おしゃべり花ガーデンと手作り三昧

カリフォルニアで、季節ごとのお花を育てながら、手作りも楽しんでいます。

アメリカの医療に思う事

2022年02月09日 | 日記
昨年秋ごろから息子が腰痛を訴えるようになりました。その内に歩くのも辛そうになりました。ファミリードクターにアポを取りましたが、対面での診察は行わないとのことで、電話で症状を伝えました。見ずに触診もせずにわかるのだろうかと思いましたが、診断結果は「痛み止めを飲ませなさい」とのことでした。確かに腰が痛くて・・・と言ったので痛み止めは必要なのですが、根本的な解決にはなりません。そのことを伝えましたが、「痛み止めを飲ませなさい」の一点張りです。納得できないまま取りあえず痛み止めを飲ませて、温シップをしてみたり、ベッドのマットレスが柔らかすぎるのかもしれないと思い、マットレスの下に板を入れてみたりして様子をみました。

一向にに好転しないまま1か月が過ぎたので、保険会社にあるnursing serviceに電話をかけて相談をしてみました。
症状を話したら「すぐに救急外来に連れて行った方がいい」と言われたので、すぐに連れて行きました。今度は、ドクターが診て「レントゲンを撮りましょう。」というので、何か痛みの原因がわかるかもしれないと期待をしていましたが、レントゲンの結果が出てドクター言ったのは「おめでとう。骨折はしていません。」「えっ、でも痛みがあるので、どこかに問題があると思います。そこを診てほしいんです。」そしたらもう一度「痛み止めを飲ませなさい。」と言うばかりで急ぎ足で去って行きました。

後でわかったことですが、アメリカでは「痛い」と言えば痛み止めを処方するのが一般的なんだそうです。
それ以上の治療を望む人には、手術をして悪い部分を切り取るという治療になるそうです。
大学でもそのように教えられているので、それ以外の治療を知らないのが実状だと聞いて驚いてしまいました。
なんだか医療先進国のアメリカとは思えない事実です。痛みがあるということは、どこか悪い所があるのだから、そこを見つけて治療をしてこそ医者ですよね。痛み止めを飲ませるだけであれば医者に行かなくてもいいです。

その後、専門医を紹介してもらおうと思い、何度かファミリードクターに電話をしましたが、返答はありませんでした。
こちらの保険システムでは、ファミリードクターの紹介がないと専門医に行くことができません。

保険を使って治療を受けるのを諦め、カイロプラクティクに連れて行ってみることにしました。
カイロプラクティクでの治療は初めてなので、不安はありますが、もう少し続けてみようと思っています。

医者と親の違いは、医者は良くも悪くも診断をして終わりだけど、親は子供の病気が良くなるまで寄り添い決して見捨てません。




コメント (4)
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