妄想による愉快な国際時事ネタ解釈
四生の盲者日記
2006.03.24雑感
一方的な円借款の見送り、関係に無益
http://www.people.ne.jp/2006/03/24/jp20060324_58445.html
国連分担金めぐる日本の提案、中国は断固反対
http://www.people.ne.jp/2006/03/24/jp20060324_58440.html
丁度去年もこの位からでしたかねえ「日本入常反対キャンペーン」が繰り広げられたのは、新華網本家もうトップに来てます。
例えると「ウチは貧乏なんだからお金貸してー、ウチは貧乏なんだから町内会費上げられても困るー」
<<ご参考>>
兵器輸入、中国が最大 過去5年で計1・5兆円
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060323-00000079-kyodo-int
というのも表面的な見方ですな、中共は一枚岩ではありませんので。今回の件(に限らず、日中関係のぎくしゃくは)日本が釣り針を垂れている訳ですが、それに食いつく事が自分の利益になる勢力が中共の中にいるのですな。一件脊髄反射に見えますが。
それはそうとして、日本の国益を考えれば上2件の記事の対応は正解だと筆者は考えます。
駄文
久々の駄文です。
1.<比エストラダ前大統領>被告人質問開始 9月にも判決か
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060322-00000126-mai-int
「被告人質」とは?
2.年間20万個が紛失、盗難 航空手荷物で初の統計
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060322-00000038-kyodo-bus_all
「空手荷物」だったら無くそうが、盗まれようが別に構わんと思うのだが。
何故だろう・・・桜が咲いてるというのにとても寒いよ
2006.03.23環境
経済産業省が1989年以前に生産中止になった中古電子楽器、音響機器、映像機器については「ビンテージ」としてPSE規制対象外とするとの事。
・流通量が少ない
・シンセサイザーなどは関係者が89年以前に生産中止となった機器を「ビンテージ」と呼んでいる
のが理由。法律の主旨から外れているような気がする。
取りあえず、芸術家の皆様、発火、感電は自己責任で。
などと書いていたら、なにやら事態は怪しげな方向に。
すべての中古に適用除外を PSEで坂本龍一さんら
>すべての中古の電気製品を除外するよう訴えた
人それぞれ意見はおありでしょう、記者会見で何を言ってもらっても構いません、PSE制度の施行に不手際があったのも事実でしょうが。
自分等が選挙で選んだ国会議員が(かなりルーズにとはいえ)通した法律を、施行後ましてや猶予期限切れぎりぎりの土壇場になって自分等に不利益になりそうな雰囲気だからゴネるてえのは、これは民主主義の否定ですな。
権利と責任を全く理解していない、もっというと衆愚の匂いがぷんぷんする。
記者会見されたミュージシャンの皆様、例えば、中古電気製品からの発火で死人が出ても責任とれるのでしょうか?ダイオキシンが発生するというので被覆の材料として塩ビが使えなくなり、ここ5年位の製品は配線が燃えやすくなっているのだが。
2006.03.22環境
厚生労働省は21日までに、新型インフルエンザが国内外で発生した際に、患者の強制的な入院や就業制限などの措置が取れる「指定感染症」に指定するかどうかを判断するための基準を、国立感染症研究所と共同で作る方針を固めた。
昨年11月策定の政府の対策行動計画は、国内外で新型が起きれば速やかに政令で指定感染症とするよう規定。しかし、行動や就業を制約する指定を、ウイルスの感染力などに関係なく行うのは人権上好ましくないため、指定の可否を評価する基準を設けることにした。
基準の検討項目として感染力や患者の症状の重さ、死亡率、発生地などを想定している。
(共同通信) - 3月21日19時21分更新
「指定感染症」は「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」(H16.12.1改正、H17.4.1施行)に定められています。以下抜粋
この法律において「指定感染症」とは、既に知られている感染性の疾病(一類感染症、二類感染症及び三類感染症を除く。)であって、第三章から第六章までの規定の全部又は一部を準用しなければ、国民の生命及び健康に重大な影響を与えるおそれがあるものとして政令で定めるものをいう。(同法六条の6)
「指定するかどうかを判断するための基準を作る方針を固めた」とはまた見事な官僚的言い回しです。高病原性トリインフルエンザは「四類感染症」インフルエンザは「五類感染症」にそれぞれ指定されているのですが、上にも書いてある通り新型インフルエンザについては「後手に回る恐れがある」と誰かが思いついたのでしょう。
指定感染症に指定された場合どうなるか、ちょっと剣呑な話。
1.感染の疑いがある人は、健康診断を受けさせられます
2.感染の疑いがある人は、就業が制限されます
3.感染の疑いがある人は、強制的に入院させられます(十日間、「協議会」の同意があれば延長可。ただし30日を越えた場合、患者は審査請求ができる)
4.知事は汚染された疑いのある、場所を消毒させることができます
5.知事は汚染された疑いのある、物件の移動を禁止できます
6.知事は汚染された疑いのある、死体の移動を禁止できます(死後24時間以内の「火葬」が基本)
7.知事は汚染された疑いのある、水について給水制限できます
8.知事は汚染された疑いのある、建物について立ち入りを禁止できます
9.知事は汚染された疑いのある、場所との交通を禁止できます(72時間限定)
「ただしこれらの措置は必要最低限でなければならない」とのただし書きつきですが、SF映画のシーンのようではありますな。
あまり脅かすのもよくないので、この法律の目的と理念及び国民の債務を抜粋します。
(目的)
第一条 この法律は、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関し必要な措置を定めることにより、感染症の発生を予防し、及びそのまん延の防止を図り、もって公衆衛生の向上及び増進を図ることを目的とする。(基本理念)
第二条 感染症の発生の予防及びそのまん延の防止を目的として国及び地方公共団体が講ずる施策は、保健医療を取り巻く環境の変化、国際交流の進展等に即応し、新感染症その他の感染症に迅速かつ適確に対応することができるよう、感染症の患者等が置かれている状況を深く認識し、これらの者の人権に配慮しつつ、総合的かつ計画的に推進されることを基本理念とする(国民の責務)
第四条 国民は、感染症に関する正しい知識を持ち、その予防に必要な注意を払うよう努めるとともに、感染症の患者等の人権が損なわれることがないようにしなければならない。
日本人は法律に対して杓子定規になりすぎる嫌いがあります、私を含めて。目的と理念を抑えた上で、最悪に備えてもらいたい、備えたいもの。
WHOの発表でもH5N1の死者がとうとう累計で103人になりました。亡くなった方のご冥福をお祈りいたします。
2006.03.21環境
4月に米上陸の恐れも=鳥インフルエンザの警戒強化
【ワシントン20日時事】ノートン米内務長官は20日の電話記者会見で、世界各地で感染報告が相次いでいる高病原性の鳥インフルエンザH5N1型ウイルスの米上陸時期について「渡り鳥は4月にアジアからアラスカ州へ移動し始める。そのころから同州で(検査した鳥から)陽性の結果が出始めるかもしれない」と述べた。
同長官は、ジョハンズ農務長官、レビット厚生長官とともに会見。感染源である渡り鳥の監視強化などを柱とする早期警戒強化の方針を表明した。米国ではまだH5N1型の感染は確認されていない。
2006.03.20環境
リン酸オセルタミビル製剤(製品名タミフル)の副作用
中外製薬のサイト『タミフルの添付文書情報』より、今更ですが。
以下引用
「カプセル剤の承認時までの調査309例において、副作用は、85例(27.5%)に認められた。主な副作用は、腹痛21件(6.8%)、下痢17件(5.5%)、嘔気12件(3.9%)等であった。(承認時)
ドライシロップ剤(1~12歳の幼小児)の承認時までの調査70例において、副作用は35例(50.0%)に認められた。主な副作用は、嘔吐17件(24.3%)、下痢14件(20.0%)等であった。(承認時)(1)重大な副作用
1) ショック、アナフィラキシー様症状(頻度不明):ショック、アナフィラキシー様症状があらわれることがあるので、観察を十分に行い、蕁麻疹、顔面・喉頭浮腫、呼吸困難、血圧低下等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。2) 肺炎(頻度不明):肺炎の発症が報告されているので、異常が認められた場合にはX線等の検査により原因(薬剤性、感染性等)を鑑別し、適切な処置を行うこと。
3) 肝炎、肝機能障害、黄疸(頻度不明):AST (GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP、Al-Pの著しい上昇等を伴う肝炎、肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
4) 皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)(頻度不明):皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)等の皮膚障害があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
5)急性腎不全(頻度不明):急性腎不全があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
6)白血球減少、血小板減少(頻度不明):白血球減少、血小板減少があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。
7)精神・神経症状(頻度不明):精神・神経症状(意識障害、異常行動、譫妄、幻覚、妄想、痙攣等) があらわれることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し、観察を十分に行い、症状に応じて適切な処置を行うこと。
8)出血性大腸炎(頻度不明):出血性大腸炎があらわれることがあるので、血便、血性下痢等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
(2)その他の副作用
次のような副作用があらわれた場合には、症状に応じて投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。(後略)」」
引用終わり
昨年11月「異常行動」がマスコミで騒がれましたな。
さて、ここで毒性学の原理に話が飛ぶのですが。
「あらゆるものは毒であって、毒性をもたないようなものは何ひとつ存在しない。ある毒物が毒でなくなるのは、適度な用量のみである」パラケルスス
例えば、カフェインのLD50は190mg/kg、コーヒー一杯中に、カフェインは100mgぐらいは含まれるので、体重50kgの人が、90杯を一気に飲むと普通死にます。発ガン性まで触れると話がややこしくなるので、また別の話として。
パラケルススに言わせると「毒にも薬にもならない」この命題は偽ですね。「あらゆるものは、用量によって毒にも薬にもなりうる」と言うべきでしょうか。
もしインフルエンザに罹ったら、自分の免疫系の暴走に殺されるか、リスクを許容して薬を飲むか。
タミフルが新型インフルエンザに効くかどうかは、未知数ですけどね。それでも罹患者が出たら投与されるでしょうな、パンデミックを防止する為に。
<<参考>> 一週間前の記事ですが。
バイオテロの兆候キャッチ 感染研が監視網構築へ
生物兵器を用いたバイオテロの発生や新型インフルエンザの国内流行などの兆候を、急病患者のわずかな増加などから検知する監視システムの構築を、国立感染症研究所感染症情報センターが13日までに始めた。
救急搬送データや病院の外来記録などを継続して集めて分析、発熱やけいれん、嘔吐(おうと)などの初期症状を訴える患者が10人以上、ある地域に偏って発生した場合に「異常事態」と判定する。複数の重症患者が出て初めて対応する現状より数日早く、医療チームを派遣して診断や汚染除去、拡大防止などの早期対応を取れるようになるという。
同様の監視網は米国で運用実績があり、将来は全国の医療機関や消防本部などからの情報を解析する「症候群サーベイランスセンター」を設置するなど、集中的な運用体制が必要としている。
(共同通信) - 3月13日9時8分更新
"Collateral Damage"というやつ。
2006.03.17雑感
【ワシントン=山本秀也】米国防総省のロッドマン次官補(国際安全保障担当)は十六日、公表ベースで十八年連続での二ケタ増となった中国の国防費について、未公表分を含めた実質額が円換算で最大十二兆円規模に上るとの見方を示した。米議会の超党派諮問機関「米中経済安保調査委員会」の公聴会で語った。
中国政府が公表した今年の国防費は、二千八百三十八億元(約四兆一千億円)だった。米側は、他の費目に分散された予算を含む中国の実質国防費が公表分の二-三倍に達するとみてきたが、同次官補は今年もこの判断に変わりがないことを挙げて、「今年の実質国防費は七百億ドル(約八兆二千億円)から千五十億ドル(約十二兆三千億円)と推計される」と証言した。
同次官補は、米中の安保交流が拡大しつつあることを歓迎しながらも、中国が進める海空軍装備、弾道ミサイルの急激な強化に強い懸念を表明。台湾海峡での軍事紛争の危険を警告するとともに、東アジア地域での米国と同盟国に対する脅威となりつつあると指摘した。
一方、同委員会のバーソロミュー副委員長は冒頭発言で、中国の軍拡について「台湾への武力統一を図る際に、米国と同盟国の部隊が介入することを排除、遅延させる狙い」と語った。
(産経新聞) - 3月17日2時46分更新
情報源が産経なんでアレですが、中国の国防費が脅威なのは確か。
いや、それが主題なのではなく
「やっぱ、3倍でしょう、3倍、赤いから」
これがいいたかっただけです、すみません。
2006.03.16環境
電気用品安全法の件
<PSEマーク>音楽家団体が経産省に要望書 7万人署名も
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060316-00000012-mai-bus_all
国の安全基準に適合することを示す「PSE」マークがない一部家電製品の販売が4月から禁止される問題で、演奏家や作曲家らで作る「日本シンセサイザー・プログラマー協会」の松武秀樹会長らが15日、経産省を訪れ、音楽に使う中古機器を規制対象から外すよう求める要望書を7万5000人分の署名とともに提出した。
(毎日新聞) - 3月16日1時19分更新
今更の話ですが、PSEマークがついていない「特定電気用品」をリユース(リサイクルじゃないですね)販売する時は、民間の専門機関で適合性検査を受けてPSEマークをつけてから売ってね、という内容の法律。一部の電気製品は3月31日から適用されるため、問題になっている。
引用した中古電子音楽機器について、結局「ビンテージ品」は規制から外されるらしいのですが、そもそも音楽機器は「特定電気用品」に含まれていない。つまり「専門機関の適合性検査」は不要。絶縁耐力計を買ってきて、自主検査をすれば売っていい。検査項目は外観、絶縁耐力、通電検査のみ。絶縁耐力計は10万ちょっとするが。
ちなみに「特定電気用品」はこんな感じ。下に書いた他にも「温度ヒューズ」とか「電撃殺虫機」とか素敵なのもリストアップ(合計112品目)されてはいますが、一般消費者が買うだろうというもので。
http://www.meti.go.jp/policy/consumer/seian/denan/hourei/denkiyouhin_ichiran/tokutei_denki.htm
★電気便座
★電気温蔵庫
★電気温水器
★電熱式吸入器
★その他の家庭用電熱治療器
★観賞魚用ヒーター
★観賞植物用ヒーター
★電熱式おもちや
●電気ポンプ
●電気井戸ポンプ
★冷蔵用のショーケース
★冷凍用のショーケース
★アイスクリームフリーザー
★ディスポーザー
●電気マッサージ器
★自動洗浄乾燥式便器
★自動販売機
★浴槽用電気気泡発生器
★観賞魚用電気気泡発生器
★その他の電気気泡発生器
★電動式おもちや
★電気乗物
★高周波脱毛器
★磁気治療器
★:平成18年3月末に猶予期間切れ
●:平成20年3月末に猶予期間切れ
「電気便座」やら「高周波脱毛器」中古で買います?
電子音楽機器は、「特定電気用品以外の電気用品」にカテゴライズ(合計338品目)されています。
http://www.meti.go.jp/policy/consumer/seian/denan/hourei/denkiyouhin_ichiran/tokuteigai_denki.htm
248番目に「電気楽器」で載っているのが、それですね。
★ワッフルアイロン
★電気たこ焼き器
★電気牛乳沸器
★電気湯沸器
★電気茶沸器
★電気酒かん器
★電気湯せん器
★電気蒸し器
★ひげそり用湯沸器
★電気育苗器
★電気ろくろ
★電気捕虫機
★電動脱穀機
★電動もみすり機
★電動わら打機
★電動縄ない機
★選卵機
★洗卵機
★園芸用電気耕土機
★昆布加工機
★するめ加工機
★おしぼり巻き機
★おしぼり包装機
★超音波ねずみ駆除機
★家庭用低周波治療器
★家庭用超音波治療器
★家庭用超短波治療器
★:平成18年3月末に猶予期間切れ
なにをもって「ビンテージ」と呼ぶのかよくわかりませんが、「ビンテージシンセサイザー」も「電気茶沸器」と同じということで。個人的には「電動わら打機」が自主検査でリユースされる方が怖い、農協がちゃんとするのだろうが。
基本的に自分が販売したものの品質、安全については販売者に責任があると考えています。責任を追いかねる製品であれば仕入れてはいけませんし、法規制についても当然アンテナを立てておかなければなりません。知らなかったからなんとかしてくれでは、速度規制の標識が見えなかったと言い張る速度違反者と同じ。
シンセサイザーの問題については、根本にこの法律に関する誤解がある気がしますがね。
関係あるのかどうか。【地球温暖化の原因を正しく理解している人は1割】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060315-00000408-yom-soci
正解はリンク先を見てもらうとして、温暖化のなにが悪いのでしょうか?ぬくくなっていいべ、とか思ってませんか?
2006.03.15雑感
【雷峰がネットゲームの主役に、昇進したいならば絶えず良い事をしなければならない】新華網2006年03月15日 08:17CST
雷鋒といっても、若い方にはピンとこないでしょう。イチゴの品種の雷峰と紛らわしいですが、峰ではなく鋒です。
22歳で事故死した人民解放軍の兵隊で、とにかく親切な人だった(破れた靴下を繕ってあげたとか、おばあさんを背負ってあげたとか…)とされています。
毛沢東がべた褒めしたこともあり、中国人にとってはおなじみの「英雄」ですね。日本で言えば、これも若い方にはピンとこないと思いますが、「木口小平」とか「広瀬武夫」とか「爆弾三勇士」とか…いや雷鋒は別に戦果を上げた訳ではありませんし、英雄的な最期を遂げた訳でもありませんが(倒れた電柱の下敷きだったか、輸送事故だったかで亡くなったらしい)。とにかく「体制により作り上げられた英雄」なのですな、まあ、英雄なんざそんなもん。
この雷鋒おじさんになってプレイするネットゲームが、新華網に取り上げられております。名称も「雷鋒に学べ」昔よく聞いたコピーですね。
でまあ、プレーヤーはなにをするかといいますと、もっぱらパラメーターを上げていくのですが。パラメーターを上げるには、やっぱり靴下を繕ったり…質素な服で過ごしたり…スパイをぼかぼか殴ったり…反革命分子と闘争したり…するわけです。ああ、パラメーターは「経験値」と「忠誠値」の二つです。
アイテムとして「毛沢東語録」が用意されているようです。
で、エンディングはどうなるか…
毛主席に会える…
天安門広場で… なんという光栄!
なんというか、クソゲとしか表現し得ないのですが、クソゲをわざわざ記事にするのだからなにか魂胆はあるのでしょう。
この記事の下に、ネットゲーム依存の子供の症状だとかが取り上げられておりまして、それは必死こいて中共のネット規制を正当化しているようにしか筆者には読めないのですが。ネット依存の子供にクソゲ預けて「雷鋒に学べ」ですか、ああそうですか。
2006.03.14環境
【台北13日共同】ジュネーブ発の中央通信電によると、世界保健機関(WHO)は13日、高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)の感染地域を示したウェブサイト上の2つの地図の色分けを修正し、台湾を感染地域から外した。
台湾の外交部(外務省)は10日、台湾でH5N1型の感染例がないのに中国と同様に感染地域に色分けされたとしてWHOに強く抗議、修正を申し入れていた。
WHOスポークスマンは「これまでの地図は国別の表示だったが、地域別に直した。これでより詳細に感染状況が示せる」と述べた。
(共同通信) - 3月14日0時51分更新
このニュース迷いました「環境」に分類すべきか「雑感」に分類すべきか。一応WHOは政治と無関係ですので、とりあえず「環境」に分類しておきます。
疫学的な観点からすれば、WHOスポークスマンのいうとおり感染は人間の勝手な線引きとは無関係です。ただし、衛生、防疫、医療がしっかりしている「地域」とそうでない「地域」では明らかに感染に差が出ますので、今回のようなややこしい(一言でいえば「実効支配」なのですが)ケースは発表に困るでしょう。実際、あれだけ流行地域と人の往来が盛んであるにも係らず、台湾では一人も患者が出ていません。
さて、「環境」的な感想はこの位にして。
最近台湾問題でカリカリしている中共が、どう反応するのか非常に楽しみではあります。「二つの中国云々、内政干渉云々」のお決まりパターンでしょうが、それはそれで。
« 前ページ |