『外科医ギャノン』

治療は終わった
医師がキッパリ言ったので
その医師と言うのが母を助けてくれたＳ先生
母の大腸癌、胃癌、乳癌を
切って切って切ってくれた
母の命を長らえてくれた名医Ｓ先生
母が外科医ギャノンとリスペクトしていたＳ先生
その医師が言うのだから大丈夫だと思うので
(別ブログには書いていたけどここは非公表)
１ヶ月の思いを書きます、投稿します
長かった二週間でした



ARちゃんのことがイヤでイヤで
文句ばかり言うからイヤで
死んじゃえば良いってマジ思ってて
あー最初に会った頃は良かったなー
結婚なんてしなきゃ良かったなー
喧嘩→仲直り(と言うか諦め)→喧嘩→我慢→喧嘩→離婚
→仲直り(三女が卒業するまで)→喧嘩
繰り返してて
４月にはもう許せないだったけど
５月後半～６月、見直した！男らしい！
そんな風に思うようになった矢先
＝好きで結婚したんだ、良くしてもらったんだ
わたしの方だけじゃない向こうも我慢してるんだ
仲良くしようかなーなんて思った矢先に
ARちゃんが健康診断で引っ掛かった

いつも死んでも困らない
困るどころか
口うるさいのが居なくなって清々する
家のローンは生命保険で払うし
遺族年金はもらえるし
全く困らないわ
と、ARちゃん本人にも言ってるし
だったけど
現実問題として
癌で死んだら
癌で即死ぬのならともかく
治らない癌なのに治療して治療して最期は死ぬのなら
ヤダな
看病も本人の辛さも耐えられるかしら？

５月の終わりの健康診断
検便で血便
要精密検査

最初は痔でしょ
笑い話だったけど

わたしに降りてきた
降臨

癌だと思った

死ねば良いって時は死なないけど
仲良くなったので、ヤバイと思った

早く診てもらった方が良い
血便を嫌という程検索して
ポリープ、大腸癌も
検索して検索して
あれこれ考え
病院も調べて調べて

そこでも降臨

そうだ、母の病院で診てもらえば良い
Ｓ先生の見立て
それが良い

痔だと言い張るARちゃんに口うるさく
早く行くように勧め

内視鏡検査には付いて行った

何か医師が(御家族の方＝奥さん)
話すのなら
居るよ、一緒に来てるよ
ってことで付き添った

Ｓ先生にＯ澤の娘です
母がお世話になりました
今日は主人が内視鏡でお世話になります
ご挨拶して

検査中にポリープがあった場合手術する
同意書も書いてて
案の定
ポリープ切除した
検査に出して結果は二週間後に解る
そして二週間後が今日でした

今日まで
ARちゃんとポリープに付いて話した時も
潔い、カッコ良い、男らしい
でした

しょうがないよね
癌だったらしょうがない
父親の歳を越せなかったか
母親より早く死ぬのは親不孝だな
淡々と話してた

わたしだったら気が狂いそうで
そんなに冷静でいられないよ、って思うほど
ARちゃんは沈着冷静
きっと心の中では葛藤があっただろうに
微塵も見せない
立派だった
今までの見かけ倒しから
一気に男が上がった

ARちゃんは元々癌になったら告知希望
わたしは癌ってバレバレでも言わないで欲しい派
最後まで騙し通して欲しい派なんだけど
ARちゃんは告知して欲しいって言ってたっけ

ポリープを取った後
Ｓ先生からのお話が無かったので
本当に心配してて
今日に至った

そしたら冒頭の
「ポリープを検査に出した結果、悪性のものでした
でも他には転移していない、癌は手術で取りました
なのでこの前の手術で治療は終わりです」
「この年齢で癌になったので要注意です
年に一回は胃カメラ、内視鏡をやってください
今回は手術後なので半年後に検査に来てください」
Ｓ先生が経過を＆結果を＆今後を
無駄無く丁寧に説明してくれた
「大腸癌でした」…過去形になってる
説明を聞いてて
母に次いでARちゃんのことも助けてくれた
わたしにとって大切な人を二人も助けてくれた
Ｓ先生は本当にスゴイ、素晴らしい医師です

そして別れた後は検診センターに行って
わたしの血液一般の再検査
医師曰く
「問題無い数値です、検診はホンのちょっとでも再検査になるので
他とのバランスから考えても大丈夫です、一応裁決しておきます」
だったので安心して
検診センターの人に
「先日の検診で血便で要再検査⇒ポリープ⇒大腸癌⇒治療出来ました」
検診の大切さをつくづく感じました、感謝しますと言いました

６年掛かったけど
ARちゃんとも今回のことを機に
本当の意味で夫婦になれた気がします
ARちゃんがカッコ良かったー