おしゃべり花ガーデンと手作り三昧

カリフォルニアで、季節ごとのお花を育てながら、手作りも楽しんでいます。

五月の名言

2022年05月22日 | 日記



良き力に不思議にも守られて・・・

良き力とはなんでしょう。私たちは何に守られているのでしょう。
お金? たくさんの貯蓄があるから、いい保険をかけてあるから、将来は安心ということでしょうか。
健康? 運動もし、食生活も気をつけているし、これまで病気をしたことがない。健康には自信があるから、不安はないという人もいます。
能力? 自分の力で道を切り開いていくから、何かに頼らなくても自分でなんとかできるということでしょうか。

この世にこれさえあれば安心というものがあるでしょうか。
 
そして、心安らかに来るべきものを待つ とはどういうことでしょう。
来るべきものとは、良いこともあるでしょうが、待ってはいないけど災難や不幸もやってきます。まさか自分がこんな目に遭うなんてという予想外の出来事が人生にはたくさんあります。それは一人一人違います。そうではなくて、この場合の来るべきものとは、いずれどの人にも訪れる死ではないでしょうか。私たちは必ず死にます。
その日まで良き力に守られて心安らかに生きることができれば、どんなに素晴らしい人生となることでしょう。
お金があって健康で地位があっても不安な生活をしていたら、何も楽しくはありません。

神は、朝も夜も、また新しい日々も必ず確かに私たちと共にいてくださる。

これまでの人生で不思議と守られた経験、今も一人ではないと思えること、そしてこれからも共にいて、導いてくださる神の存在があることは、生きるにも死ぬにも心安らかでいられる気がします。


この言葉は、ディートリヒ・ボンへッファーの「主のよき力に守られて」の中にあります。
ディートリヒ・ボンへッファーは、ドイツの牧師でしたが、ナチス批判をしたため強制収容所におくられ、ナチス体制崩壊の三週間前に処刑されました。39歳でした。



    



このシクラメンの写真もiphoneのポートレートのステージライトで撮りました。





コメント (2)
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