し、ハエは200~400回/秒だそうです。他にもハエの様々なことについて載っているいるのですが、あの小さな体になんとも精巧・巧妙な仕組みがあると思うと、見つけしだいブチュっと潰してしまっていいのかどうか・・・???

でも、やっぱり周りにいれば煩くて・・・ブチッ、バチッ、ドカン、ガラガラ・・・「そ、そこを動くな」 と叫び 汗をかくのです・・・


怒涛31巻

2012-09-08 | 



またしてもN氏からお借りしたマンガ「土竜の唄」

やくざ世界に飛び込んだ二十歳の潜入捜査官、菊川玲二の大活躍を描いた31巻

登場するキャラクターが、どこかで見たような気がする者ばかりで、味方にも敵にもなんとなく親近感を抱こうというものです。

で、紙面をところ狭しと暴れまわり、凄惨な場面の連続なんですが、どこか演劇調の展開で、イヤらしくないんですね。

ところで、1巻目が2006年発刊で、31巻目は今年の7月付けというわけで、6年越しの物語です。

6年も経つと最初と今では絵柄も変わり、31巻目では随分と緻密な描写になっています。でも主人公や脇役たちの顔がガラリと変わるわけでもなくて、むかしのマンガにあったような 『別人じゃん!』 ってなことはありません。 いまどきの漫画家は絵の基本がしっかりしているのか、描くほうと編集とで始める前からその辺りをキチッと決めているのかもしれませんね。 妙なところで感心してしまいました。