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PKO

<<中文記事>>
戦火の中中国の将兵は平和を堅守する -xinhuanet 2007.07.27 07:47 CST-
http://news.xinhuanet.com/world/2006-07/27/content_4882228.htm

レバノン南部に駐留しているPKO人民解放軍の活躍。

 司令部から情報のない中、独自のルートからイスラエルの空爆を知り、将兵を掩体壕に非難させ間一髪一名も死傷者をださなかった果断な大隊長の話。
 30度の気温の中、防弾衣をつけ汗まみれになってご飯をつくった炊事班長の話。
 イスラエルの武装ヘリとヒズボラが撃ち合い、自動車の窓ガラスが震える中、泣き叫ぶ難民を避難させた憲兵将校の話。
 15キロを1日かけて歩きとおし、2台のトラックを迎えにいった若い通訳の話。ちなみにこの2台で15日分の食料が確保された。
 イスラエル軍に橋をおとされ、迂回して7時間かけて帰隊した中隊長の話。
「平和維持任務は祖国が自分達に与えた新しい歴史的使命であります。事態がどのように変化しようとも、自分は永遠に自分の持ち場を堅守するのみであります」 淡々と語る若い兵隊。


 ちょっと微妙なエピソードが混じっている気もするが、爆弾が降る中任務に精励しているのは間違いない。決して食事の心配だけしている訳ではないようだ。
ちなみに補給と食事は最も重要である、三日も食わずにいたとやら、は決して美談ではない。
 15キロを歩くのに1日かかるのも、戦闘を避けつつ地震の被災地よりひどいありさまの市街地なのだから無理もない。トラックがたどり着けたのは、多分人民解放軍工兵が道路を修理したのだ、電撃戦的雷鋒精神で。


 実はレバノンよりも国内の宿営地の方が危険かもしれない。


<<和文記事>>
台風5号:鉄砲水で人民解放軍に被害、6人死亡 -中国情報局 2007.07.27 11:48 JST-
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2006&d=0727&f=national_0727_001.shtml

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すばらしいセンスです

A級戦犯の合祀は東京裁判否定が動機 -しんぶん赤旗 2006.07.25-
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-07-25/2006072502_02_0.html

 いやもう、これに突っ込みをいれるのは無粋というもの。
 この境地は最早悟りというべきだ。

 変なクスリでもやらないかぎり、凡人にはこんな文章書けない、恥ずかしくて。

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陛下のご発言のメモについて

小泉首相、天皇発言の「影響」否定 靖国参拝 -asahi.com 2006.07.20 21:08 JST-

 小泉首相は20日夜、靖国神社へのA級戦犯合祀(ごうし)に不快感を示した昭和天皇の発言が、自らの参拝に影響するかどうかについて「これはありません。それぞれの人の思いですから。心の問題ですから。強制するものでもないし、あの人があの方が言われたからとか、いいとか悪いとかという問題でもない」と語り、影響を否定した。首相官邸で記者団に語った。

 筆者には、小泉首相がいっている事が一番まともに見える。
「日本人ならば誰でも注目せざるを得ない人物」の発言を騒ぎたてるのは、危険ですらある。火炎瓶を投げ込むような単純な反応では済まない。

 現在の日本では「勅書」も「玉音」も制度に組み込まれていない。陛下があのとおりの発言をされたとしても、髪の毛一本ほどの影響があってはならないのである。もしこれで分祀されたら、法律に規定されていない「崩御した天皇の意思」なるものが権威をもってしまう。

 憲法の上位に「一個人の意思」が位置する国家は民主国家ではない。
 丁度隣にいいテストケースがある。どうなっているか見てみるといいだろう。

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PAC3配備への中国の反応

 沖縄市長の性格的偏りでも触れたが、どれだけ中国がMDを嫌がっているかの例証。

日本はあわてて米国MDに追従して小躍りしている ペトリオットを宝物のようにして -中国国防報 2006.07.13 08:42 CST-

(略)
 ペトリオットミサイルの攻撃性を見落としてはならない

 多くの兵器はすべて攻防が兼備している、あるものは攻撃性が突出し、あるものは防衛性が突出しているにすぎない。ミサイルを迎撃するのにもっとも優れた兵器がミサイルであるように、強力な防衛力を備えたミサイルは攻撃力にもすぐれているのだ。これが日本が広範に配備するPAC3がアジア地区の平和に危害を及ぼし、アジアの人民の不安を引き起こす原因なのだ。

 以下、イラク戦争ではタイフーンとホーネットを撃墜した。米軍は詳細を公表していないのでPAC3も危険かもしれない。レーダーの優秀性、発射架毎に16発を収めていることから連射性、とPAC3の攻撃性を説く。
『国防報』という割には軍事知識に乏しい内容、中国の新聞なので敢えて政治性を重視して書いているのだろうが。
 とにかく、日本の平和団体同様、中国もPAC3はお嫌い。

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PKO

基本的に取り上げないと言った舌の根が乾かないうちに。

レバノンにPKO派遣を 国連総長、安保理に要請 -共同 2006.07.21 10:17 JST-

 とっくにいってます、人民解放軍の工兵他190人が。
 今の状況で工兵はなんの役にもたたないので言い出したのだろうが。

【中国】レバノン危機:PKO中国軍、身動きとれず食糧不足 -2006.07.19 11:30 JST-

 レバノン南部にPKO(国連平和維持活動)で派遣されている中国軍がイスラエルの攻撃により身動きが取れなくなっている。19日付の新華社によると、食糧不足が深刻化しており、最長でもあと10日ほどで備蓄が尽きてしまうという。
 レバノンに派遣されている中国軍は主に工兵から構成されており、4月から任務を開始した。地雷除去、道路や建造物の修復などの人道支援に当たっている。
 中国軍の宿営地はイスラエルと対立するヒズボラの拠点のすぐ近くだという。イスラエルの攻撃により、中国軍の工兵部隊184人を含む約190人が宿営地の防空壕に退避している。これまでのところ死者及びけが人はいないもよう。
 しかし食糧不足が深刻化している。中国軍は食事の回数を1日2食に制限し、食事の量に上限を設けるなどの対策をとっているが、最長で10日程度で食糧は底をついてしまう見込みだ。また重装備をした炊飯部隊が十分に警戒しながら地上で食事の準備をしているという。
(略)

 ご苦労様というか、「重装備をした炊飯部隊が十分に警戒しながら地上で食事の準備」というあたり、他のレバノン関連の殺伐とした情報に比べると、なんとなくほのぼの感を覚えてしまう。
 補給の心配をしているあたり、やはりまっとうな軍隊なのだ。そういえば天安門事件当時でさえ、補給車両が襲われていた。

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イラン制裁決議案

 中東は歴史、政治、宗教的に複雑で素人がどうこういうには歯が立たない地区であり、このブログでは取り上げてこなかった、これからも基本的に取り上げるつもりはない。

 敢えて取り上げてみる、が筆者にはイスラエル国防軍のガザ、レバノン侵攻にコメントをつける知識も意思もない。

ヒズボラにイランがミサイル供給か、命中精度が向上 -YOMIURI ONLINE 2006.07.17 01:38 JST- 

 【エルサレム=三井美奈】レバノンのシーア派組織ヒズボラは16日、ハイファを攻撃した際に、イラン製ミサイル「ラード」を使ったとの声明を発表した。
 同ミサイルはこれまで対イスラエル攻撃に使われた旧ソ連開発のカチューシャ・ロケット砲より射程が長く、命中精度も高い。イスラエル軍はイランが兵器性能を著しく向上させている上、ヒズボラに大量に供給していることに衝撃を受けている。
(中略)
 国軍はさらに、イラン革命防衛隊の軍事顧問ら約100人がレバノン領内でヒズボラを支援しているとの見方を示している。


 アメリカが騒いでいたのは、こうなるのが嫌だったからなのだ。今北朝鮮で騒いでいるのも、同根といえる。

発射にイラン立ち会い ヒル米次官補 -共同 2006.07.21 00:44 JST-

 【ワシントン20日共同】北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議の米首席代表ヒル国務次官補は20日、上院外交委員会の公聴会で、北朝鮮のミサイル発射にイラン当局者が立ち会っていたと述べた。
(略)

 テポドン2は初期不良だったからまだいいとして、ノドンは完成品。核弾頭が乗っていない弾道弾は戦略的には無意味だが。
 そうこう考えているうちに、イランに対する制裁警告決議案が安保理に提出された。

イラン制裁警告決議採択へ 米英仏、安保理に提出 -共同 2006.07.21 11:56 JST-

 今度はは国連憲章7章41条に基づき、中露も方針を転換した模様。北朝鮮は当て馬でこっちが本命だったのかとさえ思える鮮やかさ。
 プライオリティはイランの方が高い。

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'06上半期中国の経済成長について

中国国家統計局の会見要旨 -asahi.com 2006.07.18 15:05 JST-

 [北京 18日 ロイター] 中国国家統計局は18日、上半期の国内総生産(GDP)統計を発表した。
 鄭京平・報道官の会見要旨は以下の通り。
<流動性引き締め策>
 (流動性引き締め策は)一部が効果をあげ始めている。最も最近の例は7月5日だが、こうした措置が経済に影響を及ぼすには時間がかかる。したがって、効果を見極める時間が必要だ。ただ6月の統計をみると、対策はすでに効果をあげ始めている。例えば、貸し出しの伸び率は6月に鈍化した。
<流動性>
 確かに流動性はかなり高く、信用も急ピッチで伸びている。これは、現在の景気局面で非常に顕著な問題だ。
<人民元>
 人民元相場形成メカニズムの改革は成功を収めている。元は柔軟性を増し、対ドルで上下に変動しているが、6月末までの対ドル上昇率は、最初の2.1%の切り上げも含め、3.5%に達している。これは、対外貿易や経済の安定化に好影響を与えている。
 中国経済が一段と世界経済に編入されていくにつれ、人民元相場の問題は、世界経済や国際問題と緊密に結びつくようになった。中国の金融システムに問題が生じれば、世界の金融システムにも悪影響を及ぼす。中国内外の投資家は、こうした問題の重要性を認識している。
 元の上昇などに賭けたいと考える投資家は、失敗する運命にある。
<物価>
 生産要素の配分の国際化が進んでいるため、生産コストが低下している。例えば、ウォール街で働く金融アナリストは年間20万ドル稼ぐかもしれないが、インドで金融アナリストを雇えば、報酬は半分以下になる可能性があり、コスト削減につながる。
 高水準の固定資産投資も、(物価上昇抑制の)もうひとつの理由だ。上流部門の価格上昇を消費者に転嫁することが難しくなっている。また現時点では、環境保護の強化や社会保障制度の導入に向けた取り組みが不十分だ。したがって、政策が十分に機能していないことも、生産コストの低さの一因となっている。
 もうひとつの理由は、過去の固定資産投資のため、過剰供給の問題が生じていることだ。短期的には引き続き、これがCPI(消費者物価指数)上昇率の低さの原因となる。CPIの大幅な上昇は現実的ではなく、予想していない。ただ最終的には物価は上昇するとみている。
<経済成長>
 統計を見ると、上期の経済成長率はある程度加速したが、過去数年の成長率をみると、経済成長のペースは実際にはかなり限られている。
 通年の景気動向については、全般的な状況は良好だが、成長が少し早すぎると認識している。
 全般的な状況は良好だ。企業の効率が増し、業績が拡大している。所得も、都市部・地方の双方である程度増加している。石炭生産・輸送のボトルネックも一部解消された。価格は緩やかに上昇している。
 固定資産投資が急激に伸び、生産能力が拡大している。したがって、供給は潤沢だ。さまざまな分野で需要が伸びている。このため、現段階では急激な成長は避けられない。
 下期の経済成長については、継続的な力強い成長を減速させる要因と支援する要因の双方が存在する。
<投資>
 投資の伸びが過度に急激になれば、過剰生産につながり、金融リスクが生じる。しかも、一部の(投資)プロジェクトは、あまり好ましくない。余計なプロジェクトであったり、収益率が低すぎたりする。
 こうした資源集約型の成長パターンは、巧みな成長とはいえず、政策当局も関心を示し、対策に乗り出している。 
<外貨準備>
 以前、中国で利益をあげた海外投資家は、利益を他国に移すことが多かったが、現在は、中国市場の状況が改善し中国で大きな利益をあげることが可能になったため、中国に再投資するケースも多い。
 中国政府には、高水準の外貨準備を保有する意向はない。その反対に、対外貿易の均衡を高める政策を導入し、適格国内機関投資家制度など、資本フローも調整している。
 こうした対策は、外貨準備の伸びを抑制することが狙いだ。
 中国へのハイテク製品の輸出許可についても、海外諸国からの支援が必要だ。中央政府によるこうした政策が効果的に実施されれば、外貨準備の安定した伸びにつながると考えている。
<対外貿易>
 中国政府には、貿易税制など、輸出入管理の強化を通じて対外貿易を改善する能力と自信と対策がある。
 対外貿易の半分以上が加工貿易であることを考えると、短期的に対外貿易を均衡化することは難しい。加工貿易の比率が高いため、貿易収支を赤字にすることはさらに難しい。
<海外直接投資>
 政府のすべてのレベルで、環境や用地利用の基準を標準化したため、海外からの直接投資は減少した。国内資本は潤沢で、他の多くの諸国が直接投資の誘致策を強化している。


 引用しておいてなんだが、なにを言っているのか理解できない。特に専門用語が多用されている訳ではないが、余計な言い回しが多すぎる上、文脈によっては文章同士が平気で矛盾していたりする。
 まるで、企業トップ同士の会話を聞いているようだ、いわゆる腹の探りあい。筆者の読解力不足を差っ引いても駄文である。

 こういう装飾過剰、意味不明瞭、一言でいうと「頭の悪そうな文章」を見ていると腹が立ってくるので、筆者なりに要点をまとめてみた。


流動性引き締め策:一部効果をあげ始めているように見えるが不明。
流動性:かなり高い、これは顕著な問題。
人民元:対ドルで変動しているが、為替市場任せにするつもりはない。
物価:最終的には物価は上昇するとみている。
経済成長:成長が少し早すぎると認識している。現段階では急激な成長は避けられない。
投資:資源集約型の成長パターンは、巧みな成長とはいえない。 
外貨準備:中国政府には、高水準の外貨準備を保有する意向はない。
対外貿易:短期的に対外貿易を均衡化することは難しい。加工貿易の比率が高いため、貿易収支を赤字にすることはさらに難しい。
海外直接投資:海外からの直接投資は減少した。

 これでだいぶすっきりした。
 総括すると「中国経済は暴走している」。
 上記では簡潔にすぎると思われる方には、下記の記事をお勧めする。ちなみに上も下もアサヒドットコム。


中国経済過熱、GDP11.3%増 投資抑制できず -asahi.com 2006.07.19 08:23 JST-

 中国経済の膨張に歯止めがかからない。中国国家統計局が18日発表した06年4~6月(第2四半期)の国内総生産(GDP、速報値)の成長率は11.3%と、四半期ではアジア通貨危機後で最大の伸びを示した。旺盛な固定資産投資が中国全土に広がり、経済は明らかに過熱局面に突入しているが、中央政府は有効な投資抑制策を打ち出せないでいる。
 国家統計局によると、06年上半期のGDP成長率も10.9%と、前年同期の伸びを大きく上回った。下半期も今のペースが続けば、政府の年間の成長目標である8%を大幅に上回るのは確実だ。
 ビルや工場、不動産開発など固定資産投資が大幅に伸びたことが全体を大きく押し上げた。特に今年上半期の都市部の投資は前年同期に比べて31.3%も増えた。
 一方、都市住民の収入の伸びはほぼ昨年並みの同10.2%増。国家統計局の鄭京平・報道官は「生活改善や消費拡大を伴った成長であるべきで、まるっきり投資頼みの現状は良くない」と指摘する。
 旺盛な投資を支えているのが銀行融資だ。中国人民銀行によると、今年5月の人民元建ての新規融資は対前年比2倍増の2094億元(約2兆9000億円)。通貨供給も6月末段階で対前年比18.4%増だった。
 人民銀は4月、企業への貸出金利を0.27ポイント引き上げる利上げを1年6カ月ぶりに踏み切った上、今月5日には預金準備率を8%に0.5ポイント引き上げた。だが、いずれも小幅だったこともあって、投資熱を収めるには至っていない。
 上海や広東省など従来の経済発展の中心だった沿海部以外でも、都市化を進めたい地方政府が積極的に成長重視の開発を続けており、中央政府の抑制策がきかない状態となっている。
 統計局は「融資の伸びが速すぎる」(鄭報道官)と新たな引き締め策の必要性を指摘。人民銀は18日、過剰融資や不正融資を食い止める一環として全国規模で企業信用情報のデータベースを急いで構築する方針を明らかにした。


 中共も重々承知しているのだが、地方がいう事を聞いたフリをしながら聞かなかったり、あるいは聞こえないフリをしたり、いう事の抜け道を探したりで思うようにいかない。
 旧ソ連とまではいかなくとも、EUかせめて合衆国水準まで体制を変えれば、より現実に近い形態になるので中共自身も楽。ただしそれをやってしまうと、既得権益を失う人間がやたらと出るので不可能。
 つまりどうなるか?---桶屋が儲かるのだ。

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理解できない

 このブログの主題は「愉快な国際時事ネタの解釈」である。「愉快な」は「国際時事ネタ」「解釈」どちらにも懸かるようにこの語順にしてある、往々にしてネタに刺激され、愉快な解釈が導き出される事が多い。もっとも愉快なのは筆者の思考過程だけかもしれない、結論はさして面白くもない。

パトリオット配備に抗議 沖縄で500人反対集会 -Yahoo!ニュース 2006.07.19 21:05 JST-

 日米両政府が計画している沖縄県の米軍嘉手納基地などへの地対空誘導弾パトリオット(PAC3)配備に反対する集会が19日夜、同県北谷町の公園で開かれた。沖縄平和運動センターなどが主催、約500人(主催者発表)が参加した。
 沖縄市の東門美津子市長は「県民の思いは基地の整理縮小。北朝鮮の(ミサイル発射)行為は許せないが、PAC3の配備は絶対にまかりならない」と訴え、会場からは「基地の機能強化だ」などと、抗議の声が次々と上がった。参加者は集会後、同基地に向けてデモ行進した。
(共同通信) - 7月19日21時27分更新

「楽しむ」と書いたが、筆者には参加者の行動も、なぜ市長が「県民」を代表するかのような発言ができるのか(言ったのが県知事ならばまだ分かる)まったく理解できない。更に理解できないのは、北朝鮮の行為とPAC3配備を並べて扱っていることであり。許せない:「絶対に」まかりならない、前者と後者に対する温度差に到っては、次回の選挙を心配してしまう。
 PAC3は嘉手納にだけ配備される訳ではなく、全国配備の手始めというだけなのだが、現在の日本の体制において直接選挙で選ばれた首長が絶対にまかりならないという事は沖縄市だけMDは不要だというに等しい。とにかくPAC3は嫌いなようだ。

 ところで、隣国における米国の軍事プレゼンスの変化に中国がどの程度関心を持っているかという例。

在韓米軍司令、米韓連合司令部解散を証言 -中新網 2006.07.14 11:59 CST-
在韓米軍15基地を返還へ -新華網 2006.07.15 16:03 CST-
在韓米軍15軍事基地を返還 -XINHUA DAILY TEREGRAPH 2006.07.16 10:59 CST-
地方軍に甘んじる訳ではない、在韓米軍は東アジア全体の管制を考えている -環球時報 2006.07.19 07:25 CST- 
米国、戦時作戦統制権を4年後に移動-新華網 2006.07.19 13:07 CST-
以上、中文
在韓米軍、15基地を韓国に返還 -人民網日本語版 2006.07.16 13:06 CST-
以上日文

 比較してはいないが、韓国国内での記事とほぼ同等程度。この中国が非常にMDを嫌がっている事を考えれば、上に書いたPAC3が嫌いな理由は納得できる。一市長が県民を代表するかの如き発言は、おそらく性格が偏っているのだろう。


 別件:

昭和天皇、A級戦犯靖国合祀に不快感・元宮内庁長官が発言メモ -NIKKEI NET 2006.07.20 07:00 JST-

 様々なマスコミが報道しているが、なぜ記事になるのかこれまた筆者には理解できない。政治家でもない、強いて言えば一象徴にすぎない個人の価値観になにか意味があるのだろうか?

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どうやら切られたらしい

「北のミサイルは不意打ち」中国軍最高幹部が明かす -YOMIURI ONLINE 2006.07.20 10:21 JST-

 【ワシントン=貞広貴志】「北朝鮮のミサイル発射は、私には不意打ちだった。多くの中国政府高官にとっても同様だった」――。
 中国軍の実質トップである郭伯雄・中央軍事委員会副主席は19日、ワシントンの国防大学で講演した後、質疑に応じ、中国の北朝鮮ミサイルについての情報がきわめて限定的だったことを明らかにした。
 郭副主席によると、中国軍にとって発射の一報は、「米情報機関を情報源とする報道」だった。ただちに部下に指令を出し、事実関係の確認を急いだが、「北朝鮮筋からの情報はあいまい」で、発射の証拠をつかむのに手間取ったという。
 郭副主席は、「北朝鮮は現状について独自の見方をし、独自の行動を取る。中国が何をしろとか、するなとか強制できない」と、中国の北朝鮮に対する影響力が限られていることを強調した。
 郭副主席は軍機構で、中央軍事委主席を兼任する胡錦濤・国家主席に次ぐ最高幹部。外国の関係者の質問に答え、中国軍の“限界”を明かすのはきわめて異例とされる。
 ただ、米ブッシュ政権が突きつける「中国はさらなる影響力行使を」との要求をかわす政治的発言との見方もある。

 不意打ちだったとしても政治的発言だとしても、中国の朝鮮に対する情報収集力(=影響力)が限定的だという結論に変わりはない、影響力はあるがババは引きたくないというのなら別だが。
 実際テポドン2への中国の対応が日米の後手後手に回ったことや、中国国内の反応を見る限り本当に知らなかったというのが確かだと思われる。
 郭伯雄の発言は事実(一部かも知れないが)を述べることにより、自国の苦境を説明、今後の責任を回避、になっていて見事に政治的。
 食えないジジイだが、朝鮮が切られたのは確かなようだ。

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瀋陽軍区の行動

今月5日の筆者の記述より。
『40秒、技術的な限界』
「んー、これで国境線に第39集団軍(瀋陽軍区指揮下)でも集結していれば話は簡単なのだが、演習をするとも聞いてないなあ」

瀋陽軍区は朝鮮国境を管轄している。
今日、新華網の軍事新聞をあさってみたら、7日からようやく「演習」の記事が出始めてはいた。

瀋陽軍区某装甲団野外演習 -解放軍報 2006.07.07 07:59 CST-
瀋陽軍区総合実弾訓練を実施 -解放軍報 2006.07.12 08:28 CST-
瀋陽軍区某装甲師団、新旧装備を組み合わせた戦力増強訓練を実施 -解放軍報 2006.07.18 10:45 CST-
瀋陽軍区「鷹」偵察分隊「電撃行動」偵察演習 -中国国防報 2006.07.19 10:39 CST-

記事のとおりの演習が本当に行われていると好意的に解釈すれば、5月上旬から演習は始めていたようなので「現場レベルでは渡河させろと大騒ぎになっているものの、中央の腰が定まらないので動くに動けない」といったところだろうか。シビリアンコントロールが正常に働いていると言える。

ところが
・記事の出元が解放軍報、中国国防報、いわゆる大本営発表である
・ようやく中共の姿勢がぼんやり定まりかけてきた7日になってようやく記事が出てきている
・これだけ注目されているにも関わらず、外国のメディアも政府も一切瀋陽軍区の動きには触れていない
以上三点から、おっとり刀どころか、国内向けのアリバイ工作としか思えない。
どの国の軍隊であろうと、軍人らしいキビキビした行動が好きな筆者にとっては残念な限り。

このようなぬるい国からすれば、5日以降日本の官民がとった右向け右的対応は、まさに「軍国主義」に見えるに違いない。

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