よろずよもやまよろずたび

地元の写真と日々の雑感、写真日記です.
最近は陶芸三昧の日々ですが・・・

尾小屋2

2009-05-28 | 


精錬した後に残る廃石を焼き固め、コンクリートブロックのようにしたものが 
『鍰(からみ)』というのだそうです。
形は先の写真のように六角柱であったり、この蔵のように四角のものあります。
表面が放つ鈍い光は、当時の隆盛を物語っているように感じるものの、
反面、草木一本生えない禿山に変える毒の煙を吐く産業の
暗部を象徴しているようでもあり・・・



尾小屋鉱山

2009-05-25 | 


自分が住む加賀市から少し北。
小松市の山奥に1960年代まで尾小屋鉱山があった。
小松の街からは尾小屋鉄道が敷かれ閉山後も暫らくは運行されていた。
記憶にあるのは・・・テレビ番組『キーハンター』
客車の上で千葉真一が悪漢と戦っていた・・・
写真は資料館に掲げられていたもの。当時は写真の通り精錬の煙で禿山だったそうである。



今では鉱山の面影はなくて、ただの過疎の村にしか見えない。





そんな村を撮っていたら、米寿を迎えるというお婆さんにお会いした。
往時のお話しで、目の前の山の風景が違ったものに見えてくる。



お婆さんは、東京に住んでいるのだそうだが、春とお盆の季節には帰ってきて
1ヶ月ほどを一人暮らしして、また帰京するとのこと。
ありがとう、お婆さん。