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【雑感】日本時期主力戦車は市街戦用 性能は平凡【中文/千龍網】

http://news.xinhuanet.com/mil/2008-08/29/content_9733167.htm

 陸自の時期主力戦車TK-Xに関して分析された、29日の記事。
 筆者の側聞する限り、冷戦後の情勢(非正規戦の増加)に合わせる為にTK-Xは開発されたと記憶している。
 コンセプトとしては
・高度なC4I(作戦を指揮・統制用のデータリンクシステム、乱暴に例えれば戦場のLAN)
・火力、防御力、機動力の向上
・機動性向上の為の小型軽量化
・技術革新に対応するための拡張性の確保
 現行の90式では、C4Iを詰め込む冗長性がなく、外国の戦車は買ってきたのではでかすぎる上に、自衛隊のC4Iに改修するために、余計な予算がかかる。
 それならば、「自衛隊のドクトリンに最適化させた車両をつくってしまえ」という訳だ。
 つまりTK-Xを語るには、「非正規戦に対応するためのC4I」が外せないのだが、

 この分析をおこなった中国の記者は、
「大きなカラー液晶ディスプレイからして、90式より高度なデジタル化された情報システムを搭載していると思われる」
と書いておきながら
「しかし、戦車の索敵能力には限界があるため、データリンクシステムを採用したとしても、戦闘機に見られるような明確な効果は望めない」
などと書いてしまっており。どうやらC4Iの概念を、中途半端に理解しているようだ。

 中国記者の言うとおり、戦車の索敵能力が限られているからこそ、OH-1やAH-64Dなどのヘリとデータを直接リンクさせようというのがC4Iに他ならない。

 知識に偏りが見られる記者であればこそ、結論もややゆがんだものとなっている。(まあ、あの国のマスコミの場合、そこの浅いプロパガンダを楽しむのが通をいうものだが)

 簡単に書くと
90式と同じ性能でより小さい戦車を日本は開発した→それは航空機でも運べる→日本が大阪や東京で戦車戦をする訳がない
→つまり自衛隊(「その時に自衛隊という名称でいるかどうかはともかく」と嫌味を書く念の入れよう)は外国で市街戦をするための戦車を開発しているのだ

あえて突っ込みを入れるなら、軽いといえ44㌧の戦車が空輸できるか、ちょっと考えれば分かりそうなもの。
逆に言えば、後方への戦力展開、を解放軍は恐れているといえる。
そんなもの、なにも苦労して戦車を輸送しなくとも、普通に浸透突破が旧軍からのお家芸。

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