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パックさん2

 期末でそれなりに忙しいのであっさりと。

・日本「PAC3」ミサイル配備
http://news.xinhuanet.com/photo/2007-03/30/content_5916112_3.htm

 市民団体の皆様、新華社経由で皆さんの平和運動の様子と肖像が全世界に。
 頑張って勘違いを世界に晒してくれ。


別件
A級戦犯の合祀について、国会図書館の資料公開で日本と韓国のマスコミが鬼の首でも取ったように大騒ぎしている。

一例
・政教分離の原則は重い 靖国神社資料(和文、西日本新聞)
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/column/syasetu/20070330/20070330_001.shtml

 政教分離とは、ある特定の宗教の価値観の政治への容喙を禁じたものだと理解しているのだが、今回騒がれている行為がなぜ政教分離に抵触するのか筆者には理解できない。
 ただ単に、政府を叩きたいだけであろう。
 
 上記の記事で「戦争指導者であるA級戦犯の合祀については、中国など諸外国の反発に加え、国内でも異論が根強い。」と書かれた中国の正式な反応。

・29日中国外交部報道官記者会見(中文、外交網)
http://www.fmprc.gov.cn/chn/xwfw/fyrth/t307313.htm

Q:日本の国会図書館は、日本政府がA級戦犯をその他の戦没者と合祀(原文ママ)する事に関与したとする、靖国神社に関する資料を昨日発表しました。これについて何か評論はありますか?
A:その資料はまだ見ていない。しかし我々の靖国神社問題に対する態度に変化はない。

 私は特に、日中双方は両国間の政治的障害を克服し、友好協力関係を健全に発展の一致が成立していることを指摘したい。当面、日中関係は改善と発展の良好な関係が続くだろう。我々は両国が敏感な問題を適切に処理し、両国の関係を絶えず改善することを希望する。


これではとても「反発」とは呼べない。

 

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パックさんに

・入間基地ミサイル配備 市民団体が知事に要請書
http://www.saitama-np.co.jp/news03/27/07x.html

 文書では「PAC3の配備は基地周辺住民に不安を与えている」と指摘。問題点として【1】国民を守るためなら情報公開すべき【2】ミサイル防衛システムの完成は結果的に民生費の圧迫とならないのか【3】米軍と一体で進めることにより、集団的自衛権のかかわりで憲法違反になる―などを挙げている。

 

【1】
答え:「国民を守る」と「情報公開」の間には関連性はない。むしろ国民を守るためには情報は秘匿した方がよい。
【2】
答え:ステンレスのバケツを手に、核武装宣言すれば一番安くあがる。
【3】
答え:米軍と一体?前提となる事実関係の認識に問題があるようだ。敢えて私見を述べれば、「あんたが攻撃された時は助けないが、自分が攻撃された時は助けてくれ」などと抜かす奴を、誰が助けるか。


 

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枕詞

・ダイオキシン、性ホルモン阻害の仕組み解明 東大など(和文、朝日)
http://www.asahi.com/national/update/0328/TKY200703280401.html

 ダイオキシンが性ホルモンの働きを阻害する仕組みを、東京大学分子細胞生物学研究所の加藤茂明教授らが突き止めた。ダイオキシンが体内に入ると、女性ホルモンや男性ホルモンの受け皿(受容体)の分解を招くらしい。ダイオキシンの影響を新たな角度から説明するもので、今後の研究に弾みがつきそうだ。29日発行の英科学誌ネイチャーに発表する。

 ダイオキシンは、生殖器の発達異常を招くなどの内分泌攪乱(かくらん)作用があると報告されているが、仕組みはよく分かっていなかった。

 加藤さんや科学技術振興機構の大竹史明グループリーダーらは、ダイオキシンなどが体内で結合するAh受容体に注目した。Ah受容体にダイオキシンなどが結合すると、同受容体が活性化して、さらに別のたんぱく質と「複合体」をつくった。マウスでこの複合体を詳しく調べると、性ホルモンの受容体の分解を促していることが分かった。性ホルモン受容体が分解されてしまうと、性ホルモンが正常に働けなくなる。

 田中啓二・東京都臨床医学総合研究所所長代行は「内分泌攪乱作用の仕組みについて、新たな概念ができた。新たな薬の開発などにつながる可能性もある」という。


 まだ環境ホルモンの概念を引きずった記事ではある。
 それにしても、いつのまに枕詞が外れたのだろう。新聞社はそれまでの報道に訂正を入れたのだろうか?
 焚き火を全国から消し去った責任をどう取るというのか。

 


<<参考>>
・特集・ののちゃんの自由研究 - NIE(和文、朝日)
http://www.asahi.com/edu/nie/sv04/02_2.html

 またごみを勝手(かって)に焼くと、猛毒(もうどく)のダイオキシンなどが出ることもあります。

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光華寮の件

・【関連】上告20年たなざらし(和文、東京新聞)
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20070328/mng_____sya_____007.shtml

 文中の中国人留学生のコメントがこの問題の本質を言い当てている気がするので引用する。

「裁判のことは知っている。日本政府は中国と台湾は一つと思っているかもしれないが、中国では複雑。今も昔も法律ですぱっと切れるほど簡単には決着しないよ」

 この記事の中で、上の一文だけが異質で論理的だったのが皮肉。


別件
昨日の中国外交部記者会見で、慰安婦問題に対して切れた秦剛。
http://www.fmprc.gov.cn/chn/xwfw/fyrth/t306756.htm

Q:安倍首相が最近”慰安婦問題”について謝罪した。同時に日本政府高官の下村博文は、日本軍は”慰安婦”問題に関与していないと表明しました。中国の意見は?
A:実際のところ、あなたは日本政府に問うべきだ、この問題について誰に聞くべきですか?

 記者の国籍は不明なのだが、こういう誘導するような質問をよくするマスコミは某国に多い。普段の秦剛なら「この問題に対する中国側の立場はうんぬんかんぬん」と答えるところ。
 上記のように逆質問で返すとは、余程上からこの問題に触れるなと圧力がかかっているのか、この某国のマスコミ人を嫌っているのか。
 まるで某国の外務大臣のようだ。

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速報

・光華寮訴訟判決、1審に差し戻し…台湾の代表権認めず(和文、読売)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070327i211.htm

 中共勝訴
 下の記事を見ても分かるように、日本国内が微妙に反大陸になっているので、温家宝訪日目前に面子を丸潰しにするようなあこぎな判決を出すかとおもったが、日本社会もそこまで未熟ではないようだ。
 それならもっと塩漬にしておけばいいものを。

 

 


戦略変更

・2007/03/26-18:02 新書記、胡主席に「忠誠」=党大会へ地方の基盤固め-中国 (和文、時事)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2007032600534
 【北京26日時事】中国共産党は上海、天津両市と浙江、陝西両省などのトップに当たる党委員会書記を刷新したが、これらの新書記が「わたしは断固として中央の決定に服従し、胡錦濤同志を総書記とする党中央の指導の下、新任務の履行を決心した」(習近平上海市党委書記)と表明するなど、胡総書記(国家主席)やその政策に忠誠を誓ったことが26日までに分かった。地方が中央の指示を聞かず、腐敗や職権乱用、過熱投資などの問題が深刻化する中、胡氏は今年秋の党大会に向け、自分に従う地方指導者を抜てきして、権力基盤を着実に固めていく方針だ。

 強制連行の中国人原告敗訴、日本政府の河野談話と矛盾するあからさまな発言、があるにも関わらず、先週まで結構にぎやかだった新華網の反日報道が今週は下火。上の茶番で新華社の中の連中が空気を読んでいるのか、温家宝訪日に向けて中共が必死になっているのかは不明。
 前々から言われていたことだが、反日=反胡錦涛、という傾向がより分かりやすくなってきている。念のために断っておくが、逆は必ずしも真ではない。


備忘
・ニューズウイークに日本右翼が寄稿、中国侵略史を歪曲(中文、中国新聞網)
http://news.xinhuanet.com/overseas/2007-03/27/content_5902021.htm

 ニューズウイークに加世秀穎(Hideaki Kase)なる歴史学者が寄稿した。いわゆる「慰安婦」の40%は本土出身者だとか、そもそも「妓女」しかいなかっただとか、現在の日本なら中道と呼べる歴史認識で書かれた文章について、「世界抗日史実維持会」丁元常務副会長がニューズウイークに対して歪曲だとクレームをつけた。と米紙が報道。
 孫引きの孫引きなので、信憑性が非常に低い記事である。

 記述を読む限り、常務副会長とやらが、非論理的かつ感情的に抗議をしているようだ。正確にいうと論拠を提示していないので「抗議」以前の行動ではある。
 さりげなく南京事件の被害者数を4万人上乗せして34万人にしているあたりの抜け目無さが、なんとも小悪党を思わせる。

 国民性として、根拠なく自信に満ち溢れ、理由無く他国民を見下す人民が分布として多いので、この手の「自分が学校で習った内容以外は認めない」という態度は今後変わる事はあるまい。まして1989年以降「嘘」を教えられ、科学的な思考法を教えられなければなおさら。
 歴史問題が基本的に難しいのはそこに理由があると筆者は思う。

 ところで、加世秀穎(Hideaki Kase)=加瀬英明?

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歴史問題

・日本軍中華侵略の動かぬ証拠がまた一つ(中文、安徽商報)
http://news.xinhuanet.com/local/2007-03/23/content_5887890.htm

 1938年当時の、日中戦争を記録した貴重な出版物『画報 躍進の日本』が中国で発見された。

 というだけのありふれた話だと思うのだが、記事を読んでいるとなんともいえない違和感を覚える。
 タイトルを合わせると、文中に三回「日本軍の中国侵略の動かぬ証拠」というフレーズが出てくる。そもそも証拠とは事実関係に争議が発生した時に出されるものではなかろうか。
 つまりこの記事は「日本がかつて中国を侵略したという事実を認めない何者か」を前提とするのだが、誰がそのような主張をしているのだろうか。

 この程度の資料なら、遊就館にいけばいくらでも見られる。

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国内向け

・日本の”快速反応部隊”は隣国にとって脅威となる「遠征軍」だ(中文、国際在線ー世界新聞報)
http://news.xinhuanet.com/mil/2007-03/22/content_5880249.htm

 2005年度新防衛大綱で創設が決められた防衛大臣直轄部隊”中央即応集団”を指すものと思われる。
「後方支援人員に比べて、作戦人員が多く、重装備よりも高度技術装備が多い。装備は特殊車両、突撃武器、自衛武器、登攀具、軍用ヘリコプター、電子偵察車、小型艦艇及び各種銃器、手榴弾、火炎放射器、防毒具など世界一流である」などとこの記事における評価は一応高い。
 この多少無理がある高評価は、
「NATOの部隊と似たもので、隣国にとっては脅威である」
という、よくわからない結論の為に無理やりつけられたもののようだ。
 上にある装備は世界の陸軍では水準の装備で、一流でもなんでもない。

 中央即応集団について、新防衛大綱の言葉を借りるなら


「ゲリラや特殊部隊による攻撃などの各種の事態が発生した場合に事態の拡大防止などを図るため、機動運用部隊(ヘリコプター団、空挺団など)や各種専門部隊(特殊作戦群、化学防護隊など)を一元的に管理し、事態発生時に各地に迅速に戦力を提供する部隊として、中央即応集団(仮称)を新編する。
 また、国際平和協力活動に主体的・積極的に取り組んでいくため、陸自の部隊(先遣隊を含む。)を迅速に派遣して継続的に活動できるように国際活動教育隊(仮称)を新編する。国際活動教育隊は、師団や旅団などの国際平和協力活動の際に基幹となる要員に対して、平素から教育訓練を行うともに、各部隊で実施する訓練の支援や国際平和協力活動に係わる教訓などを研究・蓄積して教育訓練に反映することとしている。また、陸自の部隊を国際平和協力活動に迅速に派遣するとの観点から国際活動教育隊は、即応性を重視して新編される組織である中央即応集団(仮称)の隷下に新編する。」


となる。
 つまり脅威の形が新しくなったので、それに対する対応も新しいものになっただけであり、それは税金で養われている役人の国民に対する義務の遂行に他ならない。
 この中国紙はそんな事は百も承知で書いている、この内政干渉記事の目的は日本と距離を縮めようとしている連中への牽制以外にない。
 中共の中もなかなか激動が続いているようで飽きさせてくれない。


<<参考>>

・ミサイル防衛の拡充や陸上自衛隊中央即応集団の新編成など、米軍と一体となって「戦える自衛隊」づくりが本格化している。(社民

党)
http://www5.sdp.or.jp/central/timebeing07/danwa0303.html
・海外派兵の計画・訓練・指揮を一元的にになう陸上自衛隊「中央即応集団」(赤旗)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2007-02-22/2007022225_01_0.html

 論旨が同じなのは、つまりそういう事なのだろう。

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やっと続報

・安部政権慰安婦強制を否定、国際社会は困惑(中文、環球時報)
http://news.xinhuanet.com/mil/2007-03/21/content_5874191.htm

 日本政府の「強制証拠なし(16日)」決定に対する(一応)続報。
 問題そのものには触れずに、日本政府の閣議決定を「各国マスコミ」がどのように報道しているか、を伝えた記事。
 国際社会といいながら、赤旗まで含めた日本の新聞の他に引用しているのは、《ロザンゼルスタイムズ》と《ボストングローブ》のみ。閣議決定から5日、中共にしてみれば標準的な期間といえる。
 ただし扱ったのが「脊髄反射言い訳機関」環球時報のみであるところを見ると、中共内での対日姿勢の流れを整えているだけのような気もする。

 

 ここまで書いて、別の日本批判記事も発見

・日本の政治地位は何故ドイツにおよばないか(中文、環球時報)
http://news.xinhuanet.com/world/2007-03/21/content_5874183.htm

 内容としては、60年前の戦争について日本はドイツを見習って「謝れ」「反省しろ」「賠償しろ」、歴史認識を改めろ、という内容。
 批判方法としては目新しいものではないが、「解氷の旅」と位置づけている温家宝訪日直前のタイミングに、このような現首脳の外交相手を批判するような記事が表に出てきた方が注目に値する。
 
 国内のごたごたを外交でうやむやにする、逆に外圧を国内でのイニシアチブ形成に利用する、どちらの政治手法をどの国もよく使うが。中共の場合、歴史的なものかとは思うが、国内の反勢力の勢いを殺ぐまたは失脚させる為に外国にいちゃもんを付けるので、やられた方はたまったものではない。

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劉建超じゃねえ

 中国外交部の報道官が秦剛から劉建超にローテーション。生理的に受け付けない体型に加えて、この方は常識的なので面白くない。

3月20日外交部報道官記者会見
http://www.fmprc.gov.cn/chn/xwfw/fyrth/t304972.htm

 さて、注目したいのが質問の内容は六カ国協議に集中。そのせいもあってか、先週末の日本政府の従軍慰安婦に関する閣議決定には触れてもいない。
 恐らく一番安堵しているのは、劉建超自身だろう。

 この件に関して報道らしきものがあるにはある。

・村山富市日本は従軍慰安婦に道義的責任はある(中文、中新網)
http://news.xinhuanet.com/world/2007-03/20/content_5870637.htm

内容的にはこちらと同じ
・従軍慰安婦問題、政府は道義的責任ある=村山元首相(和文、ロイター)
http://www.worldtimes.co.jp/news/world/kiji/2007-03-20T171221Z_01_NOOTR_RTRJONC_0_JAPAN-251931-1.html

 論評を入れないところが「あいまい」戦術?

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いわゆる報道規制

 土曜日に速報を入れた、「政府が発見した資料の中には、軍や官憲によるいわゆる強制連行を直接示す記述は見当たらなかった」とする答弁書の件。5時間後に速報を入れて以降、中国のマスコミは沈黙を保っている。
 いや、環球時報が慰安婦問題に触れてはいるのだが、「日本政府が強制連行を認めず」といったような内容ではなく、「日本右翼と慰安婦問題」といったようなとらえどころのない総合記事。
 明らかに中国はこの問題を規制しようとしている。温家宝訪日に向けてのムードつくりなのだろうが、韓国政府が正式に抗議している現実においては、ここで騒いでおかないと上の答弁書を認めたことになろうかと思われる。
 日本としてはいい流れかと思えるのだが、なんともすっきりしない。

・日本右翼が中国に汚水をかける、中韓が慰安婦問題を騒ぎ立てていると(中文、環球時報)
http://news.xinhuanet.com/world/2007-03/18/content_5861303_1.htm


空母の件

・「建造中の中国製空母、3年以内に完成」 (和文、朝鮮日報)
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2007/03/19/20070319000034.html
 
 中国は航空母艦を独自に建造していることを初めて公式に認めた。
 中国国防科学技術工業委員会の張雲川主任(長官級)は16日、「自国の技術で空母を建造しており、準備作業は順調に進んでいる。2010年までに空母を完成させられるだろう」と述べた。これまで中国は空母建造について「推進可能」(秦剛外務省副報道局長)というあいまいな態度を示していた。 (後略)

 中国メディアの裏が取れないのでなんともいえないのだが、ここ数ヶ月の報道内容を見ているとあながち嘘でもなさそうだ。
 あなどることなく、冷静に対応してもらいたい。

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