暑さ寒さも彼岸まで・・・って、そりゃどこのことだぃ?
と思わせられる、このところの冷え込みです。
それでも日差しを浴びれば暖かくて、
風の当たらない車の中ならば、とっても気持ちいいでしょう。
が、カブではその冷えこみを実感しながらの走行です。
1月、2月の降雪時、ノーマルタイヤでは怖いし危ないし、
そもそも 「 走れましぇ~ん 」 ということで乗れない日が多々ありましたが
ようやく走行距離7000kmに至りました。
走行中のエンジンは快調なんですが、ときどきギヤ抜けが起きるのと
朝の始動時、ガラガラと嫌な音が10秒ほど鳴るのが気になるところで
近いうちにバイク屋さんで診てもらおうと思っています。
で、素人が出来る点検ということで、またチェーンをみると
前回みたときに比べ、若干伸びているようですが、
特別異常があるようには見えませんでした。
というわけで軸間調整後に注油・・・
そういえば、以前ピン~ブシュ間への注油はしないことにしましたが、
すっかり忘れて全体に注油しちゃいました。
写真はチェーンルーブのノズルについた油です。実際には先端に溜ることはありません。
ところでチェーンルーブには2種類のものがあるそうです。
ひとつは今回使ったオイル状のウェットタイプ、もう一つは乾くと半固形になるドライタイプです。
で、缶に表示されてる説明を見ると 「シールチェーン用」 とあって、カブのチェーンに対してはドライタイプの方がよかったのかもしれません。
しかし、ドライタイプというのは、グリース+増ちょう剤(あるいは固形潤滑剤)+ポリマー+溶剤+LPGなどだそうで、缶から出たばかりのチェーンルーブは液状であっても固形物を混ぜてある分、浸透性はウェットタイプに比べれば劣っているに違いありません。それに潤滑そのものはオイルの役目であって、増ちょう剤やポリマーといったものは遠心力などによる飛散を少なくするためのものだと考えられるので、飛散がたいしたことがなければオイルで十分じゃないかと思われます。
ドライタイプは繰り返し使用すると周りに厚く付着して、必要なピン~ブシュ間への浸透を阻害するなんて逆の効果もあるかもしれません。
また、溶剤は潤滑性を阻害するので、十分蒸発するまで待つ必要があります。 でも、その十分というのが分からないんですよね~
昔、溶剤といえばフロン系のものが使われていましたが、オゾン層破壊対策により今では石油系(ノルマルヘキサンとかいうものが一般的)のものになっているようです。揮発性はフロンに比べ格段に落ちるので、いままでのように短時間では乾かないようです。 とくにチェーンのような細かな隙間に入ったものが乾燥するとなると、いったいどれだけ待てばいいのか分からないというものです。 なおシールチェーンに使われてるゴムは、溶剤に対し劣化するのが一般的なので、本来は使っちゃいけないはずなんですが、外表面のことだから直ぐに蒸発するということで大丈夫なんでしょうね・・・
というわけで、ドライブチェーンにはウェットタイプが、よろしいのではないかと。