よろずよもやまよろずたび

地元の写真と日々の雑感、写真日記です.
最近は陶芸三昧の日々ですが・・・

コカイン・ナイト

2012-10-03 | 

怪物が男の顔面をガブリ・・・という刺激的な表紙ですが、読み終えて まさしくこの通りだと納得の「コカイン・ナイト」

スペインのリゾート地にて起きた放火殺人。その犯人として捕らえられた男の兄であるイギリス人の主人公が、いつしか事件の背景にある異常なコミュニティに引き込まれていく・・・というミステリー。

で、このリゾート地というのが、早期に現役を引退した労働とは無縁な人々が住んでいて、酒と鎮静剤に浸る活気がなく沈滞し不活性な所だった。 しかし犯人とされる弟とその仲間によって短期間のうちに活気のある街へと変貌した。 その方法というのが住人に脅威を与え、人々がともに行動するよう仕向けることだった。 というわけで窃盗、麻薬、レイプなどを組織的に起こしていたわけですが、主人公もその仲間に加わっていく・・・というようなお話です。

この話しは、小さな街を舞台にしているわけですが、ふと今の日本が、高齢者ばかりの沈滞した社会であって、まるで物語が始まる前の、その舞台のような気がしたりして、なんとも面白かった。  ひょっとすると、いまの韓国や中国との領土問題が日本を活気付かせるんじゃないか・・・などと思って。 昔だったら戦争へと駆り立てられたりするんだろうけど、そうした狂気が押さえ込まれているから、悲劇的な方向に進まないだろうとは思いつつも、中国は正気の箍を外させて暴動を起こさせてるわけで、どうなることやらと・・・


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