よろずよもやまよろずたび

地元の写真と日々の雑感、写真日記です.
最近は陶芸三昧の日々ですが・・・

雪の日 散歩

2011-12-29 | 風景


2011年、日本にとって大変な一年でした。 
来年は、いい年になってほしいものです。





そういえば、会社にいたころ、年末間近になると問題が起きて、正月休みもおちおち寝ていられないってことがありました。
いま、そういうことから解放されて・・・良かったやら退屈やらチト寂しいやら懐かしいやら・・・

雪が降りました

2011-12-25 | 風景


12月、クリスマスの頃になると雪が降るというのが いつものことです。
で、まぁこの時期は すっかり冬なわけですが、寒い寒いと思うものの雪がなければカブで走っていても凍えるほどではありません。少し不思議に思って平均気温を調べてみたら12月は3月と殆ど同じ気温です。3月といえば春を思わせる頃だから もっと暖かいのだろうと思っていたのに意外です。 で、4月は11月と同じで、5月になって10月頃と同じ・・・最も寒いのは1月2月でした。 新春の候云々というのは1月の挨拶ですが、最も寒い真っ只中だというのに どうも解せない時候の挨拶であります。



雪の日は風がなければ 寒さも大したことはなく、散歩が楽しい今日の朝。

殺しの挽歌

2011-12-23 | 


前に読んだ『眠りなき狙撃者』と同じ著者マンシェット
手に取ったときの第一印象、なんて陳腐・・・
書店の店先に積まれていたとしても手にすることは絶対にないだろう一冊
だって表紙の装丁が・・・よく見たら写真で、右端の人物の輪郭にパープルフリンジが生じてるし、そもそも構図がヘンじゃろう・・・とまぁどうでもいいことですが・・・

しかし、本を開けば贅肉がまったく無しの語り口は、スピードにあふれ、よく出来た映画を観る如し。 で、エンドロールまであっという間です。

ねじまき少女

2011-12-22 | 


SFの主だった賞を独り占めした本書「ねじまき少女」
久しぶりのSFにワクワクしながら読み始めました。
石油が枯渇し、温暖化により海水面が上昇した未来、動植物が遺伝子組み換え技術の影響による疫病の蔓延で死滅し、多くの国々が崩壊するなかで、堤防で首都を守り、種子バンクで食料を確保しているタイ国が舞台。 疫病に耐性のある遺伝子組み換え植物を売り込もうと画策する西欧企業のスパイと、賄賂で儲けようとする通産省の勢力、輸入品による疫病から守ろうとする環境省の勢力などが入り乱れる中に、日本製のアンドロイドが取り残されて大騒動の物語が始まります。
それなりに楽しめるお話でしたが、屋台が並び自転車が走るスラムの描写は今現在の東南アジアの光景そのままのようで、石油が枯渇するまでの間に変容するであろう街並みや人々の考えや生活様式が、今と同じになってしまうというのは、どうもオカシイように思えます。 それが賞を独占したと思うと、面白いSFがなかなか見つからないのも頷けるような気がしたり・・・

売れ筋ランキング

2011-12-22 | その他
価格.comに売れ筋ランキングというのがあって、297種類のカメラが順にランキングされています。
で、わが愛機E-5はと見ると、今日現在63位で全く売れていないというわけでもなさそうです。
オリンパスが良からぬことで何かと取沙汰されているので、カメラ事業大丈夫かいな? と心配になるというものです。そこで他機種のランキングを見てみると、 そこそこ頑張っているようですいまひとつハッキリしないので、以下にまとめてみました。

表-1


表-1は、メーカー毎に機種単価で降順(160位まで)に並べてみたものです。(クリックすると拡大)
Cはキヤノン、Nはニコン、Oはオリンパスです。
表中の”ポイント”というのは、ランキング1位を300ポイントとして、順位が一つ下がる毎に299、298・・・と下げていったものです。販売数量がランキングの順位通り直線的に並んでいるはずはなく、1位と2位、2位と3位、それぞれに大きな違いがあると思いますが、具体的な数値が分からないのでしょうがありません。それでも販売量の目安にはなるでしょう。

で、単価にポイントを掛ければ、機種毎の売り上げ目安になります。

下表はメーカー毎にまとめたものです。
朱字、単価はキヤノンを100としたときの指数比較です。
また、朱字「ポイント合計」B列は、7社の合計に対する比率であり、C列は、売り上げ目安の比率になります。
D列は、機種平均の売り上げ目安について、キヤノンを100とした場合の指数比較です。

表-2


ところで、高額なものほど利幅が大きいというのが一般的でしょうから、キヤノンやニコンに比べると、オリンパスやパナソニックは、随分と薄利多売といえそうです。表-1のオリンパスですら、売り上げの目安で最も大きいのはE-5です。
ちなみにペンタックスの平均単価がキャノン・ニコンに次いで3番目に大きいのは機種645Dがランキングされており、この¥60万余りの機種一つで全体を押し上げています。

さて、こうして見ていくと、「カメラ女子」などといって新たな市場を開拓しようとしたオリンパスは、方向を完全に見誤ったように思います。 そもそも女性のカメラへの拘りはファッションであり、身に着けて楽しむものだとすれば、お洒落で可愛いものが一つあればいいのでレンズを沢山持っている必要もないし、街中の素敵なものを見つけては撮るのに、様々な機能も必要なくてそこそこの性能があればいいのです。 ところが、そういうことじゃ満足できないのが男というもので、少しでも高性能、高機能、プロが持ってるものと同じなら良い写真が撮れるに違いないと幻想を抱き、高価な機材もなんのその、『えい、やっ!』 と清水の舞台から飛び降りるのです。 このおバカな男たちの心をくすぐらなきゃダメなのに、薄利多売に舵を切り・・・大丈夫?

なお、ニコンもミラーレス機を出し、キヤノンも続こうとしているようですが、これら2強がミラーレスに本腰を入れるとは考えにくく、どちらかといえば当て馬的なもので、オリンパスやパナソニックをいつまでも廉価で儲けられないようにするための戦略かもしれません。 むしろキヤノンやニコンにとってソニーの方をライバル視しているかもしれませんね・・・こういう状況で、オリンパスが向かう方向は、はたして・・・

弓納め

2011-12-20 | その他






石油ストーブが数台あるものの、広い道場を暖められるわけもなく・・・寒い。
そんな中で片肌脱いで矢を射るときは、なおさらかと思うが、
集中しているので、それほどでもないらしい。

で、全身に力を込めて弓を引いているのだから、厳しい表情なのかと思えばさにあらず。
皆さん、あっけないほどに穏やかな顔つきをしています。

弓道、ただ的に矢を当てるだけじゃない奥深さがあるようです。
俗物の私はただもう感心するばかり・・・

幽閉

2011-12-17 | 


さすがに雪が降る日は寒いものです。
雪に閉ざされて「幽閉」・・・ってほどじゃないですが、
こういう日にはコタツに入ってミカンでも食べながら本でも読んでいるのがいいです。



またもフランス語圏で人気の アメリー・ノトンの一冊。
小さな孤島に老人とうら若き女性が使用人とともに住んでいます。
女性は5年前の戦争により両親を亡くし、人前に出られないほどの負傷を顔に負い、老人に連れて来られていた。以来、島の屋敷に籠もりきりでいるのです。
あるとき女性が病気になったため、老人は看護婦を雇うのですが・・・

老人と女性と看護婦の会話で物語が進みます。 老人の女性への異常な愛情が生む ちょっとしたミステリー といった感じでしょうか。それなりに楽しめた一冊です。

ハードボイルド1本

2011-12-16 | 


図書館の「外国文学」の棚に並ぶ本は人気が無いのか手垢の付き具合が小さい。
とくに英語圏以外は顕著で、気持ちよく読める本が多い・・・
というわけで選んだ一冊がハードボイルド1本 『眠りなき狙撃者』
文章は簡潔、心理描写や説明は一切無くて、まるで映画を観ているような感覚が小気味いい。
それもハリウッド映画とは一味違う、フランス映画といった感じで。